はじめに |
私は11年間に渡り、地元の県立高校音楽科でヴァイオリン専攻生の指導に携わり、生徒達を音楽大学に送り込んで来ました。こうした生徒達は皆、プロの音楽家を目指して勉強しているわけですが、しかしながら残念なことに私が見た限りでは、その生徒の大半が高校に入学した時点でかなりの難曲を演奏しているにも拘わらず、きちんとした基礎教育を受けてきていないことです。いったん悪い奏法を身に付けてしまいますと、それを取り除いていく作業は、指導する側にとって、又指導を受ける側にとっても容易なことではありません。また専門家、アマチュアにかかわらず、ヴァイオリンを楽しく演奏する為にはやはりきちんとした基礎技術を身に付けることは不可欠です。
ここでは主に、専門コースを目指す前の段階までのヴァイオリンの基礎教育について、私自身の指導経験をもとに考えて行きたいと思います。
尚、ここでは私が使用している教則本を紹介して行きますので、さらにお奨めの教材などございましたら、是非ともご紹介頂ければと思っております。ご意見、ご感想などもお寄せ下さい。お待ち致しております。
このコーナーは、ヴァイオリン教室リングに参加しています。
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