もう本人も、すっかり忘れているのですが、

 もう本人も、すっかり忘れているのですが、ほんの数ヶ月前には、病院のベッドで虫の息だったのです。今年のB型インフルエンザは弱いウィルスだったそうですが、それにさえまったく抵抗出来ず、完全にやられてしまいました。抗菌剤を投与し続けて、なんとか息を吹き返したようなものです。抵抗力がないという事は、またこうして寒くなって来ると、来年の春までたどり着けるのか、わりとリアルに気になるところです。

 そんなわけで、世の中の事など気にしてる場合ではないんですが、今年は、ほんとに大きな曲がり角を曲がってしまいました。これはもう後戻りが出来ません。こうしている今も見えないところで事態は動いてます。どうやら中国を敵視する風潮を世間に広め、春には米軍基地を強引に押し通し、憲法改正につなげて行くつもりのようです。見え透いたやり方ですが、メディアも大事な事は何も言わないでしょう。ひどいもんです。

 まあ、ファシズム体制下であれ、戦時下であれ、人間というものは、それなりに生活していくもののようです。

 どうぞ、よいお年を。

最近になって、ようやくAmazon.comで

 最近になって、ようやくAmazon.comで買い物するようになりました。
gustav
手持ちの音楽CDはいまでは全部、G4 Cube の iTunesに入ってるわけですが、そうやってデータベース化されると、そこにないもの、が目立つようになります。

 マーラーの交響曲、エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団の演奏で、20年前、当時のデンオンが最新のデジタル録音技術を駆使したというCDなのですが、それだけに当時は高価で、全曲買いそろえる事が出来ぬままになってました。

 まさかもう売ってないよなぁ、とは思ったのですが、Amazon.comで捜してみたら、いや、ありました。名録音(決して名演奏ではない)という事で再販されているそうです。それに再販なのですごく安い。さっそく欠番だった1,2,4番それに遺稿をもとにクックさんが完成させてしまった10番と、まとめて買ってしまいました。

 こうして、実に20年ぶりに全集が完成したわけですが、CDを開けたら、そのまま何の疑いもなく、iTunseに読み込んでしまうというのは、やはり時代の流れですかねぇ。むかしは「デジタル」というだけでありがたかったのですが。