サルーキのルナ 悪性リンパ腫闘病記

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悪性リンパ腫という癌の闘病記です。

生きている事になんの喜びも感じられない男が、ルナと触れ合っているあいだだけは幸せを感じる事ができました。その恩返しをしたい、1秒でも長く一緒にいたいと祈りながら書き綴りました。

悲しみに負けまいと、事実を淡々と記録しているだけですが、不治の病に10ヶ月も頑張ってくれたルナを憶えていてあげて下さい。

_beautiful life

10月3日 顎の付根下が腫れる

朝、フィラリアの薬を飲ませるために口を開けようとする。「キャン」と悲鳴を上げてあとずさり。「?」どうしたルナ、いつもの薬だよ。もう一度、口を開こうとするが同じ。強引に続けて恐怖心が定着するのは嫌なので、そのまま留守番させた。

夜、帰宅すると、なにやら下顎から喉、耳の下の方がおたふくのように腫れていた。8月に一度風邪をひいて咳き込んでいたのを思い出した。

翌日。病院で診てもらうと、やはりリンパ腺が腫れているそうだ。しかし右側の腫れが左に比べてひどいらしく入念にチェックした。よく見ると右奥歯の歯石がいつの間にか大きくなって歯茎が赤く腫れていた。少し化膿しているらしい。リンパ腺が腫れているのはこのためと思われた。先生ほか4人がかりで歯石を除去。今は1日2回、食後に薬を飲ませているが経過は良好だ。

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10月11日 ストレス発散

薬がなくなったので病院で最終チェック。無事完治。さっそく夕方に公園へ行った。ルナは跳ねるように歩く。前足がぴょこぴょこ高くあがっている。ご機嫌のようだ。

遠くにいちばんの遊び相手である、イタグレのペペ君(Photoに写真あり)を発見。興奮して走ろうとするが、僕がリードを放さないためカンガルー走り。ぺぺもルナを見つけて猛ダッシュ。走り回った。

それにしてもペペはとても上手にルナと遊んでくれる。ルナは結構臆病でお友達は少ないのだけど、ぺぺはそれを知ってか知らずか、ルナが心地よく感じる範囲で、仕掛けたり仕掛けられたりしてくれる。

ルナの方がお姉ちゃんなのに面倒見てもらっているみたい。

04年3月8日(追記)。突然の訃報が入った。ペペが6日に亡くなったと。信じられない。ルナと2ヶ月も差がない4歳の若い子だったのに。原因不明の脳障害でてんかんを起こして、そのまま眠りについてしまったそうだ。

ルナが呼んでしまったのか?ペペがルナに会いにいってしまったのか?わからない。

温かくなったらキミに会いにいこうと思ってたんだよ。一緒にルナの話をしながら遊ぼうと思ってたんだよ。

とても悲しいけれど、今はただ、君達が空で楽しく跳ねている事を祈るばかり。

たまには会いに来ておくれ。

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11月頃 再発

リンパが再び腫れてきた。抗生物質の注射と投薬でかなり小さくなるものの完治はしない。日によっては腫れがひどく咳こむこともあった。食欲、便の状態は問題ない。

かかりつけの病院の先生はリンパ腫の可能性をみるため体中を触るが、喉以外では特に腫れは出てきていないようだ。抗生物質が効いているし、ウィルス性疾患だろうと診断。

このころもらっていた薬はケフレックス250とタリビッド100。前者は細菌(ブドウ球菌・肺炎球菌・インフルエンザ菌・大腸菌など)を直接殺菌する抗生剤。後者は抗生剤に匹敵するほどの効力を持つように合成された化学療法剤で細菌(ブドウ球菌・緑膿菌・インフルエンザ菌・その他 腸内細菌)に効力のある合成抗菌剤。

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03年 1月4日 ドッグラン

サルーキ友達のフーカに誘われて、深大寺のドッグランへ。ルナは相変わらず具合が悪いのだけど、車のない我が家にとっては嬉しいお誘い。

ただ、予想はしていたのだけど、ルナは車酔い。下を向いてよだれを垂らし、今にも吐き出しそうだったが、なんとか耐え抜いた。乗車時間なんてほんの10-15分程度だったと思うけど、こりゃあ、将来どこかドライブに行こうにも....。

ドッグランは、冬で土が軟弱になっていたけど、とっても気持ちがいいところ。ボルゾイやドーベルマンもいて、ルナは少し怖かったかな。

ルナはやっぱり体調が悪いようで、たくさん走る事が出来なかった。僕と相方のやっしが両端から呼ぶと、テクテクと寄ってくる程度。たまに意地悪して隠れると、一生懸命に探していた。主人にべったりなのはサルーキらしいのか?もう少し猫気質だと思うのだけど。

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