Profile




1957年●宮崎市に生まれる。17歳のときチェロのパブロ・カザルスの演奏に深く感動し音楽家に憧れる。
1978年●筑前琵琶を初代藤巻旭鴻に師事。
1981年●転向し薩摩琵琶を鶴田錦史に師事。
1983年●早稲田大学第一文学部美術史学科卒。
1985年●琵琶製作研究を始め、90年まで琵琶製作に専念。
1991年●第二十八回日本琵琶楽コンクール第一位入賞。
     ●琵琶製作をやめ演奏活動を再開。
1992年●東京にて水墨画家・正岡千年、書家・村木享子の『二人展』とジョイントしてソロコンサート
     『中村鶴城 琵琶の夕』を開く。
     ●鶴田錦史師より、師愛用の琵琶「朝嵐(あさあらし)」を伝授される。
1993年●ピパルス工房を設立、『琵琶を知る会』『音に聽く』など自主企画によるソロの演奏・講演活動を開始。
      これまで計25回以上の会を行ってきた。
1995年●東京・紀尾井小ホールにて『中村鶴城/琵琶リサイタル』を開く。
     ●東京・国立劇場主催『邦楽鑑賞会/琵琶の会〜各派の名手がつどって』に出演。
     ●宮崎県立芸術劇場コンサートホールにてジョイントコンサート『琵琶と尺八・日月の韻』を
      尺八の横山勝也と開く。
1996年●パシフィック・ミュージック・フェスティヴァルに出演、《ノヴェンバー・ステップス》を
      クリストフ・エッシェンバッハ指揮、PMFオーケストラ、尺八を横山勝也で共演。
     ●武満徹作曲《秋》の世界初録音(日本コロムビア)にソリストとして参加(沼尻竜典指揮、東京都交響楽団)。
     ●サイトウ・キネン・フェスティヴァル松本「武満徹メモリアル・コンサート」に出演、
      武満徹作曲《エクリプス》を演奏。
     ●東京ニューシティー管弦楽団第8回定期演奏会に出演、武満徹作曲《ノヴェンバー・ステップス》を演奏。
1997年●新日鐵文化財団主催『現代邦楽・創造の軌跡』第二回公演に出演、武満徹作曲《ノヴェンバー・ステップス》を
      尺八の横山勝也と共演。
     ●東京・サントリーホールにて東京都交響楽団第455回定期公演『武満徹の没後一年によせて』
     (小泉和裕指揮)に出演、武満徹作曲《ノヴェンバー・ステップス》を演奏。
     ●東京・国立劇場主催『邦楽鑑賞会/琵琶の会』に出演。
     ●愛知県立芸術劇場コンサートホールにて名古屋フィルハーモニー交響楽団第232回定期演奏会(小泉和裕指揮)
      に出演、武満徹作曲《ノヴェンバー・ステップス》を演奏。
1998年●小澤征爾に招聘され、長野冬期オリンピックIOC総会にてウィンターオーケストラで武満徹作曲
      《ノヴェンバー・ステップス》を尺八の横山勝也と共演。
     ●小澤征爾に招聘され、米国タングルウッド音楽祭でTMCオーケストラで武満徹作曲《ノヴェンバー・ステップス》
      を尺八の横山勝也と共演。
     ●NHKテレビ「若者に贈る音楽事典」収録に参加、武満徹作曲《ノヴェンバー・ステップス》を
      シャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団で演奏。
2000年●喜多六平多記念能楽堂にて『則古の会』を喜多流シテ方塩津哲夫と開く。
     ●NHKホールにてNHK交響楽団第1411回公演(シャルル・デュトワ指揮)で武満徹作曲
     《ノヴェンバー・ステップス》を演奏。
     ●ムスティスラフ・ロストロポービッチの呼びかけにより、サイトウ・キネン・フェスティバル松本
     「マエストロ・オザワ65歳祝賀チャリティーコンサート」に出演、《エクリプス》を演奏。
2001年●サンクトペテルブルクにてサンクトペテルブルク・フィルハーモニーと《ノヴェンバー・ステップス》を共演。
     ●『琵琶と尺八/新樹の会』を矢来能楽堂で開く。
     ●『中村鶴城 琵琶リサイタル2001』をトッパンホールにて開き《まほろばの白き鳥》を初演発表。
2002年●石川県立音楽堂コンサートホールにてNHK交響楽団(岩城宏之指揮)と
      武満徹作曲《ノヴェンバー・ステップス》を演奏。
     ●『琵琶・弾き語りの魅力』をヴォーリズ・ホールで開く。
2003年●『中村鶴城 琵琶リサイタル2003』をトッパンホールにて開き《空海・全二段》を初演発表。
     ●西川千麗の創作舞踊で琵琶の音楽と演奏を担当。
     ●ニューヨーク、コロンビア大学の「日本中世研究所」の招聘で琵琶演奏。
     ●五井平和財団フォーラムの民族楽器7人による共演に琵琶で参加。
2004年●『中村鶴城 琵琶リサイタル2004』をトッパンホールにて開き《アッシジの聖フランチェスコ・一段〜三段》を
      初演発表。
     ●「中村鶴城 琵琶コンサート〜祈りの世界を求めて」を宮崎市のオルブライトホールで開催。
     ●上野文化会館大ホールにて、音楽大学 学生オーケストラの祭典《第4夜》に参加、武満徹作曲
     《ノヴェンバー・ステップス》を秋山和慶指揮、中村明一の尺八とともに演奏。
2005年●『中村鶴城 琵琶リサイタル2005』をトッパンホールにて開き《アッシジの聖フランチェスコ・四段〜五段》を
      初演発表。
     ●和の響き3「琵琶・弾き語りの魅力」を開く。主催盛岡市文化振興事業団。
     ●ドイツ公演を行い、高橋直史指揮、エルツゲビルギッシェス・シンフォニーオーケストラと武満徹作曲
      《ノヴェンバー・ステップス》を柿堺香(尺八)と演奏。
     ●スペインのバルセロナ大学で、尺八の柿堺香とともにコンサートを開く。
     ●「日中琵琶の調べ〜紀尾井邦楽スペシャル」に出演(新日鉄文化財団主催)。
2006年●第十六回吉村輝尾「舞の会」に出演。
     ●詩集『永遠の光』(私家)を出版。
     ●『中村鶴城 琵琶リサイタル2006』をトッパンホールにて開き、これまでの創作作品の再演を行う。
     ●琵琶楽史上で初めての本格的な専門書『琵琶を知る』を出版芸術社より出版。
2007年●連続講座 第3回「語りの歴史」(語り手たちの会主催)に講師として招かれ、演奏と講演を行う。
     ●『中村鶴城 語りの会』をトッパンホールにて開き《良寛禅師琵琶伝》を初演。
     ●オーケストラ・ニッポニカのヴェトナム公演に参加、武満徹作曲《ノヴェンバー・ステップス》(ヴェトナム初 
      演)を本名徹次指揮、柿堺香(尺八)と共演。
2008年●『中村鶴城 琵琶リサイタル2008』をトッパンホールにて開き《鑑真和上琵琶伝》を初演。
     ●東京・国立劇場主催『邦楽鑑賞会/琵琶の会』に出演。
     ●ロンドン市内の教会にて「
Tale of Genji & Tale of Heike」と題し、ソロコンサートを開く。
2009年●『中村鶴城 琵琶リサイタル2009』をトッパンホールにて開き《役行者琵琶伝》を初演。
2010年●『中村鶴城 琵琶リサイタル2010』をトッパンホールにて開き《一遍上人琵琶伝》を初演。
     ●10月8日〜12日にわたり、イタリアのパドヴァ、フィレンツエ、ローマにてソロコンサートを開く。
      (カノン工房プロデュース)
2011年●「光の語り」十周年記念コンサートとして『中村鶴城 琵琶リサイタル 2011』をトッパンホールにて開く。
2012年●
Traditional +「和を「知る、聴く、遊ぶ」に出演、鳥養潮作曲 "SONORE SONORE for Shou, Koto, Biwa"
      東野珠実(笙)、西陽子(箏)と初演。(魁文舎プロデュース)
     ●第
1744回NHK交響楽団定期公演(シャルル・デュトワ指揮)にソリストとして出演。武満徹作曲
      《ノヴェンバー・ステップス》を演奏。 

2013年●紀尾井小ホール主催「邦楽 華麗なる技・第五回 琵琶 弾き語りの様式美」に出演。
     ●ザルツブルグ音楽祭にNHK交響楽団とともにソリストとして出演。フェルゼンライトシューレにて
      シャルル・デュトワの指揮で
武満徹作曲《ノヴェンバー・ステッス》を演奏。
2015年●『中村鶴城 琵琶リサイタル2015』をトッパンホールにて開き、琵琶伝「日本昔噺」《桃太郎》を初演。
     ●京都市交響楽団ヨーロッパ公演ににソリストとして出演。
      ケルンのケルン・フィルハーモニーにて広上淳一指揮で
武満徹作曲《ノヴェンバー・ステッス》を演奏。
2016年●4月、『特別公演ー春の舞踊・邦楽鑑賞会』(第37回舞踊邦楽公演・国立劇場主催)に出演。
     ●5月、横浜能楽堂特別企画公演『楽器は東へ西へー琵琶とマンドリン』(横浜能楽堂主催)に出演。
     ●6月、『武満徹没後20年、WATER∞COSMOS』(タッシ・アーツ主催)に出演、〈エクリプス〉を演奏。
     ●7月、『中村鶴城琵琶リサイタル2016』(タッシ・アーツ主催)をロームシアター京都・ノースホールにて開催。
作品 
[連 詠]
 《知風草》〜金田千鶴の短歌による
 《旅人》〜若山牧水の短歌による
 《天地の声》〜五井昌久の短歌による
 《黎明》〜五井昌久の短歌による

[詩 曲]
 《乱声のかなしき鳥》
 《天の川》〜琵琶歌と十七弦箏のための

[語り物]
 《松の壽》
 《鞍馬山》
 《初恋》
 《春霞》
 《楠木正成》
 《ヤマトタケル幻想─まほろばの白き鳥》
 《空海》上段「嵐の海へ」
 《空海》下段「師資の契り」
 《アッシジの聖フランチェスコ》初段「スポレトの啓示」
 《アッシジの聖フランチェスコ》二段「主の径を示し給へ」
 《アッシジの聖フランチェスコ》三段「クララの出家」
 《アッシジの聖フランチェスコ》四段「小鳥への説教」
 《アッシジの聖フランチェスコ》五段「ラ・ヴェルナの聖痕」

[琵琶伝]
 《良寛禅師琵琶伝》全五段
(約1時間30分)
 《鑑真和上琵琶伝》全七段
(約2時間)
 《役行者琵琶伝》全七段
(約2時間)
 《一遍上人琵琶伝》全七段
(約2時間)
 「日本昔噺」《桃太郎》(約1時間20分)

[器楽曲]
 《ペルシャの風》
CD ソロアルバム
    ●『琵琶・中村鶴城 壇の浦/敦盛』
    ●『琵琶・中村鶴城 平家物語をうたふ』
(以上日本クラウン)
    ●『琵琶・日月の韻』 
    ●『空海・全二段』
    ●『アッシジの聖フランチェスコ・全五段 Vol.1』
    ●『アッシジの聖フランチェスコ・全五段 Vol.2』

    ●『まほろばの白き鳥』
    ●『良寛禅師琵琶伝』
    ●『鑑真和上琵琶伝』
    ●『役行者琵琶伝』(以上ピパルス工房)
   参加アルバム
    ●『武満徹オーケストラ作品集3:秋』
(日本コロムビア)
    ●『鬼武者』
(日本ビクター)
著書  ●『琵琶を知る』(出版芸術社、2006)
 
    詩集『永遠の光』(私家出版、2006)
雑誌や本などに発表あるいは掲載されたエッセーや論考・対談
      
    ●
『武満徹 エッセイ選─言葉の海へ』(ちくま学芸文庫、2008,武満 徹 著/ 小沼 純一 編集)
       巻末付録に小沼純一と中村鶴城の対談掲載


    ●月刊誌『邑心』(邑心文庫刊)に「ピパルス通信」として発表掲載したもの

      ピパルス通信〈一〉  音楽と音霊─日本的音楽観
      ピパルス通信〈二〉  型と表現について
      ピパルス通信〈三〉  私にとっての薩摩琵琶
      ピパルス通信〈四〉  古典とは何か
      ピパルス通信〈五〉  型が生きるということ
      ピパルス通信〈六〉  悲劇の「悲」は慈悲の「悲」
      ピパルス通信〈七〉  「天の語り」と「地の語り」
      ピパルス通信〈八〉  言葉の実体は「ひびき」である
      ピパルス通信〈九〉  祈りの世界を求めて
      ピパルス通信〈十〉  無分別の耳で聴く
      ピパルス通信〈十一〉 空間の風景─エッセイ二題
      ピパルス通信〈十二〉 人生の転機─日月の韻コンサート
      ピパルス通信〈十三〉 批評ということ
      ピパルス通信〈十四〉 音楽と楽器(上)
      ピパルス通信〈十五〉 音楽と楽器(下)
      ピパルス通信〈十六〉 生命のひびきを
      ピパルス通信〈十七〉 レオナルドを契機とする一考察(上)
      ピパルス通信〈十八〉 レオナルドを契機とする一考察(下)
      ピパルス通信〈十九〉 薩摩琵琶は波動楽器
      ピパルス通信〈二十〉 忘れ得ぬ想い出
      ピパルス通信〈二十一〉「光明思想の弾き語り」とは何か(上)
      ピパルス通信〈二十二〉「光明思想の弾き語り」とは何か(下)
      ピパルス通信〈二十三〉ひびき─生命の原理
      ピパルス通信〈二十四〉神性を観じて演奏する

    ●雑誌『合気道探求』第40号所収(2010、出版芸術社刊)
      「土牛の天眼に学ぶ」

    ●ムック本『美しい日本の自然音』所収(マキノ出版ムック、2014、マキノ出版)
      「自然音CDは豊かな自然に育まれた日本人特有の感性をよみがえらせてくれる」