Poem & Essay





光の夢





遙かなる
昔のその彼方
(おちかた)
夢をたどれば
天に住まう己
(おの)が姿こそ
真理
(まこと)なりと知ろう

千の夜
わたしは星となって瞬き
生命
(いのち)の美わしさに涙していた

千の昼
わたしは火の力に貫かれて
生命の赤に燃えていた

やがて
夜もなく昼もなく
穢れなき純白
(しろ)に耀き益しながら
わたしは
銀河をそよぎ亘
(わた)りわたり
永遠
(とわ)の光となった

遙かなる
昔のその彼方
(おちかた)
夢ぞいまは現
(うつつ)
わたしは宇宙
永遠の光