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Discography

Sweet Liberty / Cara Dillon

22/Septembe/2003

Sweet Liberty 01. High Tide **
02. The Winding River Roe *
03. Everywhere *
04. There Were Roses **
05. Where Are You *
06. The Gem of the Roe *
07. Bonny Bonny *
08. Erin the Green *
09. Broken Bridges *
10. Falling Like a Star *
11. Standing on the Shore ***
12. The Emigrant's Farewell *
* written by Cara Dillon and Sam Lakeman
** written by Cara Dillon, Sam Lakeman and Ned Bigbam
* Trad. arranged by Cara Dillon and Sam Lakeman
** written by Tommy Sands
*** written by Jobnny Moyniban and Terry Woods
Label : Rough Trade, Number : RTRADECD123
Recorded and produced by Sam Lakeman
Additional production by John Reynolds
Cara Dillon vocals, backing vocals and whistle
Sam Lakeman piano, harmonium, melodica, singing bowl and keyboards
Musicians ;
Seth Lakeman
violin
Mary Dillon (ex-Deanta)
backing vocals
Ben Nicholls
electric and uplight Bass
Callum MacColl
electric, acoustic guitar and zither
James O'Grady
uillean pipes and low whistle
Liam Bradley
percussion, shaker and tambourine
Roy Dodds
drums
Liam O'Maonlai
backing vocals
Brian Finnegan
flute
John Reynolds (Ghostland)
drums
Caroline Dale (Ghostland)
cello
Album review ;
収録曲は伝承曲と、オリジナルやカバー曲とがほぼ半々となっています。
02 と 03 はカーラの故郷ダンギブンを流れるロー河にちなんだ伝承曲で、
特に 02 はコンサートでは終盤に披露され、その幻想的な雰囲気に人気の
高かった曲です。
05、09、10 はソロ・デビュー以前、Polar Star のデュオ名での活動中に
書いたというオリジナルですが、一昨年からステージでも披露されており
好評を得ています。主にアンコールで歌われる 09 は美しいメロディーを
持ったバラードで、10 と並ぶ本作の目玉ではないでしょうか。

11 は英国の伝説的な女性フォーク・シンガー Anne Briggs の曲、そして
04 は Tommy Sands の曲のカバーです。当初、オフィシャル・サイトで
ダウン・ロードできる 04 は、本作には収録予定がなかったようですが、
ファンからの要望が高かったために収録されたようです。
この曲は昨年テレビ番組の依頼で録音され、放映直後から大反響となった
カーラの転機になったともいえる曲です。
Notes ;
約2年ぶりとなるこの新作は、前作と同様にカーラとサム・レイクマンによる
セルフ・レコーディングで、今回は英国サマーセットの自宅で行われました。
ミキシングはロンドンで行われ、やはり前作同様ジョン・レイノルズの助力で
完成となったようです。レイノルズ氏は多くの著名ミュージシャンを手がける
プロデューサー兼ゴーストランドというバンドを率いるミュージシャンであり、
カーラ達がロンドンに滞在する際は、毎回氏の自宅に御厄介になるほどに
親交が深いとのことです。

「前作よりは、ちょっとポップになったかも・・・」とはカーラ本人の弁ですが、
オープニングの 01 など、前昨では控え目であったドラムスやギター類が
多用されている曲がいくつかある他、カーラの声にも若干のエフェクト処理が
施されている部分があり、モダンな曲が少し増えたと言えなくもありません。

「フォークや伝承曲に興味のなかったような人達にも聴いてもらえると嬉しい、
だから、あまりにもフォークという型にはまってしまわないように・・・。」と、
これも本人の弁です。