躾 教 室


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小学校の部


幼稚園のクラスを卒園後、せっかくの機会なので進級することにしました。恐がりなアルファは他のわんこが苦手です。幼稚園を卒園してもこの性格は全く変りません。社会性を培えるように、沢山のわんことストレスなく遊べるように、小学校のクラスでもこれが最大の目的です。


第一回目/2004年8月28日(土)

レッスン内容〓            
 シット(お座り)ステイ、ダウン(伏せ)ステイ、      
幼稚園で習ったことの復習です。いずれも時間は1分間。リードの長さで、飼い主がリードを持ったまま「待て(ステイ)」の号令を掛けます。卒園後二週間の空白期間がありましたが、さすがのアルファもこの訓練は覚えていたようです。
スタンドステイ        
まずシット(お座り)ステイをさせてから、「スタンド(立て)」の号令で犬を立たせます。飼い主は犬から離れ、その状態で5秒間ステイをさせます。これは前回アルファがぎりぎりまで出来なかったことです。立ったあと、「ステイ」の号令で、どうしてもお座りをしてしまっていましたが、おなかに手を入れ、固定させて覚えさせることを続けた結果、やっと要領を得たようでした。どうしても出来ない犬には、リードをおなかの下に通して、それを軽く持ち上げて固定させて、「スタンド」の号令を掛けるようインストラクターからは指導がありました。
カム(来い)
シットステイをさせ、飼い主は犬から離れ、犬の正面に立ちます。しばらくステイをさせた後、「カム(来い)」の号令を掛けて犬を呼び寄せます。幼稚園では、ここまででしたが、小学校では、呼び寄せたあと、お座りをさせ、更に飼い主の右後ろを回って、左へ付け(ヒール)をさせます。クッキー(おやつの総称)を犬の鼻に付けながらの訓練です。
八の字歩行
三人(三頭)一組になり、ポールになる人(犬)を二人(二頭)決めます。そのポールを残りの一人(一頭)がヒールで八の字に歩きます。歩く犬はコースをばすれないようポールを回っていきます。ポール側の犬は、自分の回りを歩く犬と人に平然と動かず、シットステイをしていなければなりません。アルファは、この日初めて一緒になったボーダーコリー犬と睨みあい、お互い吠え合ってしまいました。興奮状態のままですので、当然シットステイはできません。インストラクターからは、力づくでも座らせるよう注意を受け、先般と同じように私はアルファに馬乗りにならざるを得ませんでした。犬の興奮を静める為には、犬を動かしてはいけないのです。座らせて落ち着かせ、大丈夫だと犬に安心感を抱かせることが肝要です。
このクラスの犬たちは、他のわんこを怖がることが多いです。アルファも例外ではなく、今回もボーダーコリーと黒ラブに又ぶつかってしまいました。自分が恐いため先制攻撃をするといった感じです。これらの犬の立場に立つと、「攻撃は最大の防御なり」とでもいうのでしょうか。どの飼い主も思いは同じで、他の犬を怖がらず一緒に楽しく遊ばせたいのです。授業終了後、ボーダーコリーの飼い主さんと、お互いこの苦手なことをなんとしてもクリアさせましょうとお話をしたのでした。

第二回目/2004年9月4日(土)

レッスン内容〓                    
ヒールポジションで歩く      
今までの復習ですが、クッキーを犬の鼻先に付けて歩く状態から、クッキーを少し上に上げて、犬が飼い主を見上げるようにして歩きました。右、左、回れなどインストラクターの号令に合わせて歩きます。さて、普段の散歩の時にはこのヒールポジションはどう考えればいいのでしょうか。この質問に、インストラクターからは、「折角の犬の楽しい散歩です。ある程度、犬が行きたいところに行かせるのはかまわないですが、少しでも引っ張る様子があれば、いけないことを教えましょう。またヒールポジションで歩くことに慣れるまでは、マーキングも出来るだけさせないように、ヒールポジションが出来るようになると、自然に犬は、リードの長さの範囲で動き、飼い主の左側に戻るようになります」と説明がありました。
シット(お座り)ステイ、ダウン(伏せ)ステイ、スタンドステイ  
いずれも前回と同じです。ただシットステイとダウンステイの時間が、1分間から1分半に延びました。きょうのアルファは、集中力がなく、30秒くらいのところで、私の方へ動きます。実はクッキーをいつものジャーキーから、亮ママさんが買っておられたささみに変えたのですが、どうもそれが食べたくて仕方がなかったようです。なんと短絡的な・・・。
カム(来い)
これも前回と同じです。呼び寄せたあと、お座りをさせ、更に飼い主の右からうしろを通って左に付けさせ、お座りをさせます。飼い主は、クッキーをスムースに自分の右側からうしろを通り左手に持ち替えないと、犬は混乱します。案の定私の誘導が悪い為、アルファは途中で動きを止めました。インストラクターからは、クッキーの持ち替えを素早く行うようにと注意がありました。
八の字歩行
今回一緒のグループになった犬の一頭が、なかなかステイが出来ず、それどころか嫌がって鳴きはじめました。普段聞いたことのないこの鳴き声に、アルファは落ち着かなくなってしまいました。他の犬がアルファの回りを歩くと立ち上がってしまいます。何度もステイの号令を掛けましたが、これを繰り返すと、犬は立ったり座ったりすることが普通になり、ますます動いて、自身が落ち着かない状態になってしまうとのことです。号令は、常に一回で厳しく掛けること、犬が動いたらすぐにお尻を押さえ、二度と動かない状態を保つこと、この二点の指導を受けました。
きょうのアルファは最低でした。やはり、他の犬が恐いために慣れるまで吠えることが二度。そして、この日は朝から雨が降っていたので、訓練場所の河原には大きな水たまりができていたのですが、アルファはこの水たまりで遊びたくて、訓練中にもかかわらず、水の中へ何度も突進していきました。さすがの鬼(内緒ですよ)のインストラクターも、これには、「ゴールデンだからねぇ・・・水が好きなのよねぇ・・・」と苦笑いです。しかしアルファよ、君は幼稚園児ではなく、もう小学生なんだからねっ。集中力ゼロの今回、やはり毎日練習をしなければいけないのだろうと、この一週間、自宅での練習をすっかりさぼっていた私も謙虚に反省をしたのでした。


●大変残念なことですが、インストラクターの都合で当分の間、休校です。再開すれば、又綴っていきたいと思います。