4 月 2007
邪悪な暗黒面の力は、衰えたのではない。
2007/04/14 /土曜日
邪悪な暗黒面の力は、衰えたのではない。ましてや、消えてなどいない。それはただ、じっと息を潜めてそこにいるのだ。安倍内閣の支持率が下がっている事を、人々が理性を取り戻した証拠だと考える意見もあるが、それは違う。支持率が低い理由のひとつに、指導力がない、と言うのがあるが、それはつまり、極右の姿勢を前面に押し出そうとしない事への不満なのだ。ひとたび強気の極右の姿勢に転じれば、支持率は上がる。それは、小泉内閣の時と何も変わっていないのだ。
メディアの最近の姿勢は、「与党も悪いが、野党も悪い」というものだ。あまりにひどい与党をたたき、バランスを取るように、野党も悪いと言っておく。それは一見、公平なように見える。しかしそれは、トリックに過ぎない。2005年の郵政民営化選挙で、連立与党はすでに強大な権力を手にしているのだ。今はじっと息を潜めているが、やろうと思えば何でも出来る力を、連立与党は今も持っている。
「与党も悪いが、野党も悪い」おそらくメディアは、この姿勢をこれからもつづけるであろう。一見公平に見えるこのトリックで、簡単に騙される人々は多い。なにも問題はないのだ、今のままで良いのだ、そう人々は信じ込まされる。
しかし、もし今年の夏の参議院選挙で、現状維持という結果が出たら、どうなるか。それはつまり、野党が勝てなかったという事だ。民主党の小沢代表は、責任を取って辞めるだろう。あるいは、引き止められて、しばらくは留まるかも知れないが、すでに力はない。民主党は無力化し、悪くすれば分裂する。それはつまり、日本の議会から、事実上、野党という存在が無くなるという事だ。
おそらくメディアは、選挙が近づけば、まるで、スター・ウォーズの「オーダー66」を受けたクローン軍団のように、突然、野党を攻撃しはじめるだろう。あの郵政民営化選挙と同じ事だ。それに向けて、なにかのイベントや、それにつづくキャンペーンが用意されているかも知れない。それに乗せられた人々が、再び与党に流れたとしたら、与党の勝利もありうる。
いずれにしても、あとに残るのは、巨大で強大な、極右ファシズム体制だ。しかも、それは国民によって承認されたのだ。もう、誰に遠慮する事もなく、何でも出来る。
日本は、もう今までの日本ではなくなる。それは恐ろしいスピードで進む。あっという間に、すべてを覆いつくす。
すでに崖っぷちなのだ。ここから、もとの場所に戻るだけでも、容易な事ではない。
民主党が、好きとか嫌いとか、良いとか悪いとか、そんなことを言っている段階ではない。合法的に政権交代が出来るのは、今年の夏が最後かも知れない。
邪悪な暗黒面の力は、衰えたのではない。ましてや、消えてなどいない。それはただ、じっと息を潜めてそこにいるのだ。
メディアの最近の姿勢は、「与党も悪いが、野党も悪い」というものだ。あまりにひどい与党をたたき、バランスを取るように、野党も悪いと言っておく。それは一見、公平なように見える。しかしそれは、トリックに過ぎない。2005年の郵政民営化選挙で、連立与党はすでに強大な権力を手にしているのだ。今はじっと息を潜めているが、やろうと思えば何でも出来る力を、連立与党は今も持っている。
「与党も悪いが、野党も悪い」おそらくメディアは、この姿勢をこれからもつづけるであろう。一見公平に見えるこのトリックで、簡単に騙される人々は多い。なにも問題はないのだ、今のままで良いのだ、そう人々は信じ込まされる。
しかし、もし今年の夏の参議院選挙で、現状維持という結果が出たら、どうなるか。それはつまり、野党が勝てなかったという事だ。民主党の小沢代表は、責任を取って辞めるだろう。あるいは、引き止められて、しばらくは留まるかも知れないが、すでに力はない。民主党は無力化し、悪くすれば分裂する。それはつまり、日本の議会から、事実上、野党という存在が無くなるという事だ。
おそらくメディアは、選挙が近づけば、まるで、スター・ウォーズの「オーダー66」を受けたクローン軍団のように、突然、野党を攻撃しはじめるだろう。あの郵政民営化選挙と同じ事だ。それに向けて、なにかのイベントや、それにつづくキャンペーンが用意されているかも知れない。それに乗せられた人々が、再び与党に流れたとしたら、与党の勝利もありうる。
いずれにしても、あとに残るのは、巨大で強大な、極右ファシズム体制だ。しかも、それは国民によって承認されたのだ。もう、誰に遠慮する事もなく、何でも出来る。
日本は、もう今までの日本ではなくなる。それは恐ろしいスピードで進む。あっという間に、すべてを覆いつくす。
すでに崖っぷちなのだ。ここから、もとの場所に戻るだけでも、容易な事ではない。
民主党が、好きとか嫌いとか、良いとか悪いとか、そんなことを言っている段階ではない。合法的に政権交代が出来るのは、今年の夏が最後かも知れない。
邪悪な暗黒面の力は、衰えたのではない。ましてや、消えてなどいない。それはただ、じっと息を潜めてそこにいるのだ。