The unofficial web site provides the informations of Irish folk singer Cara Dillon

Discography

2006 Radio Ballads Thirty Years of Conflict

13/November/2006

2006 Radio Ballads Thirty Years of Conflict Label : Gott Discs/BBC
Number : GOTTCD 051
輸入盤
(Amazon.co.jp で注文可)
解説
2006年の春、The Radio Ballads という 英BBCラジオ2 製作の
ドキュメンタリー番組が六週に渡って放送された。
その中でも製作が最も困難であったとされるのが、この第五話、
北アイルランド紛争をテーマにしたものであったという。
本作は実際にラジオで放送された一時間の番組を、そのまま
CD化したものでサウンド・トラックではない。
(全六話からそれぞれ3〜4曲ずつ抜粋された楽曲アルバムも
  発売されている。 詳細はこちらから。)

内容は、永きに渡る紛争が最も激化した1960年代後半からの
30年間について、当時を知る人々の生の声を伝えたもの。
またこの番組では、和平を望む多くの人々にとって音楽がいかに
重要な存在であったかという点を考慮し、長く和平への運動に
貢献してきたトミー・サンズらに楽曲の提供を依頼している。

カーラはサムと共に、BBC からの依頼でこの番組で使用される
楽曲の録音に参加することになった。
かつて二人は同じく BBC の依頼でトミー・サンズの曲をカバー、
放送直後から大反響となり、There Were Roses といえば今や
彼女らの代表曲にもなった。しかし、これを機にトミーの楽曲が
若い層からも再認知され、BBC のフォーク・アワードで楽曲賞に
ノミネートもされた。
そんな縁もあってか、今回もトミーの作品である二曲(04と09)を
録音している。もう一曲(06)はアルビオン・バンドにも在籍した
女性シンガー、ジュリー・マシューズの作品で、プロテスタント系
ユニオリストとカソリック系ナショナリストそれぞれのシンボルと
される二種類の太鼓がアイルランドには存在するが、全ての人が
この異なる二つの楽器を共に演奏し、音楽とダンスを楽しめる日が
訪れることを願って書かれた曲。ちなみに本作の表ジャケットは
この二種類の太鼓をメインにデザインされている。

曲はれぞれ歌の間奏部分に2〜3人のインタビューが織込まれ、
今なお心に深い傷を負う人々が自らの体験について語り始める。
悲しみの歴史が語り終えられた時、静かに歌い始めるカーラ・・・

この番組は現在も下記 BBC のサイトで再放送を聴取可能です。
(Listen Again ボタンで自動再生、要リアル・プレイヤー)

www.bbc.co.uk/radio2/radioballads/2006/ireland/index.shtml
01. Daisy - Karine Polwart
02. Stone's Throw - Tommy Sands
03. Sing It All Over - Colum Sands
04. Bloody Sunday - Cara Dillon
05. Was It Someting I Said? - Bob Fox
06. Different Drums - Cara Dillon
07. Troubles - Tommy Sands
08. Miami - Jez Lowe
09. When The Music Starts To Play - Cara Dillon
10. Carry On - Ben Sands and Radio Ballads Choir