Concert & Event


schedule 2015

10月24日(土)

Pasted Graphic
わが心のふるさと宮崎
第6回 UMK高校生フォーラム
20151024日(土)13:30開演
■開場:宮崎県立劇場 演劇ホール
出演:中村鶴城(琵琶)、寺本りえ子(フードコーディネーター)、東村アキコ(漫画家)、寺坂直毅(放送作家)
■主旨;宮崎で少年少女時代を過ごし、現在、日本の内外で活躍する宮崎県出身者をパネリストとして招待。自身の体験をもとに、高校生が夢を持って人生を歩むための「志」の言葉を贈るフォーラム。UMKでは、この模様を特別番組として放送いたします。(11月1日12:00〜放映)
■参加者;
宮崎県下の高校生約1,000名
※今回は個人で参加を希望される高校生も若干名受け付けます。
※応募数多数の場合には厳正な抽選の上、当選者の方のみに10月16日(金)までにご登録頂いたメールアドレスへ連絡いたします。
■主催:UMKテレビ宮崎
■共催:宮崎県教育委員会、宮崎市教育委員会
6月5日(金)

2015年京都市交響ヨーロッパ公演
ケルン・フィルハーモニー(ドイツ:ケルン)

201565日(金)20:00開演
■開場:ケルン・フィルハーモニー
出演:京都市交響楽団、広上淳一指揮、柿堺香(尺八)、中村鶴城(琵琶)、藤村実穂子(メゾソプラノ)
■曲目;武満徹《ノヴェンバー・ステップス》、細川俊夫《嘆き》、プロコフィエフ《交響曲第五番》
5月23日(土)
2015recital_omote

中村鶴城 琵琶リサイタル
琵琶伝「日本昔噺」~大人のためのメルヘン

2015523日(土)14:00開演(13:30開場)
トッパンホール
出演:中村鶴城(語り・琵琶)
■曲目;巌谷小波原作/中村鶴城 潤色・琵琶・語り《桃太郎》
■チケット:5,000円(全自由席)
■申込み:1月18日発売
【事務局MIC】
090-2667-7196(篠原) 090-6182-7115(岩崎)
FAX:03-3386-3323
mic.mikkoro@gmail.com
【タッシ・アーツ・チケッツ!】
050-1278-6816(受付10:00~18:00)

■主催:ピパルス工房、制作協力:MIC、協賛:タッシ・アーツ、後援:MOS

■コメント:記・中村鶴城 この新・創作シリーズは今日一般になじみの深い日本昔噺を〈琵琶伝〉という形で再構成(リメイク)するものです。
琵琶伝とは、琵琶語りの新しい形で、口語体によるわかりやすいストーリーの中に美しい文語体の琵琶歌を織りまぜながら、 また時には琵琶の音を相の手のように効果的に挿入して弾き語る、語りと音楽が渾然一体になった琵琶語りです。 従来の単なる朗読や語りとは違い、変化に富む表情豊かな叙情性がその特徴といえるでしょう。 新シリーズでは日本で古くから語り継がれてきた昔噺を取り上げます。
今日私たちが知っている昔噺は、古くは室町時代に発生し鎌倉から江戸にかけて成立したといわれ、 のちに「御伽草子」といわれるようになった絵本説話文学です。 明治になって巌谷小波という小説家が、こうした御伽草子や江戸期の赤本などをもとに児童向けに翻案し、 文体も口語体に書き改め、これが今日、一般に知られている話のひな形となりました。
その代表作『日本昔噺」叢書全二十四冊は、 「桃太郎」「猿蟹合戦」「花咲爺」「舌切り雀」「一寸法師」「かちかち山」「瘤取爺」など、 今日誰でも知っている二十四話の代表的な昔噺(お伽噺)を収めたもので、今回のシリーズはこの著作を元本として再構成してゆきます。
もっとも児童向けに書き改められたとはいっても、今日のいわゆる〈童話〉とはずいぶんイメージが異なります。 この叢書の文体は講談を連想させるような語り口のものもあり語彙も大変豊富で平易であるとはいえません。 また、一般的な口承文芸である昔噺の、単純化して骨太に紡ぐ語り口とは異なり、 会話も饒舌で細部の情景描写や心理描写、ユーモアもまじえるなどして、大人が十二分に共有できる質の高い文芸作品的な趣があります。 こうした特徴が逆に冗長さとして受け取られ、「昔噺らしからぬ」と批判されることにもなったのですが、 大人のためのメルヘンとして再構成するにはむしろ好都合の特質です。 また私自身が創ってきたこれまでの琵琶伝作品の語り口とも相通じるところがあって格好の題材といえます。
巌谷は『大語園』(全十巻)という膨大な説話大事典を執筆したほどの博学の文学者で、 その作品は多岐にわたり琵琶伝の題材として事欠きません。 いずれはそうした膨大な作品群のなかから琵琶伝の特徴を生かせるような題材を選んで、 琵琶伝作品の幅をさらに広げてゆきたいと考えています。