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Cara Dillon / Lyrics

Black is the Colour / ブラック・イズ・ザ・カラー

traditional song

arranged by Cara Dillon and Sam Lakeman

Label : Rough Trade, Number : RTRADECD019
Recorded and produced by Sam Lakeman

それは僕が本当に愛する人の髪色
その唇は清楚な薔薇を想わせ
器量のよい顔だち、柔らかい物腰
君がいてくれるからこそ
僕はこの地が好きなんだ

僕は妻を愛しているし、
それは彼女だって承知している
君が移り行かんとする地だって
僕は好きになれるよ
君と一緒になれる日が来たなら
僕はどんなに幸せだろう

クライド川のほとり、
僕は悲嘆に暮れて涙を流す
満ち足りた眠りに就ける夜はない
短い、数行の手紙を彼女に書こう
そして僕は責め苦を受けるんだ
幾たびもの死と同等の責め苦を

(補足)

【Clyde - クライド川】

スコットランド最多の人口を有する大都市、グラスゴーを流れる大河です。

さて、第1節の my true love と第2節の my love を同一人物とするなら、 この曲の詩は主人公となる男性の甘く切ない片想いを綴ったものとなり、 上の訳詞とは全く異なる内容のストーリーになります。
しかし、古くからクライド川はアメリカへ向かう船が数多く出航していた そうですので、移民を決意した人々との悲しい別れの場となったことでしょう。
妻子を捨ててまで愛人と共に異国へ旅立つことができなかった、そんな 主人公が別れの場であるクライド川で悲しみに暮れる。そんなシーンを思い浮かべ、 上のような不毛の恋として訳してみました。