Concert Snap




Traditional +
2012年9月9日  東京・青山 スパイラルホール



第一部
《空海》より上段「嵐の海へ」を弾き語る
写真:魁文舎提供


東京都が主催する「和の魅力発見シリーズ」の第一回目公演「現代に生きる日本の楽器 Traditional+」に参加いたしました。
笙の東野珠実さん、箏の西陽子さんと琵琶は私鶴城三人が出演。
第一部ではそれぞれの独奏でした。
私は2003年にリサイタルで発表しました《空海》より、
短縮版の「上段・嵐の海へ」を演奏しました。




第二部
鳥養潮作曲《sonore sonore for shou,koto and biwa》(委嘱作品)
写真:魁文舎提供


笙と箏と琵琶のトリオ。
現代曲でも、おそらく初めての組み合わせです。

琵琶はスリバチとスガ搔き(アルペジオ)にほとんど特化された奏法に終始します。
とくにスリバチの奏法の多用は五十路を越えた腕には負担が大きくて苦労しました。
もし、再演することがあったら、
その時はテクニカルトレーナーつきでないと身が持たないかも・・・・
でも、演奏者だったら絶対考えないような奏法を要求されることで、
また新たな可能性が引き出されて行くんですよね。





終演後楽屋の中で出演者の皆さんと

右から
,
箏の西陽子さん
笙の東野珠実さん
ナビゲーターの小沼純一さん