Last modified 11/20/98
祝典詩曲
Festive Poem
- 曲解説
- この曲はオーケストラがリズミカルな主題を力強く演奏し、金管の軽快なアクセントが印象的です。
曲の長さは20分程度あり、ハチャトゥリアンの同レベルの曲は交響曲(第1番-第3番)があります。
これには当時の状況が大きく関わっています。
当時は悪名高い、ジダーノフによる芸術批判が行われており、交響曲第3番も批判の対象となったのです。
本来ならば交響曲第3番と同じく、単一楽章の交響曲として発表される予定でしたが、当局の干渉を避けるために彼はこの曲を「交響曲」としてではなく、「祝典詩曲」として世に送り出しました。
1950年にガウク指揮ソ連国立交響楽団により初演されました。
- オススメ音源
- レールモントフ組曲ほか CRCB-80001(国内版),CD DCA 946(直輸入版)
指揮 L.チェクナヴォリアン
演奏 アルメニアフィルハーモニー管弦楽団