イメージの窓

夜の浜辺
©イラスト&詩:Kakujo
Nakamura

天(あま)の五百重(いほえ)の白波が
うち返しまた寄せては返す
その潮騒に
そつと耳を澄ませてゐるのは
誰でせう
霄(そら)わたる月の御船(みふね)の揺るゝみゆ
雲の波間に漕ぐをわすれて
波花が
浜の砂子(すなご)にこゝかしこ
白く咲きむれてはかつ果て
戯れては消えゆく
その秘けさにふるえてゐるのは
誰でせう
天の川おつる泪の星あかり
息さへひそめ千夜にまたゝく
うち返しまた寄せては返す
その潮騒に
そつと耳を澄ませてゐるのは
誰でせう
霄(そら)わたる月の御船(みふね)の揺るゝみゆ
雲の波間に漕ぐをわすれて
波花が
浜の砂子(すなご)にこゝかしこ
白く咲きむれてはかつ果て
戯れては消えゆく
その秘けさにふるえてゐるのは
誰でせう
天の川おつる泪の星あかり
息さへひそめ千夜にまたゝく