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Cara Dillon / Lyrics

Lonesome scenes of Winter / ロンサム・シーンズ・オブ・ウインター

traditional song

arranged by Cara Dillon and Sam Lakeman

Label : Rough Trade, Number : RTRADECD019
Recorded and produced by Sam Lakeman
木枯らし吹きすさぶ、哀愁を帯びた冬景色
その背景にぐるりと垂れこめる暗雲は、
厳しい寒気と降雪を呼びそうな気配
あなたは私が彼氏に選んだ唯一の男性
でもこんな寒々とした舞台設定じゃ、
ただでさえ優柔不断なあなたの心は凍てついて
流氷みたいに漂っていくんじゃないかと心配

ある日の晩、会いに行ってみれば案の定、
彼はこの上ないほどいい加減な態度を見せた
一緒になる気持ちはあるの、と問い詰めても
結婚はどうだかなあ、などと言い出す始末
ああ、ムダに時間が過ぎていく、もう夜が明けるわよ
私はあなたの答えを待っているの、ねえどうなの?

いやホントのこと言うとね、僕は独身がいいんだよ
君が僕の奥さんに相応しいかどうかなんて、
そもそも考えたことがなかったよ
さあ、ちゃんと答えたんだし納得してほしいね、
ついでに、もっと自分の将来について考えなよ
僕には他に好きな子がいて、君は脇役ってこと

はてさて、終わったことは仕方なし
新たな恋に、気持ちを切り替えるとしましょうか
この谷間、広いだけで人もまばらな寒村を舞台に
恋にさすらう乙女の役柄を演じるようなもんだけど、
私の理想に合った誰かいいひとを探すわよ
そりゃあ世間は広くて寒々しいけど、
彼がダメなら他のひとを見つけるまでよね

(補足)

カナダ南東部、ノバスコシア州の伝承曲ですが、 アイルランドが起源であるという説もあります。

できる限りコミカルなタッチで訳してみましたが、 それでも非常に手厳しい内容の歌詞・・・。
この曲は、なるべく前向きな女性を頭に思い浮かべながら 聴きたいものです。
上の訳詞、特に最終節などはアルバムのジャケットで 意味深な笑みを浮かべるカーラの表情が合っている ような気がします。