The unofficial web site provides the informations of Irish folk singer Cara Dillon

On Tour
Latest News (Top Page) > on tour > Halle

Objekt 5, Halle / Friday 28th April

会場の玄関
会場内のバー
Setlist
01. She moves through the fair ***
02. She's like the swallow *
03. Bold Jamie
04. Black is the colour *
05. October Winds
06. Never in a million years
07. Garden Valley
08. Grace
09. There were roses **
10. I wish you well
11. Donald of Glencoe
12. Where are you **
13. Tunes ****
14. Green grows the Laurel *
〜アンコール〜
15. Streets of Derry
16. The emigrant's farewell **
* 印付きの曲はデビュー・アルバム収録曲。
** セカンド・アルバム収録曲。
*** アルバム未収録のアイルランド伝承曲。
**** 楽器演奏のみのセッション・コーナー。
その他、無印の曲は全てサード・アルバム収録曲です。


2006年4月28日・ハレ
ドイツ北東部に位置するハレは、人口28万人、作曲家ヘンデルの生家がある事でも知られる町。
会場の Objekt 5 は、カーラがデビュー以来ドイツ・ツアーの際には必ず訪れているお気に入りの
場所で、今回で三度目のコンサートとなります。
夜間はディスコを営業しているクラブという事で、お客さんの層も前日の開場とは打って変わって
若い方が中心。テーブルや椅子も少な目と、スタンディング形式でコンサートを楽しみます。
この夜もチケットはソールドアウト、開演30分前の夜9時には定員の200名を越える超満員となり、
ステージの脇にまでぎっしりお客さんが腰掛けているという、ちょっと異様な光景となりました。
ステージの様子
ドイツ・ツアーのメンバー紹介
サム・レイクマン Sam Lakeman (keyboard, guitar)

サム・レイクマン
カーラの旦那さんであり、十年以上もの間
音楽活動を共にしてきた最高のパートナー。
アルバム全楽曲のアレンジを担うのに加え、
プロデュース業にも精通している。

その繊細なピアノ伴奏には既に高い評価を
受けていた彼ですが、ギター伴奏のほうも
見事にこなしていました。弾き始めてまだ
一年というのが信じられないほどの腕前。
ニール・マッコール Neill MacColl (guitars and banjo)

ニール・マッコール
来日経験もある多才なミュージシャン。
エフェクター類を駆使した多彩なサウンドで
楽曲に幻想的なムードを付加している。
ギターの腕前はもちろん、渋いボーカルも
魅力のひとつ。
イワン・マッコールの御子息としても有名。

さすがベテランといった感じの、どっしりと
落ち着いた感のある人です。リハーサル中も
的確なアドバイスが飛んでいました。
ジェームス・オグラディ James O'Grady
(uilleann pipes, whistles and accordion)

ジェームス・オグラディ
10才でフィドル、翌年にはパイプを習い始め、
アイルランドでは数々の賞を獲得している。
数多くのバンドのツアーにも同行、ソロでの
コンサートも行う他、地元ではパイプ奏法の
講師もしている。
カーラのアルバムとツアーではホイッスルと
アコーディオンも担当。

日本語も、簡単な挨拶などは知識をお持ちの
勉強家です。
アンディ・ハミル Andy Hamill
(bass guitar and double bass)

アンディ・ハミル
前日に空港で合流、このバンドへの参加も
初めてという事で、譜面をチェックしつつの
演奏ながらもコンサート本番を完璧にこなし
他メンバーから驚嘆と称賛の声が。
それもそのはず、100枚を越えるジャズや
ポピュラー系のアルバムに参加をしている
実力派のベーシスト。

しかし本人は、そんな輝かしい経歴も全く
鼻にかけない、素朴で純な好青年でした。
サイモン・リー Simon Lea (drums)

サイモン・リー
ジャズの世界では数々の著名アーティストと
ツアーをこなしてきた経歴の持ち主。

一見、いつもダラ〜として疲れ気味のような
印象を受ける人なので撮影の申し出を躊躇
していたところ・・・
「俺だけ撮らないなんて、何か寂しいの〜」
とか言われてしまい、慌ててお願いしました。
するとドラムの練習をしていたサムを押しのけ
ご覧のような激しいスティックさばき。(汗)
東京のブルーノートで演奏するのが夢という、
実はバンド一番の元気者、茶目っ気に溢れた
気さくで面白い人でした。
踊るカーラとサイモン
その様子を録画するサム(左)
Cara Dillon
(vocals, whistle and fiddle)

カーラ・ディロン

これは何をしているのかと言いますと・・

今年度のツアーから、カーラがフィドルを
弾くセッション・コーナーがあります。
しかし、楽器演奏のほうは少しブランクが
あってリハーサルも入念に行っています。
この日も彼女は他のメンバーとは余分に
時間を割いて練習をしていた訳ですが、
曲に合わせて踊り出したのがサイモン。

リハーサルが終わった後も、この二人で
延々とダンス合戦となり・・
念のため申し上げますと、別に会場内に
BGM などの音楽はかかっていません。
「頭で音楽をイメージ!さあ!」
と言って嫌がるアンディも引き込み、
「サイモンに蹴り!キック、キック!」
という即興の曲まで歌い出すカーラです。

前日のブレーメンから350キロ、翌日には
ベルリンへ180キロ、さらにハンブルグへ
300キロという、大の男でも音を上げそうな
車での過酷な旅も、明るく元気に楽しむ。
そんな一面を見せてくれた彼女でした。