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Sweet Liberty / Lyrics
Standing on the Shore
スタンディング・オン・ザ・ショアー
written by Johnny Moynihan and Terry Woods
arranged by Cara Dillon and Sam Lakeman
Label : Rough Trade, Number : RTRADECD123
Recorded by Sam Lakeman
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立ちこめる海霧の中、船は去っていく
ただひとり私を残して
それを言葉では言い表せない、
全て記憶の中にあるというのに
船の甲板で、私は幻を見ていたのか
今はもう跡形もなく消え失せている
そして私はひとり岸辺にたたずむ
周り一面を砂丘が覆い、
形在るものなど何もない
日の光は緩やかに傾いていく
そこに時の流れなどない
船の甲板で、私は妙なるものを見た
なぜかもう全て消え失せている
そして私は岸辺にたたずむ
視界から薄れ行く岬、朧げな水平線
霞がかる陸地と静寂なる海、
不安など感じるものは何処にもない
水と大気、砂と草、
ともにひとつに溶け合っていく
静寂に包まれた霧の中、
私は依然ただひとりたたずむ
あの船の上で、私は幻を見ていたのか
今はもう跡形もなく消え失せてしまった
そして私は岸辺にたたずむ
ただひとり岸辺に
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(補足)
アイルランドのフォーク・グループ、スウィーニーズ・メンの2ndアルバムに
収録されている曲で、その原曲は伝承歌であるという説もありますが
定かではありません。伝承歌のチューン(メロディ)にアレンジを加えて
オリジナルの詩をのせるという手法もよく見られますので、その可能性も
ありますが、カーラのアルバムにはジョニー・モイニハンとテリー・ウッズ
の作であると記載されています。
英文の歌詞はまさに詩という感じなので、一応上のように訳していますが
あくまで参考程度にお読みいただいて、後はこの曲が持つ幻想的なムードを
存分に味わっていただければと思います。
カーラはこの曲をソロ・デビュー当時からステージで披露していましたが、
これは英国の伝説的な女性シンガーであるアン・ブリッグスのヴァージョンを
アレンジしたもののようです。
アン・ブリッグスは各地を転々と旅する自由奔放な音楽活動を送ったそうで、
レコーディングも極めて少なく、現役当時は決して表舞台に立つような
存在ではありませんでしたが、多くの有名アーティストに多大な影響を
与えたと言われています。
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