The unofficial web site provides the informations of Irish folk singer Cara Dillon

Sweet Liberty / Lyrics

High Tide / ハイ・タイド

written by Cara Dillon, Sam Lakeman and Ned Bigbam

Label : Rough Trade, Number : RTRADECD123
Recorded by Sam Lakeman
今、この日々に思う・・・
木々が紅から緑に色づくのを見ても、
私にはとても信じることができない
こんなにも早く春を迎えているなんて、
こんなにも遠くへ来てしまったなんて

あなたの書く手紙・・・
どうか私の手元まで送り続けてほしい
故郷での記憶が頭を離れようとしない、
進むべき道を見失ってしまいそうなの

高潮・・・
私の気持ちを変えていく
親しかった人々への思いを
人生の高潮・・・
目に映る物の形さえ歪めてしまう
覚えあるはずの行き先さえ

奏で続けてほしい・・・
あなたと私が大好きだったあの曲を
時には私も声を振り絞って歌うから
どうかあなたの耳に届きますように
聞こえたら一緒に歌ってね

寒く乾いた季節が来ようとしている
故郷での懐かしい記憶が蘇る日々
私はあなたからの返事を待っているの

高潮を迎える時、
私の心が変わっていくのがわかる
親しい人々への想いまで
人生の頂きを迎える時、
周囲の光景さえもが歪んでいく
見えていたはずの行き先まで

(補足)

この曲の歌詞はカーラ自身が書いたものと思いますが、 いつ頃書かれたかは不明です。2002年のコンサートでは 既に歌っていましたので、この2ndアルバムが発表される 数年前には書かれていたかもしれません。

カーラがプロのシンガーとして世に出るきっかけと なったのは、イクエイジョンというバンドへの加入です。 その頃、18歳だったカーラは地元で進学の道を選ぶか、 バンドの誘いを受けて故郷を離れるか大いに悩んだ そうですが、母親の強い後押しもあって英国へと 旅立ちます。
カーラが加入したイクエイジョンは大手レコード会社との 契約を済ませており、デビューに向けての準備に追われる 忙しい日々を過ごしていました。バンドの誰もが成功を 信じて疑わない中、華やかにも見える生活を送る中で、 カーラは徐々に故郷を遠く離れた孤独感、そして自分に 求められている音楽に違和感を抱き始めます。
かつて彼女がインタビューで語っていた、そんな当時の 状況を踏まえつつこの曲を訳してみました。