向 島 百 花 園 (4月初)

4月初旬、六義園(文京区)と向島百花園(墨田区)へ。


六義園の枝垂桜は、ソメイヨシノより早く咲くそうですから、すでに葉桜になっていました。

六義園の枝垂桜
葉桜になっていました。
高さ13m、幅17m、「エドヒガン(江戸彼岸)」という品種が変化したもので、50年以上経っているそうです。
六義園の枝垂桜
薄紅色の花が枝先に少し咲き残っていました。

向島百花園へ向かう電車から見えた隅田川の両岸は、桜色に染まっていました。お花見の賑わいも遠くからでも、感じられました。

向島百花園では、カタクリは少々時季遅れで、数本だけ咲き残っていました。スミレはひっそりとあちこちで咲き、クマガイソウは、まだつぼみ、ヒトリシズカは健気に咲き始めていました。

花は見頃に出遭うことはなかなか難しいものです。それでも、百花園には、季節に合った気取らない植物がさりげなく咲いているので、心が和みます。

茶店で、甘酒を注文しました。出して下さったのは、いつもの女性ではなく、中年の男性でした。

その男性は、ノートパソコンに向かっていらっしゃったので、
思わず「HPを作っていらっしゃる方ですか?」と尋ねました。
すると「そうです。」との返事。

実は、私は「墨東歳時記」というHPをよく見ています。作成者は、「向島百花園」を開園した方の子孫だと書いてあります。この日は、そのご本人にお目にかかる機会に恵まれ、うれしくなりました。

オシドリザクラ(鴛鴦桜)
バラ科
淡紅色で、花弁が35〜40枚あり、雌しべが2本あるマメザクラの園芸品種で、珍種とのこと。
名前の由来は私には分かりませんが、とっても、かわいい桜です。
ニワウメ(庭梅)
バラ科
花径1.5cm位の花が枝にビッシリ咲き、果実は1cm位で、紫紅色になると、食べられるそうです。
シジミバナ(蜆花)
バラ科
別名…ハゼバナ・コゴメバナ
1cm位の小さな花が多数咲いている様子はかわいいものです。
名前の由来…花が貝の蜆の身に似ていることから。
バイモ(貝母)
ユリ科
別名…アミガサユリ(編み笠百合)
名前の由来…球根の形が貝の殻のようだから、中国名の「貝母」の音読みから。
カタクリ(片栗)
ユリ科
ミスミソウ(三角草)
キンポウゲ科
別名…ユキワリソウ(雪割草)
イカリソウ(碇草)(錨草)
メギ科
名前の由来…花が船の錨に似ているから。
スノーフレーク
ヒガンバナ科
ヒトリシズカ(一人静)
センリョウ科
イワヤツデ(岩八手)
名前の由来…岩場に生えて八手の葉に似ることから。
タンチョウソウ(丹頂草)
名前の由来…花を頭、茎を首、葉を羽に見立てたもの。
ユキノシタ科