The unofficial web site provides the informations of Irish folk singer Cara Dillon

Hill of Thieves / Lyrics

The Lass Of Glenshee / ザ・ラス・オブ・グレンシー

Trad. arranged by Cara Dillon and Sam Lakeman

Label : Charcoal Records, Number : CHACD002
Recorded and produced by Sam Lakeman
ある晴れやかな夏の朝、空が白み始めた頃
草原を輝かせながら、眩い太陽が昇ろうとしていた
私は川縁で、ひとりの美しい乙女を見つけたのだ
彼女はグレンシーの丘で牧羊をしているところだった

私は驚きのあまり立ちつくし、こう告げた
「美しき娘よ、私とジェームスの町へ来る気はないか
かつて我が城に足を踏み入れさせた女性はいない
そなた以外に、ドレスを着せたいと思う女性もいない」

「六頭立ての馬車をそなたの命に従わせよう
全ての者に奥様と呼ぶように申しつけよう
そなたに使える良き従者をあてがおう
我が妻となれ、グレンシーの美しき娘よ」

「ああ、あなた様のお城とお馬車を、いったい
どのようにお世話さし上げればよいのでしょう
しかも、気高く高貴な王であられるあなた様に
どうお仕えすればよいかわかりません
私のような者には粗末な寝床と糸を紡ぐ暮らし、
この丘で羊の世話をする生活が分相応なのです」

「そのような要らぬ心配などする事はない
さあ我が許へ来るのだ
夏となる頃には、そなたは花嫁となっていよう
そして、そなたを我が手に抱きしめていよう」
こうして娘は申し出を受け、私の許へと嫁いだ

婚礼の日より長き年月が過ぎ去った
移り変わりしものは多けれども
私の心に何ら変わることはない
そして我が愛する妻は今も、
あの朝、あの山に見た暁のように清く美しい
グレンシーの丘で、一輪のバラを摘んだあの朝と