急にメガネが壊れてしまって、

johntomegane
 急にメガネが壊れてしまって、なにしろ、メガネが無ければ見えないし、補聴器が無ければ聞こえないという境遇なもので、かなり暗い気分で、久しぶりにメガネ屋さんに行ったのでした。そしたらそこで、思い掛けないものと出会ったのです。

 ジョン・レノンのメガネが、日本製のメガネである事は、知ってる人は、良く知っているはなしです。それも、銀座のある老舗メガネ店の物で、コアなファンの人は、わざわざその店でメガネを作ってもらったりします。もっとも、ジョンがその店にやって来て、メガネを作ったわけではないそうで、聞いた話では、まず、ヨーコさんから電話が掛かって来て、ふたりの滞在している、都内某ホテルのスイートルームに出向いて行くそうです。そこで検眼して、用意したフレームの中から選んでもらって、後日、でき上がった物をお届けに上がる、という事だったそうです。

 そうして出来たのがあの有名な、ジョンの真ん丸のメガネなわけですが、数年前に、このフレームを再現した、ジョン・レノンモデルのメガネフレームが発売された事がありました。まあ、このメガネフレーム業界というのも難しい業界のようで、どの位売れるかも判らない、同じモデルを量産するのは難しいらしく、その時発売された物は、すぐに売り切れて、幻のモデルとなってしまいました。

 それが最近、新たに復刻版として売り出されたようなのです。

 メガネ、修理する事も出来ますよ。とも言われたんですが、これを見つけてしまうと、もう迷わず、これにレンズだけ移してください、と言ってました。

hanaate
 と、長くなりましたが、これがそのジョン・レノンブランドの真ん丸メガネです。なんと、鼻当てのところには、ジョンの肖像画イラストが刻まれてます。まるで、キティちゃんみたいです。

 実際にジョンに会った事のある人のはなしでは、本物のジョンは写真で見る以上に、顔がすごく細長いと感じたそうです。そんな面長だったので、この真ん丸メガネが似合ったのでしょうが、日本人のわりと丸っこい顔には、かなり個性的です。

 いまのところ、これで外出する勇気はありません。当分は、自分の部屋用に使って、喜んでます。ひとつ間違うと、アラーキーですな。でもいいんです。欲しかったんだから。