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読んだ本

今後は<読んだ本>は「はてなダイアリー」のサブアカウントほうに移転します。

2005

(09/19)「この話、したっけ?−インターネットでこんなに読めるアメリカ文学」青山南<→amazon.co.jp>
(09/16)「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。」高山なおみ<→amazon.co.jp>
(09/14)「スプートニクの恋人」村上春樹 <→amazon.co.jp>
(08/24)「雨と虹と、旅々ハワイ」今井栄一<→amazon.co.jp>
(08/24)「ゆるるんハワイ」関口和之<→amazon.co.jp>
(08/15)「旅々ハワイ、日々カウアイ」今井栄一<→amazon.co.jp>
(08/07)「シングルモルト蒸留所紀行」山田健<→amazon.co.jp>
(07/19)「東京タワー−オカンとボクと、時々、オトン」リリー・フランキー<→amazon.co.jp>
(06/28)「ナンシー関大全」ナンシー関<→amazon.co.jp>
 けっこうボリュームのある本だが一気に読めた、やっぱりナンシーさんはすごいなぁ。
(05/10)「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹<→amazon.co.jp>
(05/07)「うずまき猫のみつけかた」村上春樹 <→amazon.co.jp>
(05/06)「ねじまき鳥クロニクル(3)」村上春樹 <→amazon.co.jp>
(05/02)「ねじまき鳥クロニクル(2)」村上春樹 <→amazon.co.jp>
 読み返すのは何度目かだけど、はじめて「ねじまき鳥」は第2部でいったん完結したんだってことを意識ながら読み終えた。
(04/28)「ねじまき鳥クロニクル(1)」村上春樹 <→amazon.co.jp>
(04/18)「テーブルの上のファーブル」クラフト・エヴィング商會<→amazon.co.jp>
 本という素材を使って自由な発想で遊んでいて見ていて気持ちがいい。
(04/15)「ダンス・ダンス・ダンス(下)」村上春樹<→amazon.co.jp>
(04/10)「ダンス・ダンス・ダンス(上)」村上春樹<→amazon.co.jp>
(04/09)「羊をめぐる冒険(下)」村上春樹<→amazon.co.jp>
(04/08)「羊をめぐる冒険(上)」村上春樹<→amazon.co.jp>
(04/05)「象の消滅」村上春樹<→amazon.co.jp>
(04/02)「1973年のピンボール」村上春樹 <→amazon.co.jp>
(04/01)「風の歌を聴け」村上春樹 <→amazon.co.jp>
(03/27)「銃撃の森」ロバート・B・パーカー <→amazon.co.jp>
(03/21)「ウイスキーはアイリッシュ」武部好伸 <→amazon.co.jp>
 ウイスキーの話が読みたくて手に取ったのにケルトの歴史とかにページを割きすぎていてガッカリ。
(03/19)「キリコ・ロンドン」玖保キリコ <→amazon.co.jp>
(03/18)「約束の地」ロバート・B・パーカー <→amazon.co.jp>
(03/11)「キャッツキルの鷲」ロバート・B・パーカー <→amazon.co.jp>
(03/05)「初秋」ロバート・B・パーカー <→amazon.co.jp>
(02/27)「失投」ロバート・B・パーカー <→amazon.co.jp>
 久しぶりに読み返したんだけど、やっぱり翻訳がいまいちだよなぁと思った。
(02/10)「ふしぎな図書館」村上春樹 <→amazon.co.jp>

2004>

(12/21)「クミコハウス」素樹文生<→amazon.co.jp>
(12/17)「エーガ界に捧ぐ」中原昌也<→amazon.co.jp>
(11/26)「海老蔵そして團十郎」関容子<→amazon.co.jp>
 成田屋三代についての本、三人をまとめて取り上げているのでやや散漫な印象もあるが、成田屋の芸を見続けてきて信頼を得ているからこそ聞くことができたであろう話が満載で、とてもおもしろかった。
(11/22)「ナイルさんのカレー天国」G.M.ナイル<→amazon.co.jp>
(11/17)「東京するめクラブ地球のはぐれ方」村上春樹、都築響一、吉本由美<→amazon.co.jp>
 雑誌の連載をまとめたもの。テイストは水丸さんとやった「日出る国の工場」に似てるけど、もっと猥雑でボリュームもあって読み応えがある。
(11/13)「サーチエンジンシステムクラッシュ」宮沢章夫<→amazon.co.jp>
 知らなかったけど芥川賞の候補にもなった小説らしい。
(11/10)「遠い太鼓」村上春樹<→amazon.co.jp>
 春樹さんの旅行記はどれも好きなんだけど、これは中でも一番好きです。かなりのボリュームがあるし、全体のトーンに統一感がないので読み通すのは骨が折れるんだけど、読み終えたときの満足感は大きいです。
(11/06)「海辺のカフカ・下」村上春樹<→amazon.co.jp>
(11/03)「海辺のカフカ・上」村上春樹<→amazon.co.jp>
 やっぱりジョニー・ウォーカーの猫殺しの場面はきつい
(10/31)「アフターダーク」村上春樹<→amazon.co.jp>
 2読目。
(10/14)「雨天炎天」村上春樹<→amazon.co.jp>
(10/11)「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹<→amazon.co.jp>
(10/11)「もし僕らのことばがウイスキーであったなら」村上春樹<→amazon.co.jp>
(10/09)「村上ラジオ」村上春樹<→amazon.co.jp>
(10/03)「カーヴァーズ・ダズン」レイモンド・カーヴァー<→amazon.co.jp>
 こないだ読んだ「ぼくが電話をかけている場所」と収録作品がいくつか重なっているのだが、だいぶ訳しなおされていた。
(9/30)「ぼくが電話をかけている場所」レイモンド・カーヴァー<→amazon.co.jp>
 思い立って積読状態だった村上春樹訳のカーヴァーをまとめ読みしてみようと思って、まずはこれから。
(9/20)「青豆とうふ」安西水丸、和田誠<→amazon.co.jp>
 2人が交互にエッセイを書き、相手のエッセイにイラストをつける、エッセイは直前の相手のエッセイのお題を引き継いでしりとりのように続けていく。というアイデアは面白いけど、エッセイのできがイマイチ。下手くそなジャズプレイヤーのソロ交換のようで文章の流れが悪く、つまらなかった。
(9/17)「ブルーノート・ジャズ」小川隆夫<→amazon.co.jp>
 「ブルーノート裏話/ちょっといい話」といったかんじの軽めの読み物。
(9/11)「アフターダーク」村上春樹<→amazon.co.jp>
(8/1)「蛍・納屋を焼く・その他の短編」村上春樹<→amazon.co.jp>
(7/30)「今夜、すべてのバーで」中島らも<→amazon.co.jp>
(7/26)「カンガルー日和」村上春樹<→amazon.co.jp>
(7/23)「クリスマスの思い出」トルーマン・カポーティ<→amazon.co.jp>
(7/23)「あるクリスマス」トルーマン・カポーティ<→amazon.co.jp>
(7/22)「おじいさんの思い出」<→amazon.co.jp>
 カポーティの初期の短篇作品、村上春樹訳。ずっと前に買って積読しておいたのですが、軽い読み物が欲しくて手にとって一気に読んでしまいました。しみじみとしたいいお話だけど、よくあるタイプの作品でもある。
(7/19)「針がとぶ Goodbye Porkpie Hat」吉田篤弘<→amazon.co.jp>
 こないだ図書館で借りてきたクラフト・エヴィング商會の吉田篤弘さんの本を一気に読了、一見独立した短編集のようでいて、各作品がちょっとした登場人物やキーワードで繋がっている、そのつながりがクラフト・エヴィング商會の他の作品にまで広がっていて不思議な世界を作り出しているのがおもしろい。こういう細かな仕掛けがクラフト・エヴィング商會らしさなんだろうなぁ。
(7/19)「フィンガーボウルの話のつづき」吉田篤弘<→amazon.co.jp>
 ビートルズの「ホワイト・アルバム」をモチーフにした短篇小説集。
(7/18)「シドニー!」村上春樹<→amazon.co.jp>
 文庫化されたのをきっかけに再読。前後に配置されたノンフィクション/インタビューの部分とあいだに挟まれた日記の部分の対比が見事、いい本だなぁとあらためて思った。
(7/4)「クラウド・コレクター」クラフト・エヴィング商會<→amazon.co.jp>
 おなじクラフト・エヴィングによる「すぐそこの遠い場所」と対になる本、おもしろかった。こちらが基本で「すぐそこ〜」はサブテキスト/用語集にあたるものなので、「すぐそこ〜」はこの本の後に読んだほうが楽しめます。
(6/28)「歌右衛門の疎開」山川静夫<→amazon.co.jp>
(6/20)「はてなダイアリーガイドブック」<→amazon.co.jp>
 すごく丁寧に作られてるんだけど、あんまり得るものはなかったし、おもしろくもなかった。微妙。はてなビギナーの頃に読んだら違った感想だったと思う。
(6/2)「じつは、わたくしこういうものです」クラフト・エヴィング商会<→amazon.co.jp>
(6/2)「スコッチ三昧」土屋守<→amazon.co.jp>
 スコッチ・ウイスキーについてQ&A形式で書かれた本、軽い気持ちでパラパラとめくって読めるが、内容はきちんとしている。
(5/15)「Bolero」吉田音<→amazon.co.jp>
 時間も場所も空気も異なるお話が巧妙に繋がっていく、前作よりさらにおもしろかった。
(5/5)「つむじ風食堂の夜」吉田篤弘<→amazon.co.jp>
 クラフト・エヴィング商會の本とはちょっと趣きが違うがおもしろかった、ノスタルジック。
(5/3)「Think」吉田音<→amazon.co.jp>
 今までによんだクラフト・エヴィング商會の本の中で一番面白かった、ネコが出てきて複数の世界のお話が並行して進んでいって、その複数の世界がリンクしていて他にも「水読み」とか「井戸」とか出てきて、ちょっと村上春樹の「海辺のカフカ」とか「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を思い出しました。続編の「Bolero」もぜひ読んでみたいです。
(5/2)「ないもの、あります」クラフト・エヴィング商會<→amazon.co.jp>
 タイトルを頭に入れて1ページ目をめくると「あっ」と言わされる、だけどそこから話が大きく広がっていったりはしない、淡々とそのアイデアに沿った商品が紹介されていく。それを楽しめるかどうかはクラフト・エヴィングの世界にはまっているかにかかっているんじゃないかな。この、まるで職人の仕事みたいな淡々とした感じがクラフト・エヴィングの持ち味のひとつだと思うから。
(4/23)「もし僕らのことばがウイスキーであったなら」村上春樹<→amazon.co.jp>
(4/22)「スコッチ街道」常盤新平<→amazon.co.jp>
 タイトルのスコッチにひかれて読み始めたが、ウイスキーをめぐる旅は全体の半分以下、全体としては著者の旅のエッセイを集めたものでややまとまりに欠ける印象を受けた。ところどころ意味がすっと通らない部分があってそれも興ざめ、いまいち。
(4/19)「リリー&ナンシーの小さなスナック」ナンシー関、リリー・フランキー<→amazon.co.jp>
(4/18)「らくだこぶ書房21世紀古書目録」クラフト・エヴィング商会<→amazon.co.jp>
 未来の古書(現在から見ればまだ存在しない本)を紹介していくのだが、そのほとんどが未来を感じさせない内容なのが残念。妙なリアリティをもった未来予想図のようになってもクラフト・エヴィング商会の本らしくないだろうし、最後の数ページを読むとそんなことはどうでもよくなるのだけどね。
(4/17)「どこかにいってしまったものたち」クラフト・エヴィング商会<→amazon.co.jp>
 友達が貸してくれた不思議な本。クラフト・エヴィング商会って知らなかったけど調べてみたらその筋では有名なデザイン・ユニットらしい。
(4/16)「いっぽん海ヘビトンボ漂読記」椎名誠<→amazon.co.jp>
 大学生の頃だったか「あやしい探検隊」シリーズにハマってエッセイはほとんど読んだりしてたけど、いつの間にか飽きて落ちちゃった椎名誠。それでも寝る前にちょこっと読むにはちょうどよい軽い内容なので、最近はまたポツポツと読んだりしています。飽きた理由はマンネリズムだと思ってたけど、この本読んでて閃いた、本や映画や音楽の趣味が全く合わないからだ。本の雑誌なんてやってるぐらい活字中毒の著者だから本の趣味が合わないのは特に致命的だよなぁ。
(4/11)「真相」ロバートBパーカー<→amazon.co.jp>
 スペンサーシリーズの30作目、個人的にはスペンサーシリーズは「キャッツキルの鷲」以降どんどんつまらなくなっていったと思うのだが、本作では偉大なるマンネリズムが芸として確立された感があり楽しめた。30作目を祝う意味なのか他シリーズのジェッシィ・ストーンが登場する。
(4/3)「映画をめぐる冒険」村上春樹・川本三郎<→amazon.co.jp>
 本が書かれた当時にビデオで見られる映画というしばりで2人が好きな作品をあげた短いコメントをつけたカタログ本。川本はプロの視点から豆知識などを織り込んだコメントを、村上はファンの視点から思い入れをこめたコメントを寄せていて、2人のコメントの対比が面白い。
(3/27)「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」(Feb/2004平凡社)<→amazon.co.jp>
 作品としての完成度はあまり高くなく、習作・ラフスケッチといった印象、この短篇たちがマンガに育ったのか小説に育ったのかはわからないけど。
(2/29)「インドぢる」ねこぢるy<→amazon.co.jp>
 なぜか漫画だと思いこんでいたので読み始めたときはその文章の量に戸惑った。文章の部分は、ほんとにねこぢるの漫画に出てきたあのぐうたらなダンナが書いたの?とおもうほどまともなもの。オマケの漫画の部分はねこぢるの漫画を真似て書いてはいるが、ぶっとんだねこぢるの世界とは似ても似つかない頭で考え出されたもの。トータルすれば読み応えがあり面白かった。
(2/23)「UKULELE LOVE」関口和之<→amazon.co.jp>
(2/22)「マムシのanan」リリー・フランキー<→amazon.co.jp>
(1/24)「できるかなリターンズ」西原理恵子<→amazon.co.jp>
 いろんな雑誌への連載をかき集めて作った1冊、そこそこおもしろいけどやっつけ仕事って気もする。
(1/11)「マムシのanan」リリー・フランキー<→amazon.co.jp>
 大人の女版「女子のいきざま」リリーさんのイラストがないのは寂しいが、随所にリリー節が炸裂。

2003

(12/5)「ふたりの証拠」アゴタ・クリストフ<→amazon.co.jp>
(11/06)「悪童日記」アゴタ・クリストフ<→amazon.co.jp>
(11/03)「ハリセンボンの逆襲」椎名誠<→amazon.co.jp>
(11/02)「天地無用〜テレビ消灯時間(6)」ナンシー関<→amazon.co.jp>
(10/26)「若い読者のための短編小説案内」村上春樹<→amazon.co.jp>
(10/24)「ナイーヴ・スーパー」アーレン・ロー<→amazon.co.jp>
(10/20)「月曜日は最悪だとみんなは言うけれど」村上春樹編・訳<→amazon.co.jp>
 春樹さんのセレクションによるティム・オブライエンやトム・ジョーンズといった現代作家の短編やエッセイなどをまとめた1冊。各編の冒頭に置かれた春樹さんのコメントもとても面白かった。
(10/19)「逆まわりの世界」フィリップK.ディック<→amazon.co.jp>
 アイデアは面白くて、ぐいっと引き込まれるんだけど荒削りな印象。
(10/5)「見仏記・親孝行篇」いとうせいこう・みうらじゅん<→amazon.co.jp>
(9/26)「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)」村上春樹<→amazon.co.jp>
(9/22)「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)」村上春樹<→amazon.co.jp>
(9/14)「ダンス・ダンス・ダンス(下)」村上春樹<→amazon.co.jp>
(9/9)「ダンス・ダンス・ダンス(上)」村上春樹<→amazon.co.jp>
(9/6)「羊をめぐる冒険(下)」村上春樹<→amazon.co.jp>
(9/3)「羊をめぐる冒険(上)」村上春樹<→amazon.co.jp>
(9/1)「1973年のピンボール」村上春樹<→amazon.co.jp>
(8/30)「スプートニクの恋人」村上春樹<→amazon.co.jp>
(8/11)「バースデイ・ストーリーズ」村上春樹編訳<→amazon.co.jp>
 今年の誕生日に友人にプレゼントされてずっと積読してたんですが、英訳が出版されているのを知って思い立ち、一気に読み終えました。何とも不思議な読後感の残る作品ばかりでした。
(8/7)「ピーターとペーターの狭間で」青山南<→amazon.co.jp>
 翻訳家の青山南さんのエッセイ集、春樹さんの「風の歌を聴け」に登場するハートフィールドに触れた文章があるので手に取ったのですが、作者のひねくれた感じがいまいち好きになれず、古い本でネタの鮮度が落ちていることを割り引いてもあまり面白くありませんでした。もう少しカラッと明るいユーモアを希望します。
(7/26)「説教番長どなりつけハンター」掟ポルシェ<→amazon.co.jp>
 言ってることはめちゃくちゃなんだけど、決してバカじゃないのが文章の端々に表れている。電波の周波数が合わないとつらいけど、僕には合ってたようです、けっこう面白かった。
(7/20)「翻訳夜話2〜サリンジャー戦記」村上春樹、柴田元幸<→amazon.co.jp>
 春樹さんと柴田さんの対談、幻の訳者あとがき、柴田さんによる「」。「キャッチャー」のサブテキスト
「インターネットで古本屋さんやろうよ!」芳賀健治<→amazon.co.jp>
(7/18)「ハワイイ紀行(完全版)」池澤夏樹<→amazon.co.jp>
 単行本もけっこうボリュームがあるのですが、文庫化にあたりさらに2編が加えられて読み応えがあります。観光地としてのハワイではなく、もっとディープなハワイイに興味のある人はぜひ。
(7/13)「バナタイム」よしもとばなな<→amazon.co.jp>
 エッセイ集、最近の公式サイトの日記などはなんか波長が合わなくて(個人的には)読みにくいんだけど、これは去年書かれたものなのにさらりと読めた。
(7/10)「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」村上春樹<→amazon.co.jp>
 再読、ゆったりとした気分でウイスキー飲みながら読みたいです。
(6/29)「ボクがウンコを踏んだ日」かせきさいだぁ三<→amazon.co.jp>
 かせきくんのエッセイ集、彼の書く詩とは違った世界、軽妙ですごく面白かった。
(6/25)「使いみちのない風景」村上春樹・稲越功一<→amazon.co.jp>
(6/19)「かもめのジョナサン」<→amazon.co.jp>
 普遍的な物語として読むこともできるけど、当時の社会情勢やキリスト教についての知識があるともっと違った読み方ができるんだろうなぁと思う。
(6/15)「海馬/脳は疲れない」池谷裕二・糸井重里<→amazon.co.jp>
(6/14)「ふわふわ」村上春樹、安西水丸<→amazon.co.jp>
 あれあれって思っているうちに読み終わって、ほとんど印象に残らなかった。少し経ったら読み直してみます。
(6/13)「前略小沢健二様」<→amazon.co.jp>
 例の「Eclectic」<→amazon.co.jp>以前というか、消息不明中に読んでいたらまた感想も違っていたんでしょうが、あれを聞いた後だとなんかなぁ。と思って「Eclectic」の評をあらためてチェックしてみたんですがけっこう評判いいんですか?びっくり、個人的にはすごく病んでいるように聞えて、痛々しいので封印しちゃったんですよね。そのうち聴きなおしてみようかな。
(6/8)「キャッチャー・イン・ザ・ライ」J.D.サリンジャー、村上春樹訳<→amazon.co.jp>
 やっと読み終わった春樹さん訳のライ麦畑、全体に野崎訳に比べて読みやすくなった印象、ホールデンが「やれやれ」っていうところは笑った。
(6/8)「エーガ界に捧ぐ」中原昌也<→amazon.co.jp>
 暴力温泉芸者こと中原昌也の壊れた映画評というか、映画評にかこつけた愚痴のようなもの。ぶち壊れているわりに憎めない。
(5/29)「文藝別冊・ナンシー関・永久保存版―トリビュート特集」<→amazon.co.jp>
(5/20)「旅々ハワイ、日々カウアイ」今井栄一<→amazon.co.jp>
 ところどころ面白いエピソードもあるが、全体としてまとまりがなく物足りなかった。
(5/13)「やがて哀しき外国語」村上春樹<→amazon.co.jp>
(5/9)「遠い太鼓」村上春樹<→amazon.co.jp>
 37歳から40歳にかけての約3年間、春樹さんはイタリア・ギリシアあたりのヨーロッパに住み、その間に「ノルウェイの森」「ダンス・ダンス・ダンス」の2冊の長編と何冊かの翻訳といくつかの短編を仕上げた。その頃の話をつづった1冊。長編に集中しているときは記述がごっそりとなかったり、時期によって精神状態がひどく悪かったりするが、執筆の裏側も垣間見れたりしてとても興味深い1冊だった(再読)。
(5/8)「はれた日は学校をやすんで」西原理恵子<→amazon.co.jp>
(5/3)「雨天炎天−ギリシャ・トルコ辺境紀行」村上春樹<→amazon.co.jp>
(4/28)「羊男のクリスマス」村上春樹・佐々木マキ<→amazon.co.jp>
「ウォーク・ドント・ラン」村上春樹・村上龍<→amazon.co.jp>
(4/23)「鳥頭紀行ジャングル編」西原理恵子<→amazon.co.jp>
 一緒にアマゾンへいった勝谷、西田の文章と、金角・銀角とのベトナム編で水増しがされているんだけど、そのおかげで単調にならずに内容に厚みが出ている。リエゾウ先生って怠け者のイメージがあるんですけど、あちこち行っててけっこう行動派なのね。
(4/7)「iモード事件」松永真理<→amazon.co.jp>
 iモードが誕生するまでの経緯を書いたベストセラー本、読みやすいのだが、内容があっさりしすぎていて物足りなかった。
(3/17)「西へ行く者は西へ進む」えのきどいちろう<→amazon.co.jp>
(2/26)「風の歌を聴け」村上春樹<→amazon.co.jp>
(2/5)「ダンス・ダンス・ダンス(下)」村上春樹<→amazon.co.jp>
(1/20)「ナイルさんのカレー天国」G.M.ナイル<→amazon.co.jp>
(1/17)「ダンス・ダンス・ダンス(上)」村上春樹<→amazon.co.jp>
  未年なんで(笑)
(1/8)「小さなスナック」ナンシー関、リリー・フランキー<→amazon.co.jp>

2002

(12/28)「青山の青空」安西水丸
 読むたびに思うんだけど、水丸さんのエッセイってこんなこと書いちゃって大丈夫なのってことが書いてあったりするんですよね、今回もはらはらしました。
(12/26)「マリカのソファー/バリ夢日記」吉本ばなな
 多重人格というテーマなのに、なんというかすごく静かに話が進んでいって、「えっこれで終わり?」というのが正直な感想です。あわせて取材旅行の様子をつづった「バリ夢日記」が収録されているのですが、そこでの出来事があまりにストレートに小説に取り込まれているのが笑えます。
(12/22)「パイナツプリン」吉本ばなな
 初期のエッセイ集
(12/15)「ねこぢる純粋理性批判」
 ねこぢるの旦那の山野一の協力を得ていて、作品からの引用は多数、丁寧にエピソードなどを拾っているのには好感が持てるが、分析が浅すぎる。これを読んでも新たな発見があったり、理解が深まることは無いと思う。
(12/11)「メロンが食べたい」安西水丸
(12/7)「鳥頭紀行〜くりくり編〜」西原理恵子
 ちょっと毒気が抜けてる気もするけど、けっこう楽しめました。
(12/03)「帰ってきた空飛び猫」アーシュラ・K・ル・グウィン
 春樹さんが翻訳したシリーズものの絵本、絵本なんでビールを飲みながら一気に読んじゃいました。
(12/01)「ライ麦畑でつかまえて」J.D.サリンジャー
 初めて最後まで読みました、こういう話だったんですね、ゆっくりと消化中。
(11/30)「生半可な学者」柴田元幸
 翻訳家の柴田元幸のエッセイ、講談社エッセイ賞を受賞しただけあっておもしろい。翻訳家っていろんなことを知ってるもんだなと感心した。
(11/24)「何だかんだと」ナンシー関
(11/17)「目撃・アメリカ崩壊」青木冨貴子
(11/13)「海辺のカフカ・下」村上春樹
 二回目は時間をかけて読みました。
(11/10)「ばななのばなな」吉本ばなな
 対談、インタビューをまとめた一冊。
(11/03)「さらば国分寺書店のオババ」椎名誠
 「あやしい探検隊」シリーズが好きで、昔はエッセイを片っ端から読んでいたんですが、改めて読み返してみるとデビュー作だけあって荒っぽいですね(それが魅力ではあるけど、荒っぽすぎ)、仮名なのかもしれないけど個人名とかをさらっと書いちゃったりしてるとことか読んでいて心配になります。読み終わってもあとに何にも残らないところがすごいです。
(10/27)「茫然とする技術」宮沢章夫
 いろんな雑誌に書いたエッセイの寄せ集め。相変わらずのずれた視線がいい味出してます。
(9/19)「海辺のカフカ・下」村上春樹
(9/16)「海辺のカフカ・上」村上春樹
 春樹さんの新刊、いろんなものが詰まっている、ばらばらのピースが少しずつつながってきたけれど、この先どんな展開になるのか想像がつかない。
(9/14)「坑夫」夏目漱石
 春樹さんの新刊のサイトに、新刊を読む前に読んでおくといいと書いてあったので。それまではこんな作品があることさえ知りませんでした。
(9/9)「ねじまき鳥クロニクル・第3部鳥刺し男編」村上春樹
(9/6)「ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック」村上春樹
 フィッツジェラルドについての春樹さんのエッセイと春樹さん訳の「自立する娘」「リッチ・ボーイ」を収録
(9/4)「耳のこり」ナンシー関
(8/30)「ネットフォース・エクスプローラーズ-仮想破壊者」トム・クランシー
 近未来のコンピューター社会と犯罪をネタに器用にミックスしてまとめているが、読んでいるときは楽しいけれど読後に何も残らない、この手の仕事の得意なマイケル・クライトンに比べると数段落ちる。時間つぶしにはいいかな。
(8/26)「ぼくが電話をかけている場所」レイモンド・カーヴァー
(8/25)「翻訳夜話」村上春樹・柴田元幸
(8/24)「長いお別れ」レイモンド・チャンドラー
(8/19)「ブエノスアイレス午前零時」藤沢周
(8/17)「やりにげ」みうらじゅん
(8/17)「日出る国の工場」村上春樹・安西水丸
 春樹さんの語り口はいつもどおり楽しいけど、内容は古くて色あせた感がある
(8/14)「華麗なるギャツビー」スコット・フィッツジェラルド
 新潮版に続いて角川版のギャツビーを読んでみました。新潮版に慣れているせいでギャツビーやトムの言葉使いに違和感があったのは仕方ないと思うけど、それ以前に文章がこなれていなくて、日本語として意味不明なところがあちこちにあるのには参りました。当時としてはこれが限界だったのかもしれないけど、名作といわれる本の翻訳がこのレベルじゃちょっと恥ずかしいかも。
(8/12)「華麗なるギャツビー」スコット・フィッツジェラルド
 ギャツビーとニックにとって東部は憧れの土地であったが、そこは同時に、まともな人間は決して生き残ることのできない戦場でもあった。ギャツビーは不完全で弱い人間であった上に、彼の抱いた唯一の夢(ディジー)は、誤ったものであったために命を落とし、ニックはかろうじて生き残り、東部(戦場)をあとにする。
そしてトムやディジーのように不注意で鈍感な人間だけが東部で生き続けていくのだ。
(8/10)「69 sixty nine」村上龍
(8/6)「限りなく透明に近いブルー」村上龍
(8/1)「パイナップルヘッド」吉本ばなな
 雑誌ananでの連載コラムをまとめたエッセイ集、日常が淡々とつづられています。
(7/29)「ハチ公の最後の恋人」吉本ばなな
(7/28)「辺境・近境・写真篇」松村映三、村上春樹
(7/26)「つれづれノート3・毎日はシャボン玉」銀色夏生
(7/24)「つれづれノート2」銀色夏生
(7/22)「つれづれノート」銀色夏生
 とりとめのない日記風のエッセイ集
(7/21)「青空の方法」宮沢章夫
 この人の視点はどこかずれていて、笑っていいのか不安になる、不思議なおかしさがある
(7/20)「遠い太鼓」村上春樹
 '86から三年間のヨーロッパでの生活を中心につづった一冊、著者の心の状態の波が感じられる読み応えのある一冊。
(7/8)「ばななブレイク」吉本ばなな
 「CUT」の連載を中心にしたエッセイ集、人についてかかれたものが多い。
(7/5)「使いみちのない風景」稲越功一・写真、村上春樹・文
 読み進むにつれタイトルにこめられた意味が明らかになり、文章とは無関係で一貫したテーマもないと思われた写真が、文章ときっちりとリンクしひとつのテーマに沿ったものだということがわかってくる。文庫化にあたり2つのエッセイが追加収録されているが、ファンとしてはひとつでも多くの春樹さんの文章にふれたいと思う一方で、タイトル作だけで完結していた世界のバランスを崩しているように思う。
(6/28)「羊のレストラン-村上春樹の食卓」高橋丁未子
 春樹研究本、せっかく買ったんで読んだのですが、思いつきだけでろくな理由付けもない決めつけが不快、そもそも構成がでたらめで何が言いたいのか分からない、駄本でした。
(6/19)「またたび浴びたタマ」村上春樹
 春樹さんがひねり出した回文に、デブ専マンガ家友沢ミミヨ画伯の絵がついてカルタのようになった一冊、添えられた春樹さんの短文の脱力度もいい味出してます。暇つぶしに。
(5/26)「マルタの鷹」ダシール・ハメット
 古い作品のせいもあるが、全体的に詰めが甘く楽しめなかった。
(5/20)「青山へかえる夜」安西水丸
 水丸さんのエッセイ集
(5/19)「空飛び猫」アーシュラ・K・ル=グウィン、村上春樹訳
 絵本なんて読んだの久しぶりだよ
(5/18)「村上春樹イエロー辞典」村上ワールド研究会
 項目が少ないし、解説も首をひねるものが散見される、ところどころ興味を引く記述もあるが、いまいちの本
(5/17)「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)」村上春樹
(5/14)「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)」村上春樹
 個人的にはピンとこないのですが、春樹作品の中では人気の高い一冊
(5/11)「告別」ロバート・B・パーカー
 スーザンが去り自己の完全性を失ったスペンサー。 現実をしっかりと受け入れられないまま仕事を引き受けるが、ときおり投げやりな姿勢を見せながら進んで行く彼に危険が迫る。
(5/4)「プレイバック」レイモンド・チャンドラー
 「タフでなければ〜」の名セリフで知られる作品、初めてのチャンドラーだったのですが、いまひとつピンときませんでした。四十年以上前の作品ってせいもあるし、チャンドラーの作品の中でもやや異質な作品だってせいもあるのでしょうか。
(4/28)「ダンス・ダンス・ダンス(下)」村上春樹
(4/26)「ダンス・ダンス・ダンス(上)」村上春樹
 羊3部作からつながるストーリー
(4/17)「ハガーマガーを守れ」ロバート・B・パーカー
 相変わらずのマンネリ、もはや伝統芸能ですな
(4/14)「村上朝日堂はいかにして鍛えられたか」村上春樹・安西水丸
 「週刊朝日」に連載のエッセイ。
(4/8)「辺境・近境」村上春樹
 アメリカ、メキシコ、讃岐、神戸など、あちこちに書いたたびエッセイをまとめたもの。ちょっとまとまりがないし、短い分あさかったりもするけど、軽い読み物としてはよいでしょう。あとがきのように添えられている「辺境を旅する」という一文は結構考えさせられて面白いです。
(4/2)「村上ラヂオ」村上春樹
 「anan」の連載をまとめた春樹さんのエッセイ集
(4/1)「初秋」ロバートB.パーカー
 スペンサー・シリーズの中ではもっとも好きな一冊
(3/22)「レキシントンの幽霊」村上春樹
 短編集、静かな恐怖が淡々とつづられる
(3/17)「女子の生きざま」リリー・フランキー
(3/17)「美女と野球」リリー・フランキー
(3/15)「シドニー!」村上春樹
 村上春樹のシドニー・オリンピック観戦記、オリンピックに懐疑的で、自ら何度もマラソンを走った経験のある村上が、独自の視点からオリンピック&オーストラリアについて書いた本
(3/8)「ウォーク・ドント・ラン〜村上龍vs村上春樹」
 '81年にでた、ちょっと古めの二人の対談集。
(3/7)「あやしい探検隊・バリ島横恋慕」椎名誠
 探検隊シリーズ、今回は4名でバリ島へ。けっこうまじめに考えてたりして笑える。
(3/4)「ほぼ日刊イトイ新聞の本」糸井重里
 WEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の誕生と成長について書かれた本
(3/2)「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹
 阪神大震災とかすかなつながりを持つ六つの短編
(2/21)「Ghosts/幽霊たち」ポール・オースター
 なんとも不条理な小説
(2/16)「世界ウィスキー紀行」立木義浩、菊谷匡祐
(2/12)「ノルウェイの森」村上春樹
(1/12)「TVピープル」村上春樹
 短編集
(1/11)「村上朝日堂・はいほー!」村上春樹
(1/3)「パン屋再襲撃」村上春樹
 短編集、その後の長編の習作となった作品も含まれている。

2001

(12/31)「ひな菊の人生」吉本ばなな
(12/30)「耳そぎ饅頭」町田康
 エッセイ集
(12/24)「増量・誰も知らない名言集」リリー・フランキー
(12/23)「グレイト余生」みうらじゅん
 みうらさんの日記本
(12/9)「DOS/Vブルース」鮎川誠
 シーナ&ロケッツの鮎川さんのパソコン奮闘記、僕なんかよりも前にHPを立ち上げていて、話の内容的には古いんですが、ロック精神にあふれていて楽しく読みました。失敗したって死ぬわけじゃないんだからどんどんやってやろうって気がまえは素敵です。
(11/29)「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」村上春樹
(11/28)「国境の南、太陽の西」村上春樹
 死の匂いが強くて、読むとどんよりとした気分になる
(11/24)「象工場のハッピーエンド」村上春樹
(11/23)「回転木馬のデッド・ヒート」村上春樹
(11/18)「死亡遊戯」藤沢周
 好みではなかった。
(11/7)「中国行きのスロウ・ボート」村上春樹
 ’83年に出た短編集。
(10/25)「ダンス・ダンス・ダンス(下)」村上春樹
(10/23)「ダンス・ダンス・ダンス(上)」村上春樹
(10/21)「村上朝日堂はいほー!」村上春樹
(10/17)「やがて哀しき外国語」村上春樹
 アメリカでの滞在生活をつづったエッセイ
(10/12)「羊をめぐる冒険(下)」村上春樹
(10/10)「羊をめぐる冒険(上)」村上春樹
(10/6)「1973年のピンボール」村上春樹
 昔、何度かチャレンジしたのに春樹が苦手で挫折したのは、この辺の初期作品が壁になっていたからだよなぁといまさらながら思い出しました。ただでさえどこか不思議な印象をもつ複数の話がばらばらに千切られたうえに無理やりくっつけられたような作品。
(10/4)「風の歌を聴け」村上春樹
 エッセイ集でこの小説を書いていたころの話を読むと納得するのだが、ばらばらのピースを強引にくっつけたようなごつごつとした印象。
(10/3)「村上朝日堂の逆襲」村上春樹・安西水丸
(10/1)「村上朝日堂」村上春樹・安西水丸
 何度も読んでる昔のエッセイ集なんですが、ちょと軽めの読み物が欲しかったんで、手近にあったものを
(9/24)「エグザイルス・ギャング」ロバート・ハリス
 セックスとかギャンブルがわんさか出てきて、初めて読んだのがこの本だとちょっとひくかも。
(9/23)「くっすん大黒」町田康
 わけわからない、怪しい世界
(9/20)「蒼ざめた王たち」Robert B. Parker
 読みやすいんだけど、惰性で書かれているよなぁ。
(9/18)「豆炭とパソコン―80代からのインターネット入門」糸井 重里
(9/12)寺島靖国、安原顕「JAZZジャイアンツ名盤はこれだ!」
 ちょっと変わり者で好き嫌いがはっきり分かれる二人によるジャズをテーマにした対談集。二人の軽快なテンポの会話に引き込まれて、一気に読みました。
(8/31)「ブンガクだJ!-不良のための小説案内」永江朗
 ’90年代に登場した日本の作家の本をJ文学とくくって読み解いた一冊。そこらへんの作家の本ってほとんど読んだことないんですが興味がわきました。
(8/24)「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」フィリップ・K・ディック
(8/20)「地球の果てまでつれてって」横尾忠則
 日記スタイルのエッセイ、適度にいっちゃってて面白いです。
(8/19)「モバイル日記」玉村豊男
(8/16)「中国行きのスロウ・ボート」村上春樹
 ’83年に出た短編集。
(8/15)「プレイメイツ」Robert B. Parker
 たぶん惰性でかかれた一冊、すでに書かれた要素を組替えただけで目新しいところのないストーリー、ステレオタイプな登場人物。あまりにうまく行き過ぎる結末、シリーズのファン以外は読む必要なし。この駄作をさらにひどいものにしているのが解説を書いている間抜け、五ページ半の解説のうち二枚半もかけてバスケットボールがアメリカでは野球アメフトと並んで人気のあるスポーツであることをいい(理由は同僚のアメリカ人が熱狂していたから?!)、アメリカではこれにホッケーを加えて四大スポーツといわれるのに、どうもそれはご存知ないようで三大スポーツなどといっている(きっと彼の同僚はホッケーに熱狂していなかったのだろう)、東女の教授だというこの馬鹿の書いた解説が読後の不快な気持ちをさらに増幅させてくれる。
(8/14)「拡がる環」Robert B. Parker
(8/13)「夢で会いましょう」村上春樹・糸井重里
 二人によるちょっと変わったエッセイ集
(8/11)「武器よさらば」ヘミングウェイ
(8/10)「ハネムーン」吉本ばなな
 淡々とした語り口
(8/8)「にっぽん海風魚旅・怪し火さすらい編」椎名誠
 「週刊現代」の連載をまとめたもの、カメラを片手に海沿いの町へ行ってはシャッターを切り海の幸をほうばる。
(8/5)「インドへ」横尾忠則
(7/30)「失投/Mortal Strikes」Robert B. Parker
 スペンサー・シリーズの3作目、ボストン・レッド・ソックスのエース・ピッチャーの八百長の疑惑を調べ始めたスペンサーは、彼が家族と野球という二つの規範の板ばさみになっていることを知るが、自分自身も罪のない人が被害者になるのを許さないという規範と、避けられない場合を除いては人を殺してはならないという規範の板ばさみになってしまう。けっきょく人は神ではない以上、完全であることはできず、やるべきことをやるのではなく、できることの中から最善の事を選んでをやるしかないのだろう。
(7/27)「ゴッドウルフの行方」Robert B. Parker
 スペンサー・シリーズの第一作、スーザンやホークはいないし、簡単に寝てしまうということはあるけど、一作目にしてスペンサーの特徴はほぼ備えている。
(7/16)「ねじまき鳥クロニクル・第3部・鳥刺し男編」村上春樹
(7/13)「雨天・炎天」村上春樹
(7/9)「回転木馬のデッド・ヒート」村上春樹
(7/4)「蛍・納屋を焼く・その他の短編」村上春樹
(6/24)「ねじまき鳥クロニクル・第2部・予言する鳥編」村上春樹
(6/22)「ねじまき鳥クロニクル・第1部・泥棒かささぎ編」村上春樹
(6/20)「ノルウェイの森(下)」村上春樹
(6/19)「ノルウェイの森(上)」村上春樹
(6/17)「インドでわしも考えた」椎名誠
(6/10)「辺境・近境」村上春樹
(6/9)「約束の地/Promised Land」Robert B. Parker
(6/8)「TVピープル」村上春樹
(6/4)「すっぽんの首」椎名誠
(6/3)「Portrait in Jazz 2」安西水丸・村上春樹
(6/2)「レキシントンの幽霊」村上春樹
(6/1)「羊をめぐる冒険(上)(下)」村上春樹
(5/28)「象工場のハッピーエンド」村上春樹・安西水丸
(5/24)「遠い太鼓」村上春樹
(5/17)「キャッツキルの鷲」ロバート・B・パーカー
(5/15)「村上朝日堂・はいほー!」村上春樹
(5/11)「スプートニクの恋人」村上春樹
 夜中に寝つかれなかったのと、一回目ですんなり頭に入らなかったところがいくつかあったので再読。
(5/9)「スプートニクの恋人」村上春樹
 大切な人の失踪とか異世界とかいつもの春樹ワールドのようでもあり、どこかが微妙に違っている。パワーブックとかベッソンとかの具体的で新しい言葉や主人公の職業が教師なんていうところに、落ち着かない気分でいたら、この結末とは!
(5/5)「パイナツプリン」吉本ばなな
 エッセイ集、寄せ集めらしくて全体としてのまとまりがなくあまり面白くなかった。あとがきで、村上春樹のファンだが、彼の小説は暗いテーマが多いので、小説を読むと村上さんのことが心配になる。そんなときエッセイを読むと安心すると書いてあったが、これには同感です。
(5/2)「TUGUMI」吉本ばなな
(5/1)「とかげ」吉本ばなな
 六つの短編
(4/30)「パン屋再襲撃」村上春樹
 六つの短編、後の長編のスケッチのような作品もあり。
(4/29)「やがて哀しき外国語」村上春樹
 '91から2年半にわたってニュージャージー州プリンストンに暮らしたときのことを書いたエッセイ集。
(4/28)「むは力」椎名誠
 「本の雑誌」の連載エッセイをまとめた「むはシリーズ」の6冊目
(4/24)「青春ノイローゼ」みうらじゅん
 前半と後半で内容が分裂してる、「小説推理」の連載に大幅に加筆修正した1冊。
(4/23)「大人失格」松尾スズキ
 エログロダークデンジャラスな劇作家の処女エッセイ集ってことなんですが、Hanakoの連載のせい?か、特になんてことはない1冊でした。もしかしたら文面通りに読みすぎたからかも。
(4/15)「村上朝日堂」村上春樹/安西水丸
 軽い読み物が手元になかったんで再読
(3/25)「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹
 神戸の震災を風景として描かれた短編集、ストーリーと震災の距離の遠さが村上らしい。
(3/25)「高麗屋の女房」藤間紀子('97)
 幸四郎の奥さん、染五郎や松たか子のお母さんのエッセイ。長女の紀保(紀保子)の名前の由来は、幸四郎のライフワーク「ラ・マンチャの男」のドン・キホーテだそう、代わった名前だと思っていたのでちょっとすっきり。
(3/24)「ハラダ発ライ麦畑経由ニューヨーク行」原田宗典
 サリンジャーの本をきっかけにしたニューヨーク旅行記、暇つぶしに読む肩のこらないエッセイ。
(3/24)「成りあがり」矢沢永吉
 新しい本も最近出たようなんですが、僕が永ちゃんを知ったときには彼は既にスーパースターだったし、キャロルなんてとっくに過去の物だったんで、その道のりってほとんど知らなかったんですよね。ってことでいまさらですが。ちなみに永ちゃんにインタビューして本にまとめたのは糸井重里です。
(3/20)「ぼくは勉強ができない」山田詠美
 「らしさ」を求める大人達に違和感を感じて生きる高校生の主人公は、学校という閉じた社会の中で自分に正直であることによって生じる、周囲との摩擦にうまく対処できない。自分に正直であること、他者を思いやること、バカをバカということ、どこでバランスを取るべきかって難しい。自分から見てかっこいい人になれる日はくるのでしょうか。
(3/8)「牛への道」宮沢章夫
 常人とは異なるずれた視点から描かれる不思議な文章、けっこうはまります。
(3/4)「ハイ・フィデリティ」ニック・ホーンビィ
 英のベストセラー本、ジョン・キューザック主演で映画化。文章力はいまいちな気がするんだけど、オタク心をくすぐるロブのキャラクターが楽しいので、情けないこの男に自分を重ねて、すっかり落ち込んだり、がんばらなきゃと思ったりしながら楽しく読み終えました。
(2/20)「ナグネ・旅の途中」鷺沢萠
 エッセイ集'00刊
(2/16)「奇跡的なカタルシス」村上龍
 中田英寿、サッカーをテーマにしたエッセイ集
(2/11)「途方もない放課後」鷺沢萠
 雑誌に書いたエッセイを集めたもの'98刊
(2/3)「秘宝耳」ナンシー関
 '99・4〜'00・9の連載コラム、ネタがナマ物だけに一年ほどしか経ってないとは言っても微妙なズレ感があるんですが、ナンシーさんはあいかわらず冴えてました。
(1/29)「SLY」吉本ばなな
 静かな霊的世界を感じさせる作品、文章が今一つこなれていない気もするのですが、短めなのでさらりと読めました。

2000

(12/14)「初秋/Early Autumn」Robert B. Parker
 もう数十回読んでいるのですが久しぶりに読みなおしました。
(11/18)「RAVE TRAVELLER 踊る旅人」清野栄一
 文章は今一つで何が書きたかったのかわかりにくいのですが、実際に世界中で踊っている人の書いたものなので、レイヴシーンのドキュメンタリーとしては面白かったです。
(11/1)「冷暗所保管〜テレビ消灯時間4〜」ナンシー関
 ナンシーさんは最近テレビ東京の「大食い選手権」がお気に入りのようで
(10/8)「萬斎でござる」野村萬斎
(10/8)「村上朝日堂の逆襲」村上春樹、安西水丸
(10/2)「村上朝日堂」村上春樹、安西水丸
(10/1)「ランゲルハンス島の午後」村上春樹、安西水丸
(9/25)「テレビ消灯時間3」ナンシー関
(9/22)「耳部長」ナンシー関
(9/3)「とんまつりJAPAN」みうらじゅん
 祭りなんてきっちり計算されて作られたものじゃないはずだから、どれも大なり小なりおかしな部分を抱えているんでしょうが、ここまでいっちゃうととんまとしか言いようがない、って祭りを追っかけてわれらがみうらさんが全国を旅しました。こういうのを見ると、やっぱり祭りって民衆の欲求不満のはけ口なんだろうなって思っちゃいます。一部は「ザ・スライド・ショー」でも紹介されてました。
(8/16)「辺境・近境」村上春樹
 海外旅行が決して特別なことではなくなり、旅行記を書くことが難しくなった現在、「いくぶん非日常な日常」としての旅行を村上が書くとどうなるのか。
(8/12)「そうだ、村上さんに聞いてみよう」村上春樹
 村上朝日堂のサイトに寄せられた質問に、時にまじめに時にでたらめに村上が答える
(8/1)「活字博物誌」椎名誠
 シイナと岩波新書って全く結びつかないねえ。
(6/19)「鳥頭対談」群ようこ・西原理恵子
 リエぞーさんってピンのときより、人とからんだときのほうがおもしろいんだよね。
(6/6)「ストレイト・ストーリー」村上龍
 リンチの同名映画にインスパイアされて書かれた本、ノベライズでも原作本でもない一冊。映画のほうをまだ見ていないのでぜひくらべてみたい。
(6/2)「憂鬱な希望としてのインターネット」村上龍
 村上龍が立ち上げた有料サイト「tokyoDECADENCE」の話を中心に、インターネットとのかかわりを語る。
(5/31)「ピアニストを笑うな!」山下洋輔
 ジャズピアニスト山下洋輔が雑誌などに書いたエッセイをまとめたもの。初期の作品に比べると格段に読みやすいが、個性がなくなってしまって物足りない気もする。
(5/26)「勘九郎ぶらり旅」中村勘九郎
 大河ドラマ「元禄繚乱」で大石内蔵助を演じた勘九郎が、赤穂をはじめ歌舞伎縁の土地を訪れた話を語る。
(5/23)「カンガルー日和」村上春樹
(5/22)「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド(下)」村上春樹
(5/20)「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド(上)」村上春樹
(5/14)「ダンス・ダンス・ダンス(下)」村上春樹
(5/13)「ダンス・ダンス・ダンス(上)」村上春樹
(5/12)「羊をめぐる冒険(下)」村上春樹
    「蛍・納屋を焼く・その他の短編」村上春樹
(5/11)「羊をめぐる冒険(上)」村上春樹
(5/10)「1973年のピンボール」村上春樹
(5/9)「風の歌を聴け」村上春樹
 村上春樹って俺と同じ山羊座のA型らしいんだよね、そんで彼いわくこれってそんな星回りなんだとか。う〜ん悲しい。
(5/7)「ノルウェイの森(下)」村上春樹
 読み終わった後むしょうにセックスしたくなったって話しを書こうと思ったけどガラじゃないので、前回の続き。本好きの友人と話しをしていたときに、春樹と龍のどちらが非現実の世界かっていうのもあって、まあ作品によって多少ばらつきはあるが僕は龍のほうがリアルだと思うっていったんですよ、友人は逆。龍の世界って殺人とかセックスとかドラッグとかふだん僕らが目にしない世界が繰り返し描かれているけど、それって実はすぐ隣で起きていることで決して非現実の世界ではないと僕は思うんですけど、皆さんはどうですか?
(5/3)「ノルウェイの森(上)」村上春樹
 本好きの友人と話してたときに龍派か春樹派かってのがあって、そのときは龍派だったんですよ。春樹独特の異形の世界になじめなくて何度か読みかけて挫折していたもんで、それがこの大ベストセラーをはじめて読んだときからすっと頭に入ってくるようになりました、再読。
(4/30)「インターネットII」村井純 岩波新書571
 たまには新書も読まなくちゃ。
(4/23)「マイブームの狼」みうらじゅん
 仏像・怪獣・谷ナオミについて雑誌に掲載されたコラムをまとめた一冊
(4/17)「ワイルドサイドを歩け」ロバート・ハリス
(4/16)「堤防決壊」ナンシー関・町山広美
(1/8)「家庭の事情」泉麻人

1999

(12/9)「トニー谷、ざんす」村松友視
(11/24)「もっとおもしろくても理科」清水義範&西原理恵子
(11/8)「何がどうして」ナンシー関
 ナンシーさんのテレビ批評コラム、シリーズ第6弾
(11/3)「アイデン&テイティ24歳/27歳」みうらじゅん
 アイデン&テイティの1と2(マリッジ)が一冊になったお得な文庫、君にはディランやジョン&ヨーコの姿が見えますか。
「女子の生きざま」リリー・フランキー
 リリーさん大暴走、こんな連載してた雑誌って?
(10/30)「爆笑問題の日本原論」爆笑問題
 「宝島30」の連載、ちょっとテレビではできないネタ。
10/26)「うずまき猫のみつけかた」村上春樹
 エッセイ集。
(10/24)「国境の南、太陽の西」村上春樹
 再読、もともと「ねじまき鳥クロニクル」と一つの小説として書き始められたものが、2つにわかれたという一冊。ねじまき鳥とどのようにつながるのかはわからなかったが面白かった。
(10/23)「カリフォルニアの青いバカ」みうらじゅん
(10/18)「やがて哀しき外国語」村上春樹
(10/17)「日本のみなさんさようなら」リリー・フランキー
 やっぱ、リリーさんはすごいよ、面白すぎ。日本映画をネタにリリーさんが冴えまくる一冊。
(10/12)「ねじまき鳥クロニクル第3部」村上春樹
 部分的にみればどこにも難解なところは無いが、全体を俯瞰するとサッパリわからない、まるでエッシャーのだまし絵を見せられたような読後感。
(10/11)「とんがらしの誘惑」椎名誠
 週刊文春連載の「新宿赤マント」を求めたもの通算10作目
(10/4)「ライフ・アフター・ゴッド」ダグラス・クープランド
 「ジェネレーションX」の作者の3作目。
(10/2)「ねじまき鳥クロニクル第2部」村上春樹
(9/30)「ペイパー・ドール/Paper Doll」Robert B. Parker
(9/24)「厭々日記」中野翠
(9/2)「ねじまき鳥クロニクル第1部」村上春樹
 前から読みたいとは思っていたのですが、大作なのでやっと手が伸びました。
(8/30)「ダブル・デュースの対決/Double Deuce」Robert B. Parker
 いつになくホークが中心、自分が完全なる自分であるために他者を受け入れることができないって、真実ではあるけどつらいよな。
(8/24)「隣家全焼」ナンシー関・町山広美
 「クレア」'96/10〜'98/6月号の連載。対談形式なのでいつものナンシーさんとはちょっと違う?
(7/18)「トラッシュバスケット・シアター」岩井俊二
 「ダ・ヴィンチ」の連載。彼の映画は前から見てみたいと思っているのだけどなかなか機会が無くて、映画より先に著作に触れてしまった。寡黙な人だと思っていたが、少なくとも本の中では饒舌、次は映画も見てみようっと。
(7/13)「突然の災禍/Sudden Mischief」Robert B. Parker
 スーザンの前夫の登場で期待させたがすべてが消化不良、つまらなかった。
(7/4)「百年目の青空」宮沢章夫
 「鳩よ!」に連載された「牛よ!」を加筆修正。普通の人とは全く異なる視点と考察が生み出す不思議な面白さ。
(6/27)「夢を語る役者たち」横溝幸子
 「演劇界」に連載された歌舞伎を中心とする役者へのインタビューをまとめたもの。
(6/22)「晩秋/Pastime」Robert B. Parker
 ポールの依頼で、姿を消したポールの母を捜すスペンサー。本作ではスペンサーが今までになく自分の子供時代を語る。
(6/19)「JAZZ百番勝負」後藤雅洋
 四谷「いーぐる」の店主後藤さんの本、
(6/15)「スターダスト/Stardust」Robert B. Parker
 謎の脅迫を受けるハリウッド女優、非協力的な彼女をスペンサーは守れるのか。
(6/13)「怒涛の編集後記」椎名誠
 「ストアーズ・レポート」と「本の雑誌」の編集後記をまとめた本。彼の小説は全く苦手なんだけど、エッセイや探検隊関連の本はだいすきで昔からよく読みました。彼の文体を指して昭和軽薄体なんて言われることもあるけど、一貫したポリシーがあって分かりやすいんだよね。
(6/5)「ナウのおきて'95」泉麻人
 いずみんの視野の広さ記憶力のよさには脱帽です。恵比寿ガーデンプレイスのオープンの日、いずみんと渡辺和博さんのコンビを見かけたのを思い出しました。
(6/2)「女形無限」中村雀衛門
 歌舞伎の女形、中村雀衛門さんの本。聞き書きの形で雀衛門さんの芸歴を振りかえる内容で、女形ゆえか全体にとても控えめな印象を受ける。雀衛門さんは歌舞伎の女形として重要無形文化財の保持者。
(6/1)「銃撃の森/WILDERNESS」Robert B. Parker
 パーカーのスペンサー以外の作品だが、あいかわらず男はどうあるべきかという事と現代においてそれを実践することの困難さがテーマ。
(5/21)「プレイメイツ/PLAYMATES」Robert B. Parker
 またしても父性を発揮するスペンサー、でもちょっとうまく行き過ぎの気が。
(5/18)「真紅の歓び/Crimson Joy」Robert B. Parker
 自分の自主性を維持することとスペンサーに守られること、葛藤するスーザンに殺人鬼が迫る。
(5/9)「蒼ざめた王たち/Pale Kings and Princes」Robert B. Parker
(5/8)「海馬を馴らす/Taming a Sea-Horse」Robert B. Parker
 スペンサーはこの辺から変わったんだよね。落ちてったファンもけっこういたみたいし。
(5/7)「輝け!日本崖っぷち大賞」みうらじゅん、泉麻人、安斎肇、山田五郎 
 イヤー、この人たちはすごいっす。特にみうらさんはすごい。ただのバカ話のようだけど、よくこんなに細かく昔のことまで覚えているわ、脱帽です。
(5/4)「龍言飛語」村上龍
 ’92刊、'89-'91週刊プレイボーイの連載エッセイ。一読すると日本はダメで外国はいいと言っているようにも取れるが、彼が言いたいのは外国にはすばらしい個人の集まりとしての国があって、日本には個人としてがんばってるやつなんかほとんどいない、あるいは個人として生きる土壌がないって事なんだなと思った。
(4/30)「キャッツキルの鷲/A Catskill Eagle」Robert B. Parker
 前作で去ったスーザンを取り戻す戦い。2人の新たな関係が始まる。シリーズのターニング・ポイントとなった作品。
(4/28)「フィジカル・インテンシティ'97-'98season」村上龍
 サッカーW杯、中田英寿を素材に、日本、日本人、日本社会に冷たい情熱をもって切りつける。「週刊宝石」での連載。
「告別/Valediction」Robert B. Parker
 スーザンが去り自己の完全性を失ったスペンサー。
「儀式/Ceremony」Robert B. Parker
 理想論を振りかざすのではなく、選びうる最善のもので満足する勇気。
「愛と名誉のために/Love&Glory」Robert B. Parker
 Piccoliの愛のバイブル。フィッツジェラルドの「華麗なるギャツビー」と読み比べるとおもしろい。
「美女と野球」リリー・フランキー
 大好きなリリーさんの本。ウンコとチンコとコマンの話がいっぱい。パンピーには薦めないけど。
「誰も知らない名言集」リリー・フランキー
 リリーさんが集めた、一般人が何気なくはいた名言の数々。一筋縄では行きません。
「初秋/Early Autumn」Robert B. Parker
 Piccoliの男のバイブル。”男”として生きるのってたいへんです。