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‐2003年度‐ |
月日の経つのは早いもの、年が明けて又春夏秋冬の始まりです。アルファとの新しい日々を重ねるにつけ情も増していきます。しかし以前のアルファへの思いも時折心によぎります。このゴールデンレトリバー犬は何と存在感のある犬種なのでしょう。 私の心の中には両アルファがどっしりと、そして仲良く同居しています。 |
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昔を振り返っても仕方がないのだけど、たった一枚しかない貴重な前アルファのチビ公の時の写真を初公開です。もう14年も前のことなのですねぇ。宮崎を出立して、広島空港到着のはずが、岡山空港まで行ってしまってあわてました。大きなケージの奥の方でブルブル震えてたっけ。 |
◆現在のアルファについて今一番の関心事はいつ吠える(桑畑さんのページ参照)かということです。 飼主としては勝手な言い分ですが、できるだけ吠えないにこしたことはありません。今のところまだ その鳴き声を聞いたことがありませんが、これも時間の問題のようです。‐2003年3月‐ |
◆先月、静岡県で山歩きの最中にいのししに襲われた人達のうち二名が骨折などの重傷だとNHKのニュー スで放映されましたが、その被害者のお一人が、なんと私の勤務する会社の顧問先の社長さんでした。 幸い手術も成功し、無事に退院されてほっといたしましたが、命拾いしたのは、その時連れていた愛犬が 果敢にいのししに立ち向かってくれたからだとか。犬も骨折して共に入院したとのことでしたが、その犬種 がアルファと同じゴールデンレトリバー。偉いなあ、犬もどんなにか恐かっただろうに、なんと立派な、と感 心しました。いつも散歩に行く公園には時々いのししが出ます。瓜坊(子供のいのしし)を連れた母いのしし にも出くわしたことがあり、この話を聞いた時に、アルファならどうするだろうかと考えてしまいました。自分 の命を助けてくれた犬との絆はこれから益々強く、かわいさもひとしおになっていくでしょう。もし、アルフ ァが逃げ出したなら…それどころか私が彼を助けるはめになったら…(以前のアルファが川で溺れそうに なり飼い主が助けたという経験があります)いろいろと思いめぐらせた出来事でした。‐2003年3月‐ |
◆過日、メールを下さったlittleさん、その後いかがお過ごしでしょうか?愛犬の アトム君を亡くされた寂しさはもう癒されておられるでしょうか。私の思いに共 感して下さってとても嬉しかったです。“たかがペッ”トですが“されどペット” ですね。右は先月私の住む地方の新聞に載っていた記事の切り抜きです。 「ペットの体細胞を冷凍保存し、将来のクローン技術による再生を目指す株 式会社が山口市に誕生」「アメリカではすでにビジネス化されているが日本 では初めて」という内容です。ペットを亡くした喪失感からこうした細胞保存を 望む飼い主が多いことが分かったとかで、『生き返るかもしれない』『身体の 一部が生きている』というだけで癒されるとペットロスに悩む人達を救おうと 設立されたベンチャー企業の紹介です。littleさんならどのようにお考えでしょ うか。私が同じ名前をつけ二頭目をこうして再び飼っているのは、もしかした ら、これと似たようなものかもしれません。‐2003年5月‐ |
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![]() ◆ ![]() http://ww6.enjoy.ne.jp/~farm-nora/ 広島県の国道191号線沿いにあるファーム・ノラで開催された「わんこパーティ」に初めて参加しました。 アルファは勿論のこと、私も初めての体験です。途中雨が降ったもののお天気もまずまずでした。 アルファは普段他の犬と遊ぶという経験は全くありません。家の庭ではやんちゃのし放題なので、一緒に ちゃんと遊べるだろうか、喧嘩(結局そんな度胸はなかった)はしないだろうかと不安がいっぱいでした。 しかし、これも案ずるよりも産むがやすしで、最初は恐る恐るでしたが、ちゃんと仲間に入れてもらって 楽しいひとときを過ごすことができました。 オーナーさんが、「沢山の犬が一緒になると、直ぐに上下関係が生まれます。同列に思う犬同士が喧嘩 を始めますが、それも一瞬のうちに解決します。だから大丈夫です」とおっしゃった言葉が印象的で、なる 程と合点しました。ちなみにアルファは、様子を見ていると序列は最下位…いいの、いいのそれで。 出来の悪い子ほどかわいいのよ。 |
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ファーム・ノラの全景、ここは全て オーナーさんの手作りです。食事 は奥様が作られますが、ほんとに おいしかった。ワイワイ昼食中。 |
到着後、初めて友達が出来まし た。バーニーズのさくらです。アル ファはちょっと身体が引けてます。 アルっ、男やろっ、しっかりせな! |
シーズーのモモにご挨拶。小さい のにモモは貫禄十分です。相変 わらずアルファは恐る恐る。アル ファをよろしくね、とつい私は親心。 |
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ミナちゃんのお母さんと初めて お会いしました。さすがベテランの 飼い主さんでアルファもすっかり なついてしまいました。 |
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そんな中、私も初体験。手にして いるのは鶏の丸裸っ 「ひぃーっ」 と思いながらも我慢我慢のお手伝 い。今から薫製を作るのです。 |
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昼食後、森の中の清流でミナと水遊び です。この時、にわか雨が降り、雷も 鳴っていましたが他の犬が後込みする 中、さすがレトリバー犬です。二頭はい つまでもいつまでも遊んでいました。 そうそうミナはおしゃれな青いバンダ ナを巻いていました。中に虫除けの ハーブが入れてあるとか。よしっアル ファにも作ってやろう! |
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はい、お久しぶりです。 アルバートの腫瘍は大きくなり、数も増えました。先日、皮膚のすぐ下に紫色の新しい腫> 瘍を見つけました。すぐに元京大の外科医だった友達に見てもらいました。彼によると、 腫瘍そのものは悪い物ではないそうです。老体に手術をするよりこのままの方が安全との こと。但し、何かの理由で皮膚が破ける事があれば、そこから体内に感染する可能性があ るので、即手術をする必要があるそうです。それで、何もしないのは冷たいようですが、 何もしないでいます。 アルバートにはユーカノーバの「年寄り用」の餌を与えています。犬のためにはドッグ フード以外は与えない方が良いそうですが、残り物をあげると喜ぶので夕食の1部をドッ グフードに混ぜています。それと、関節に良いそうなので、液体の肝油も混ぜています。 これは人間用の肝油です。 アレルギーについては、あまり聞きません。日本では犬に玉ねぎを与えてはいけないそう ですが、こちらでは、それも問題にされないようです。 予防接種は毎年、健康診断を受け、ジステンバーと肝炎の予防注射をしているみたいです。混合の注射をしていて、何が混ざっているのかあまり考えた事はありません。でも狂犬病は基本的に存在しない国なので、予防注射はしていません。海外に連れて行く時は狂犬病の予防注射を打ち、体内に「犬のパスポート」チップを埋め込む事が義務づけられています。 こちらは最近暑くてアルバートはへとへとです。先日始めてゴルフ場の駐車場で車から 降りるのを拒否しました。車に置いておく訳にはいかないので、家に連れてかえりました。ゴルフ場から家までは近いのですが、これがコンペの時だと行ったり来たりする時間 はないから困ります。暑い日は初めから連れて行かないようにするしかありません。もしかすると、あの日だけ体調が悪かったのかもしれないのですが・・・。犬は物が言えない のでかわいそうですね。 |
◆警察犬訓練所のこと 自宅から車で30分程のところに、警察犬訓練所のあることを知りお訪ねすることになりました。現在のアルファについて特別に問題行動や困ったことがあると言うわけではないのですが、海外に出るといつも犬たちがほんとにゆったりと 歩いている姿を見るにつけ、アルファもあのようにノーリードで歩かせられたらどんなにいいだろうと思っていました。 レッスンの内容をお聞きすると、ゴールデンのような大型犬は6カ月の期間預けっぱなしで、最初の2〜3カ月は面会もできないとのことでした。実はこのような訓練を受けさせるには、1歳を越えたアルファでは既に遅いのです。生後6カ月〜8カ月が理想の訓練開始年令で、それを過ぎると犬自身の生活の癖が確立してしまい、それを正すのはかなり難しいものとなるらしいのです。ですから、もしアルファを預けるとなると、決断が急がれます。比較的おとなしいといわれるゴールデンも最近では、人に噛みついたり、唸る、吠えるという威嚇行動をする荒々しい犬もいるとのことで私には信じられないお話もお聞きしました。 今のアルファは、年令的にちょうどやんちゃの盛りです。庭に出ますとボールをくわえてきては、遊べとせがむ、ベンチに座れば膝の上で猫のように甘えてくる、図体が大きいので時にはそんな所作を持てあますこともありますが、しかしそれがかわいくて、アルファがアルファである所以です。訓練に出せば、そんなこともしなくなるかと思うとちょっと思案してしまいます。そして躊躇するのは何よりも長い期間会えないということでした。また桑畑さんにお聞きしたお話で私には自信がなく、さんざん迷った末、アルファを訓練に出すのは断念する結論に至りました。訓練所の皆様大変お騒がせいたしまして申し訳ございませんでした。ありがとうございました。―2003年7月― |
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行き先は岡山県倉敷市/庭園旅館「備後屋」http://www.kurakibi.jp/hotel/west/bingoya.htm |
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お電話でお話を伺うと、大型犬それも室外犬もいいですよと言って下さいました。正直ほんとだろうか、私の聞き間違いではないかしらと宿に着くまで半信半疑の思いがぬぐえませんでした。が、やはりお話はほんとうでした。備後屋さんの正面はうっかりすると通り過ぎてしまう程の何気ない町並みの一角にあります。ですが、中に入ると木立に囲まれ手入れの行き届いた庭園が、小高い丘まで続いていてひとつひとつの部屋がそれぞれ離れ座敷となって独立しています。私たちが着いた時は犬連れのお客がもう一組。そしてその他は一般のお客様だったようです。広島近辺どこを捜しても、大型犬それも外飼いの犬が泊まれる宿は見あたりません。飼い主様の良識にお任せいたしますとおっしゃって下さった備後屋さんの言葉に甘えさせていただきました。 |
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出っ発〜☆アルファ行くでーっ おっー!! |
山陽道小谷インターでアルの給水 暑っつー 残暑はまだ厳しい |
宿入り口。この奥へずっとずっと 石段を上がって行くのです |
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「よくいらっしゃいました。」 「あっどうもっ うっ茶托が…」 おっ粗相してしまった…まずいっ |
板長さんの心のこもったお料理 でした。めばるの煮付けと松茸の お吸い物がおいしかったー☆ |
私の食事中はアルは縁側へ。 背中にアルファの視線を感じながら 冷えたビールをぐいっ うまーい☆ |
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おねむのアルファと翌朝六時、 ちょっと早起きのアルファです。 私は満足だったけれどアルはどう だったのかなーアルファの本音を 聞いてみたい |
国営備北丘陵公園http://www.bihoku-park.go.jp/までドライブしました/2003年9月23日(火)
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園内は犬連れが許されています。 入園する時にペットがいると言 えばウンチ袋をくれて親切! |
オレンジ色のコスモスの群生 は圧巻。だけどアルファは確か 景色は白黒に見えるのよねぇ |
ここは夏はひまわり、春はチュー リップが見事だそうで次は来春 チューリップを見に来よう |
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きょう木の剪定をしていて玄関横のうばめ樫の木の中に、生まれたばかりの二羽のひな鳥を見つけました。産毛が周りの木の色と同じ緑色がかっています。これが保護色なのだと感嘆しました。時折バタバタと野鳥が飛び立って、アルファが怪訝そうに木の上を見ていた理由がやっと分かりました。犬が居る家の庭の木によくぞ巣を作り雛をかえして子育てをしているものだと感心しました。アルファにもよく言い聞かせて、立派にちゃんと巣立つまでそっと見守ってやろうと思います。 ‐2003年10月‐ |
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枝の色と同化、産毛は緑色がか っています。くちばしは黒くチビの くせして私を睨んだー |
私とうろつくアルファの様子を電 線から心配そうに見ている親鳥。 ごめんよ。何もしないからね。 |
私達が離れるとすぐに巣の中 に戻って雛の無事を確認する 親鳥。いい子に育てるのよ。 |
◆わんこパーティに2度目の参加(2003年10月18日(土)/於ファーム・ノラ)
http://ww6.enjoy.ne.jp/~farm-nora/
ファーム・ノラで第3回わんこパーティが開催され、アルファも参加させていただきました。前回は私もアルファも初めてで不安だらけでしたが、今回は幾分余裕を持って楽しむことができました。沢山のわんと駆け回り川で遊び興じている様子を見ていると、これはどんなに私が散歩を頑張っても、このひとときにはかなわないなぁと思いました。毎日毎日この様に過ごさせてやれれば、と思った飼い主は私だけではないでしょう。 |
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4カ月ぶりのミナちゃんとの再会 「みなちゃ〜んー☆」と駆け寄っ てみたのだけど…ミナちゃんの 反応はいまいちで…# |
ミナちゃんが駄目ならとバーニー ズのルナちゃんにアタック中。 「あのぉーもし、初めまして…♪」 アル頑張れ!ファイトやでー |
この道をずっと行ったつき辺りに 清流があるのです。黒ラブのアニ ーちゃんとミナちゃんの後を付い て行くアル。わんも女性上位らしい。 |
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黒ラブ二頭とたわむれるアルファ です。これにみなちゃんも加わり 水しぶきをあげて遊ぶレトリバー 犬の様子は実に壮観でした。 |
レトリバー4頭の迫力に気圧され て川に入れないアイリッシュセッ ターのティナちゃん。遠くから羨ま しそうに見ていました。 |
そうそう大阪から単独駆けつけ られたロビーママとバーニーズの ロビー君。ママの食事をいい子 で待っていてほんとに立派です。 |
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ぷうのママさんから、掲示板を通して沢山のいいお話を聞かせていただきました。その中でも八ヶ岳の犬牧場のお話は印象的でした。私が「八ヶ岳ゴールデン」を知った最初です。時を同じくして、横浜にお住まいのビビアン&エンジェルさんからもこのお話を伺うこととなりました。全くの偶然ながら、このお二人は同じ「すみこさん」とおっしゃるというのも驚きでした。ご縁というものは、このようなものかも知れません。未知の世界を教えて下さったお二人に感謝の思いです。 |
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ビビアン&エンジェルママさんから頂戴しました。この本には、ゴールデン19頭の19の感動の物語が綴られています。ハンディを負ったが故に飼い主から見放されてしまった犬、痛ましい最期を遂げたパピー犬、さらわれてしまった犬もいれば、この牧場で幸せを得た犬もいる、沢山のゴールデンのドラマを読み進むうちに、犬の幸せは全て私たち飼い主の責任だということを改めて痛感しました。中でも、エンジェルちゃんの父犬であるロビンの話には胸につまるものがありました。 文中第2話「ロビンの毛布」です。玄関先にいつも放置されていたロビン、夏の暑い日も雪の日もずっとずっと同じ場所につながれたまま…果たしてロビンの行く末は… 人も犬も巡り会う相手によってその一生は変わる、と著者は言います。このロビンの血を受けたエンジェルちゃんをママさんは、ロビンの分もそして亡くなったビビアンの分も幸せにしてやりたいとおっしゃいます。広大な自然の中で繰り広げられる、決してきれい事では済まされない現状と暖かい眼差しで犬たちを見つめる著者の、思いのあふれた感動の一冊です。 |
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4カ月ぶりにイギリスのアルバートからメールが届きました。前回のメールでアルバートの腫瘍が増えたことを知って心配していました。前のアルファとのことも重なり、もうとにかくアルバートの無事を祈るばかりでした。 |
‐2003年11月‐ | ||
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アルバートは11歳です。もう若くはありません。私には以前のアルファのことが頭にあり本当に心配でした。快復したとのメールはとても嬉しく安堵しました。でもアルバートがこうして元気になったのに、どうしてアルファは死んでしまったのか。勿論腫瘍の種類も違うだろうし、詳しい状況は分かりません。けれどお医者様の判断と手術の技術はどうだったのだろう。病状や病気に対する情報の開示はどうだったのだろう。「手術をしますか」と医師に問われたら、ほとんどの飼い主が承諾するのではないか。「手術をしますか」の前に、医師として診断した結果、手術をする方がいいのか悪いのか、その適切な判断はなされたか。そして飼い主にきちっと伝えられたか。様々な思いがよぎります。 このアルバートのメールで、私が何よりも感動したのはアルバートの手術跡です。傷跡がないということに驚きました。アルファは、おなかに約3〜40センチもの幅の深いぎざぎざの切り傷を残し、手術の為だとはいえ体のちょうど左半分の毛をごっそりとバリカンで剃られていました。まるで魚の三枚おろしのように。そして無惨な姿で死なせてしまいました。今回のアルバートのメールにイギリスの獣医師(アルバートの手術をしたのは、大学病院や専門医療の医師ではなく普通の町のお医者様)の技量の高さを垣間見た気がするのは、余りにも極端で短絡的でしょうか。 |