このサイトも、まる七年が終わって、

 このサイトも、まる七年が終わって、八年目に入ります。当初から日記というかコラムというか、そういうサイトだったわけですが、世の中の方が、昨年あたりからブログ流行りで、どうもやってる事は同じなんですが、あちらはweb2.0とかロングテールとかだそうです。

 今年はこのサイトを、なんとかブログ化出来ないかと考えてみたのですが、調べてみると、ブログのシステムというのは、
CGIの集合体で、サーバーが対応してないとだめという事が解り、とりあえずRSSを付ける事で、ちょっとだけブログ風にしてみました。これも毎回手書きで書き換えてます。願わくば、来年あたり、だれかブログを簡単に作れるソフトを作ってくれないものでしょうか。

 来年はほんとうに大変な年になると思います。いったい、どういう事になるのか、混沌としていてまったく判りません。テレビだけ見ている人は、まるで何事もないように思うのでしょうが、でもそんな人たちでさえ、なにかおかしいと感じるようになると思います。


 たとえ国を失うような事になったとしても、個人は生き続けて行くわけですから、きっと来年も、ロングテールにさえ入れてもらえないまま、つづけて行く事になると思います。


 ここ数年は、一年おきに入院してるわけですが、このサイクルだと来年はまた入院する年になるんですね、どうなる事でしょう。


 それではまた、来年。

いつもの悪い癖で、

smile
 いつもの悪い癖で、ちょっとまとまったものを書こうとすると、そのまま長い時間が過ぎてしまいます。このままだと今年も終わってしまうので、そちらは後にまわして、別のはなしを先にします。

 わけあって、しばらく映画を見ていなかったのですが、これもわけあって、急に
DVDを借りて見るようになりました。いや、それどころか、最近は、次世代 DVDが出始めたせいか、やたらにDVDが安くなっていて、一本千円以下となると、これはもう、何度も見たい好きな映画なら、つい買ってしまいます。

 ずっとむかしに「いつでもチャップリンの映画をやっている映画館があったらいいのに」という文章を書いた記憶があるんですが、気が付くと、自分の机の上で「モダン・タイムス」の、有名な「スマイル」のメロディーが流れるラスト・シーンを、いやというほど何度でも見る事が出来ます。そんな事、以前から頭では判ってる事なんですが、実際にそれを目の前で見てしまうと、あまりにお手軽すぎて、怖くなります。しかもこれ、五百円です。多少画質が悪くて、時々字幕がズレてるんですが、しかしチャップリンだよ。お手軽すぎるでしょう。そう言いながら、買ってしまってるんですけど。


 ほかにも、ビスコンティの「ベニスに死す」などは、むかし名画座で何度も見てるんですが、考えてみると、どれもみんなボロボロのフィルムで、こんなにきれいなプリントで見るのは、はじめてかも知れません。たしか最後に見たのは、映画の学校にいた頃、淀川長治さんの授業でだったと思います。あのときもボロボロのフィルムでした。ぼくは、短い間でしたが、淀川先生の生徒だった事があるのです。あの当時で、すでにご高齢でしたが、いつも立ったまま、
2~3時間おはなしなさいました。あたまが下がります。

 そう言えば
(と、ついでのように言っては失礼なのですが)、校長だった今村昌平さんも、今年、亡くなられました。思想的影響は皆無でしたが()、ほんとうにお世話になりました。