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Cara Dillon / Lyrics

I am a youth that's inclined to ramble

アイ・アム・ア・ユース・ザッツ・インクラインド・トゥ・ランブル

traditional song

arranged by Cara Dillon and Sam Lakeman

Label : Rough Trade, Number : RTRADECD019
Recorded and produced by Sam Lakeman
放浪志向のある若者、そんな僕には
目指すべきと思う国が幾つかある
仲間や友人、好きだった女の子達と
離れることになるのは気が進まない
たった一人だけど、心から思う娘がいる
遙か遠い地でも、彼女が心に浮かぶだろう
だけどそれは逃げようのない定め、
もう彼女と離れる決心はできている
アメリカで自分の運に掛けてみよう

とりあえず、お別れを言うよ
君を置いて僕は行かないといけないから
今のままの君でいてくれると堅く信じてる、
僕がこの海の彼方にいる時も、
他の若者に心を奪われることなく
変わらぬ心のままでいてくれると信じてる
たとえこの海が僕たちを隔てようと、
僕たちの間にどれだけの波風が立とうと
また運があればジェイミーに巡り会えるよ、
アメリカから戻ってくる僕にね

ねえジェイミー、おぼえているかしら
時が立つのも忘れて過ごした日のことを
私の純な心を夢中にさせてしまったこと、
蜜蜂が忙しく花々を飛びかっていたことを
でも西の海を渡っていくなら、
あなたを好きだった娘のことなんて
気に掛ける余裕はなくなってしまう
そのうち、アイルランドの女性さえ
恋しいなんて思わなくなるの
だって、アメリカにいる異国の女性が
あなたを見初めてしまうから

メアリー、僕の偽りない気持ちだ
他のどんな女性にも気を許したりしない
もしこれが嘘の約束だと思えるなら、
愛の証しに誓いの言葉を残していくよ
成功を収める夢を叶えられなかったなら、
幸運が僕の手から転がり落ちるなら、
僕に追い風が吹くようなことがないなら、
それはアメリカで、
僕が君を見捨てた報いなのだと

この詩の結びに、僕の祈りを記したい、
この汚れなき娘に神の加護があらんことを
あらゆる災厄から彼女をお守りください
最愛の娘に多大なるご配慮を賜りますよう
おっとりした大人しい気質の娘なのです、
六月に咲く薔薇色の頬をしています
そして必ず毎夜、眠りにつく前には
彼女の姿を思い浮かべるようにいたします
どうか心に描いた彼女に、
僕の愛の言葉が届きますように
たとえアメリカにいようとも

(補足)

アイルランドを代表する歌手、ポール・ブレディが歌ったことで 広く知られるようになった伝承曲です。
残念ながら、出自など詳しいことは不明です。

カーラの記念すべきデビュー・アルバム、そのラストを 飾る曲でありながら、他の収録曲と比べてステージで 披露される機会が極端に少なかった、というより、 皆無ではないかと思います。ひょっとして、この長い 歌詞がネックになっているのではと感じています。 訳詩をまとめるのにも苦心しました。