2 月 2007
今や、完全にメイン・マシンになっている、
2007/02/27 /火曜日
今や、完全にメイン・マシンになっている、G4
Cubeなのですが、今年に入って、どうも調子が悪いのです。
安定しているはずのOS
Xが、フリーズしてしまう。OS
Xの場合、ゆっくりとグレーの幕が下りてきて、「このコンピュータは、再起動する必要があります」という表示が出るのですが、それが頻繁に起るのです。
問題がどこにあるのかと、最初はソフトに問題がないか、いろいろやってみたのですが、どうも違うらしい。それでふと思って、CPUの温度を見てみたら、なんと、80~90度もあるじゃないですか。複数のソフトが動いたりすると、もう100度近くまで上がります。まあ、機械なので、100度くらいになっても、すぐに壊れるわけではないのですが、明らかに異常です。それでようやく、問題はハードの、冷却ファンが回っていないための熱暴走と気付いたわけです。
Cubeのついて、最近あまり書いてなかったので、少し事情を説明しますと、本来のCubeは、powerPC 500MHzで、中央の穴から自然に熱が逃げるファンレス仕様でした。その後、1.2GHzに改造して、その時に冷却ファンを付けました。たしかどこかで売れ残ったのを、取りあえずで付けた物です。さらにそれから、1.6GHzDualに改造してます。考えてみたら、ものすごい無茶な事してます。このとき、冷却ファンは、まだ動いていたので、そのままにしてました。
どうやら、その冷却ファンが動かなくなったらしい。年が明けてまだ間もないころでしたが、なんとか新しいのに交換しないとしけない。それで、アメリカのカリフォルニアで、Macのレア物をあつかってるところに急きょ注文したのです。ファン自体はたいした値段じゃありませんが、やはり飛行機で太平洋を越えてくるので、送料がファンと同じくらい掛かります。ちょっとバカみたいですけど、仕方ありません。それが届くまでの数日間は、複数のソフトを動かさないようにして、CPUの温度を見ながら、85度を超えたら、スリープして冷めるのを待つという方法で、なんとかしのぎました。
さて、航空便は思っていたよりも早く届きました。最近、ほんと速いです。それで、またパズルのような、Cubeの分解、組立です。これだけでも、数時間は覚悟しないといけません。そのかいあってか、組み立て終わって、電源を入れると、見事に冷却ファンは回転しているようです。Cubeの上に手をかざしてみると、空気が吹き上がって来るのが感じられます。やれやれこれでひと安心。
しかし、そう思ったのも束の間でした。一週間ほどして、また、冷却ファンが動いていないのに気付いたのです。さすがに原因がわかりません。そう簡単に、新品の冷却ファンがだめになるはずもないし、ほかにどんな原因があるというのか。さすがにちょっと恐ろしくなってきました。取りあえず、分解して組み立て直してみましたが、だめ。ちょっとパニックを起こしそうでしたが、なんとか冷静に問題を切り分けて行くと、ファン自体に問題がないなら、電源ではないかと。冷却ファンの電源は、ボード上にある3ミリ角ほどの小さなジャックからとっているのですが、このジャックは、以前なにかのはずみで、ポロリと取れてしまった事がありました。そのときも青くなったのですが、すぐに瞬間接着剤で張り付けたところ、問題なく動いてくれたのでした。そのジャックの端子と基盤の接続が出来ていないのではないか。しかし、あまりに小さいので、肉眼でいくら見ても確かめる事が出来ません。
考えていてもしょうがないので、近くのホームセンターで、一番先の細いハンダゴテを買ってきました。だいたいハンダ付けなんて、ほとんどやった事がないし、まして、ミリ単位のハンダ付けなんて、とても出来るとは思えませんが、しかし、やるしかありません。
まずこのジャックを基盤から剥がします。そして接着剤のカスを削り落とします。本来このジャックは、ハンダ付けで基盤に固定されていたのですが、とてもそれは出来そうにないので、ここはまた、瞬間接着剤で固定する事にしました。じゅうぶんに固まってから、いよいよハンダ付けです。
ジャックから出ているふたつの細い端子を基盤の別々のところに接続するという、ミリ単位のハンダ付けです。試行錯誤の末に、ハンダを削って、小さなかけらにしたやつを、コテの先で拾い上げて、端子と基盤の間に擦りつけるようにしてみました。見栄えは良くないけど仕方ありません。さてそれで、じゅうぶん冷めるのを待ってから、組立直し、電源を入れたのでした。
空気が吹き上げてきました。ファンは回っているようです。しかし、すぐには安心できません。それに、細かいところに神経を集中していたので、くたくたに疲れていました。
あれからしばらく経ちますが、まだ、動いてます。おそらくもう、大丈夫なのでしょう。CPUも50~60度くらいで安定してます。
これだけ苦労しても、やはり、春の光を受けて、ぼおっと浮かび上がるG4 Cubeを見ると、きれいだなぁ、と思うのです。ほんと、見ていて美しいと思えるコンピュータなんて、ほかにはありませんから。一日でも長く、役に立ってほしいものです。

問題がどこにあるのかと、最初はソフトに問題がないか、いろいろやってみたのですが、どうも違うらしい。それでふと思って、CPUの温度を見てみたら、なんと、80~90度もあるじゃないですか。複数のソフトが動いたりすると、もう100度近くまで上がります。まあ、機械なので、100度くらいになっても、すぐに壊れるわけではないのですが、明らかに異常です。それでようやく、問題はハードの、冷却ファンが回っていないための熱暴走と気付いたわけです。
Cubeのついて、最近あまり書いてなかったので、少し事情を説明しますと、本来のCubeは、powerPC 500MHzで、中央の穴から自然に熱が逃げるファンレス仕様でした。その後、1.2GHzに改造して、その時に冷却ファンを付けました。たしかどこかで売れ残ったのを、取りあえずで付けた物です。さらにそれから、1.6GHzDualに改造してます。考えてみたら、ものすごい無茶な事してます。このとき、冷却ファンは、まだ動いていたので、そのままにしてました。
どうやら、その冷却ファンが動かなくなったらしい。年が明けてまだ間もないころでしたが、なんとか新しいのに交換しないとしけない。それで、アメリカのカリフォルニアで、Macのレア物をあつかってるところに急きょ注文したのです。ファン自体はたいした値段じゃありませんが、やはり飛行機で太平洋を越えてくるので、送料がファンと同じくらい掛かります。ちょっとバカみたいですけど、仕方ありません。それが届くまでの数日間は、複数のソフトを動かさないようにして、CPUの温度を見ながら、85度を超えたら、スリープして冷めるのを待つという方法で、なんとかしのぎました。
さて、航空便は思っていたよりも早く届きました。最近、ほんと速いです。それで、またパズルのような、Cubeの分解、組立です。これだけでも、数時間は覚悟しないといけません。そのかいあってか、組み立て終わって、電源を入れると、見事に冷却ファンは回転しているようです。Cubeの上に手をかざしてみると、空気が吹き上がって来るのが感じられます。やれやれこれでひと安心。
しかし、そう思ったのも束の間でした。一週間ほどして、また、冷却ファンが動いていないのに気付いたのです。さすがに原因がわかりません。そう簡単に、新品の冷却ファンがだめになるはずもないし、ほかにどんな原因があるというのか。さすがにちょっと恐ろしくなってきました。取りあえず、分解して組み立て直してみましたが、だめ。ちょっとパニックを起こしそうでしたが、なんとか冷静に問題を切り分けて行くと、ファン自体に問題がないなら、電源ではないかと。冷却ファンの電源は、ボード上にある3ミリ角ほどの小さなジャックからとっているのですが、このジャックは、以前なにかのはずみで、ポロリと取れてしまった事がありました。そのときも青くなったのですが、すぐに瞬間接着剤で張り付けたところ、問題なく動いてくれたのでした。そのジャックの端子と基盤の接続が出来ていないのではないか。しかし、あまりに小さいので、肉眼でいくら見ても確かめる事が出来ません。
考えていてもしょうがないので、近くのホームセンターで、一番先の細いハンダゴテを買ってきました。だいたいハンダ付けなんて、ほとんどやった事がないし、まして、ミリ単位のハンダ付けなんて、とても出来るとは思えませんが、しかし、やるしかありません。
まずこのジャックを基盤から剥がします。そして接着剤のカスを削り落とします。本来このジャックは、ハンダ付けで基盤に固定されていたのですが、とてもそれは出来そうにないので、ここはまた、瞬間接着剤で固定する事にしました。じゅうぶんに固まってから、いよいよハンダ付けです。
ジャックから出ているふたつの細い端子を基盤の別々のところに接続するという、ミリ単位のハンダ付けです。試行錯誤の末に、ハンダを削って、小さなかけらにしたやつを、コテの先で拾い上げて、端子と基盤の間に擦りつけるようにしてみました。見栄えは良くないけど仕方ありません。さてそれで、じゅうぶん冷めるのを待ってから、組立直し、電源を入れたのでした。
空気が吹き上げてきました。ファンは回っているようです。しかし、すぐには安心できません。それに、細かいところに神経を集中していたので、くたくたに疲れていました。
あれからしばらく経ちますが、まだ、動いてます。おそらくもう、大丈夫なのでしょう。CPUも50~60度くらいで安定してます。
これだけ苦労しても、やはり、春の光を受けて、ぼおっと浮かび上がるG4 Cubeを見ると、きれいだなぁ、と思うのです。ほんと、見ていて美しいと思えるコンピュータなんて、ほかにはありませんから。一日でも長く、役に立ってほしいものです。