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トムテックからのご提案(2006.09.18)
専用ルームシアターの場合

専用シアタールームの場合、施工者の意向が色濃く反映いたします。

「この場所で、映画や音楽を楽しみたいんだ。」「その為の専用の部屋作りなんだ。」

ということです。ここで大切な事は、部屋の大小ではなく、楽しみ方になってきます。
友人が遊びに来た時に多少の優越感があり、忙しい毎日の中の憩いのひと時を過ごせる空間であり、日常とは違うスペースとして捉えていきましょう。それらを踏まえてお部屋のレイアウトを考えていきます。

ポイントは5点。
@お部屋のインテリアをコーディネイトしましょう。

いろいろと想像が膨らみます。なんといっても専用ルームです。

今一度自由な発想でお部屋をイメージしてみましょう。限られた空間ではあっても、
ハウスメーカー(工務店)さんはその思いをきっと実現してくれるはずです。

音響を考え、天井の高さを少し高めにしてみようとか、傾斜を付けてみようとか、左右壁に角度を付けてみようとか、壁紙の素材は厚手の布クロスにしようとか、スクリーンの両サイドは黒の壁紙にしちゃおうとか、照明はダウンライトとライティングダクトにして調光機は必須だなとか、間接光を取り入れようとか、機材を壁収納にしようとか、ソフト収納の為の造作棚を作ろうとか、スピーカー置くところだけは石質の床材にしようとか、スクリーンはパネルタイプを壁に貼っちゃおうとか、スピーカーは壁埋め込みにしょうとか、バーカウンターを付けちゃえとか、椅子には少しこだわろうとか・・・・・・・

いろいろです。お部屋を真っ暗な状態になるようにしましょう。

Aスクリーンサイズを決めましょう。

専用ルームでも、やはりスクリーンから決めていきます。設置できる最大限のサイズのスクリーンから考えていきましょう

両サイドにフロントスピーカーを設置します、左右10cm位スクリーンに被さっていても、音がケラレることはありません。設置可能であれば130インチでも150インチでも考えてみましょう。
プロジェクターの投影距離はスクリーンの横幅によって決まります。

スクリーンは、電動昇降タイプとフレームタイプとの選択になります。専用ルームであればスクリーン裏にTVなどを置かないのであればフレームタイプも良いでしょう。平面性に富み、専用ルームらしさが演出できるからです。

手動式はあまりお勧めしません、「さあ、これから映画でも観るか」と思った時リモコンのボタン一つで「スー」と自動的に下りてくるスクリーンは何事にもかえられません。

BAV機器の収納場所を決めましょう。

基本は視聴位置のやや前の左右壁面と思います。既成のAVファニチャーの中から選択します。最近はオープンエアータイプのシンプルなモデルが選ばれています
または特注品でより一体感のあるシアタールームを演出するのもいいでしょう。

機器の結線や操作性を考えキャスターは必要です。奥行き50cmのファニチャーの場合、
壁から60cmまで出てくると考えてください。裏の配線スペースは予想以上にケーブルだらけになります。

造作家具や壁面収納をお考えの場合、棚割や奥行き、配線スペースのことを注意しながら設計してください。忘れがちなのがDVDなどのソフト収納のスペースの確保と、取扱説明書や不要ケーブル、部品などを収納する引出しです、これらの収まりどころを一緒に考慮していきましょう。

Cスピーカーの配置を決めましょう。

フロントのL/Rやセンタースピーカーの設置は問題ないでしょう。
エフェクトスピーカーの選択と設置方法を決めましょう。今は7.1chが主流と捕らえています。
そうするとリアにくるのはサイドスピーカーとリアバックスピーカーです。

7本全てフロアータイプにする場合、スピーカーケーブルの出口を決めさえすればOKです。
そうでない場合、壁付けか天吊り(又は壁埋め込み)となります。サイドスピーカーは視聴位置のやや後ろあまり高くならない位置、リアバックは後ろの壁センター振り分けで80cmづつ位のあまり高くならない位置が望ましいです。新築の場合これらのスピーカーの位置に配管と補強の指示をしなくてはなりません。

Dプロジェクターの設置方法を決めましょう。

専用ルームの場合も、@の条件に合ったプロジェクターを選択します。やはりプロジェクターは天吊り固定設置が良いでしょう、その際できるだけ圧迫感の無いように天井を意匠的に造作するのも手です。折上げ天井にしてみたり、収納を作ってみたり。天井にダイレクトに設置されたプロジェクターも決してかっこ悪いわけではありません。スクリーンサイズが決まっている場合プロジェクターの設置位置は計算で決まります。その位置に補強やアンカーボルトの打ち出し、コンセント、映像ケーブル取り出し口を施工していきます。
ここ(プロジェクターの選択)には多少のこだわりがあるのではないでしょうか、画質のクォリティーを追求し、お部屋が真っ暗な状態になる場合やはり三管プロジェクターがお勧めとなります。多少メンテナンスが必要になりますがトムテックの場合全員が調整出来ますので安心ですよ。

また、今年の10月から来年の春にかけて魅力的なフルHDプロジェクターが続々登場します。
そちらも魅力的ですね。1080pでのHDソース(デジタル放送・HD-DVD・Blue-RAY)は始めてご覧に
なられた方は言葉を失うほどに綺麗です。

大まかに決まっていれば設置工事の1ヶ月程前までであれば機種の変更も出来ますが、
当社距離・打ち込み角の関係から、三管・DLP・液晶などは事前に決定しておく必要があります。

これら5つのポイントを抑えながら、お部屋のレイアウトを考えハウスメーカー(工務店)さんに補強や配管の依頼をしましょう。
トムテックではそのノウハウが豊富にあります(ご来店の際にお見せします)ので、ご安心下さい。

お読みいただき、ありがとうございます。これらは全て私の経験上の事項です。

これから家を建てる・リフォームを考えている方で、ホームシアターに興味をお持ちの方は
ぜひ一度浅田を訪ねてきてください。1時間半〜2時間のお話になりますが、きっと参考になるお話が出来ると思います。いままで興味がなかった方から本格的に導入しようとされている方(あまりディープですと逆について行けない場合もあります。)まで、設計に絡むお話からさせていただきます。


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