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Cara Dillon / Lyrics

Blue mountain river / ブルー・マウンテン・リバー

written and arranged by Cara Dillon and Sam Lakeman

Label : Rough Trade, Number : RTRADECD019
Recorded and produced by Sam Lakeman
青き山間の渓流
ほんの少しの間でいいから
私をあの川まで行かせてほしい、
その近くで休ませてほしいの
世界は悪意に満ちていて、
微笑むことのできない私がいる
眠りの中で冬場をすごしながら
夏の訪れを待っていたい

青き山間の渓流
束の間でも安らぎがほしい
流れをにそって私も歩いていこう、
日が暮れるまで流れをたどっていくの
せせらぎが囁きのように聞こえる、
私の歌に合わせてダンスしてるのね
空に輝く星々を見つめながら、
一緒に夜を明かしましょう

青き山間の渓流
少しだけ休息がほしいの
私の心に映る景色、四季の光景も
変えられようとしているから
この日々が永遠に続いていけばいい、
自分だけの時に中に身を委ねていたい
流れゆく先に私を導いてほしい、
ずっと近くにいるから

青き山間の渓流
そこを訪れた時間は短いけれど、
私に正しい道を示してくれた
それは私自身の心の奥底に、
ちゃんと在るのだと知らされた
暗闇に陥って自分を見失ってしまった時、
もう逃げ出してしまいたいと思った時、
故郷の山の、あの青き渓流は
いつも私の心の拠り所としてそこにある

(補足)

カーラはこの曲を、英国のシェフィールドという町にあるスタジオで 書いたそうです。それは彼女のデビュー・アルバムがインディーの レコード会社から発表される前、彼女がまだ大手のレコード会社に 在籍していた時期のことです。
その当時のカーラは、ヒットが見込めるポップ色の強い作品を要求する レコード会社からのプレッシャーと悪戦苦闘する日々を過ごしていました。
ホームシックにも苦しむ彼女は、その頃よくナンシー・グリフィスの 曲を聴いていたそうです。ナンシーはテキサス出身の本格派女性シンガー。 彼女の歌う曲に、故郷の山や川がカーラの心に懐かしく浮かんだやもしれません。

ご存知のように、カーラが苦悩し続けたこの3年の間に書き上げた曲の数々は 大手のレコード会社に認められず、発表にはいたりませんでした。
彼女はその後、本来の自分があるべき姿を再認識してソロ・デビューを 果たします。そしてやっと日の目を見ることができた曲のひとつ、 それがこの "Blue mountain river" でした。可愛らしいラブ・ソングとも とれる歌詞の出だしですが、全体を通じて見ると、カーラが自身に送った メッセージのように感じられてなりません。