ごくたま昨日日記 in May, 2001

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May.15,2001 (Tue)

犬を飼う

といっても本物の犬ではなく、最近活字読者系のWebでおなじみのプチbk1のことである。別に流行に流されたわけではないのだが私もブリーダーの一人となってしまった。そういうわけなのでこれからはレビューした作品の横にbk1へのリンクがあれば、直接bk1へととんで書影を見たり、そのまま注文したりすることができます。「これ読んでみたいかも」という本があった場合、よろしければご利用くださいませ。
 bk1へのリンクは、過去のレビューにも徐々に反映させる予定。もちろん、現在流通していない本の場合は無理ですけど。
 本件に関する詳細については、bk1@FY!(でもまだ工事中)、もしくはbk1内のbk1ブリーダー・プログラムをご参照ください。

これまで自分のスタンスとして、レビューは基本的に自分が読んだ本の内容を忘れないための覚え書き、という色合いを強くしてきたし、これからもその方針は変えないつもりでいる。要するに自分のレビューを読んで、それによってその本を読んでもらいたいという売り込み的要素はあえて盛り込むつもりはない(*1)
 それなのに何故ゆえにブリーダーになったかというと、最近レビューが滞りがち(レビューだけじゃないけど)で、なにか刺激というか書く気になるような要因が欲しかったせいである。
 ちゅうわけでブリーダーになったことでもあるし、バリバリ本読んでバリバリレビューを…書けるといいなあ。

あらすじを書くのは難しい

自分のレビューは、一応

という三つのパートに分けて書くことにしている。こうして書式を決めることは、好悪両面がある。良い点は、書式が決まっているので書く内容さえ思い付けばその通りに書き進めていける点で、悪い点はどれか一つでも書く内容が思い付かないと、書式に縛られて何も書けなくなる、という点である。
別に書式に縛られる必要もないのかもしれないが、基本的に一つ目と三つ目についてはあまり困ったことがないので縛る、縛らないの問題でもない。問題は二つ目のあらすじである。
 あらすじを書く、というのは思った以上に難解なことである。読む本(イコール、レビューする本)の多くがミステリということもあって、下手にあらすじを書くとネタバレになってしまったり、読者のハラハラ感というかスリルを削がない程度に内容を説明するのはなかなかに技術を要する。これが叙述ミステリ(折原一など)なんかだったら目も当てられない。
 文庫やノベルズなどは裏表紙にあらすじが書いてある場合もあるのでそれを引用すればよい、という意見もあるかもしれないが、それはそれで著作権法違反のようで気分的に良くない。なによりも自分の覚え書きとしてレビューを書いているわけで、そのために一番必要なものがあらすじ(*2)なのである。そのためには自分が読んだ作品を自分の言葉で表すことが肝要なので、裏表紙のあらすじを引用してもあまり役には立たない。あらすじを読み返した時にできる限りその内容を思い出すことができることが望ましい。というわけであらすじを書かない、という意見も当然却下になるわけである。

また以前、某友人が「人のレビューで一番気になるのがあらすじですね。あらすじを読めば、その人がその作品をどう読んだか分かります」とかほざきやがった(笑)せいもあって余計にあらすじを考えすぎて書けないこともしばしばある。なんとなくその意見に同意できるから始末が悪い。

くどくど書いてきましたが、要するにレビューが滞っているのはあらすじが書けないせいだ、という言い訳です。

涅槃の読書模様

『悪徳の都』(スティーブン・ハンター)読了。ボブ・リー・スワガーシリーズ番外編。ボブの父親であるアールが主人公。相変わらずこのシリーズは面白い。残念ながら本作で最終巻?。→bk1へ

しょーじくんにありがたく拾ってきていただいた梶龍雄『透明な季節』を読み中。カジタツ初体験。残念ながら絶版。

文庫版の『秘密』(東野圭吾)は表紙の裏ではなく帯の裏に仕掛け(ハードカバーを知ってる人だけ喜べる)があることが判明。巻末に広末涼子の寄稿エッセイを収録。というわけで文庫も買っちゃいました。→bk1へ

『片想い』東野圭吾

レビューはこちら→bk1へ


*1: もちろんその気になってもらえば嬉しいことではある
*2: 読後感は憶えていてもあらすじを忘れている場合が多すぎ

May.16,2001 (Wed)

簡潔な文章

普段この日記を読んで下さってる方だとか、本のレビューを読んで下さった方ならお分かりになると思いますが、私は何かと文章が長いです。理由は色々あると思うのですが、少しでも正確に自分の言いたいことを理解してもらおうと思うとこうなっちゃうんですね。まあ、文章の分量が多ければ正しく言いたいことが伝わっているかどうかは疑問なんですが。ただ、自分ではこの癖(?)はあまり好きではないのです。なんか何も考えずダラダラ書いているだけの印象を与えますよね。実際そうなんですけど(^_^;)。

そんなわけで日記にしろレビューにしろ、簡潔な文章で自分の言いたいことをキッチリまとめている方には尊敬の念を抱いています。少ない言葉だからといって決して時間をかけていないわけではないだろうし、短い言葉で正確に物事を伝える苦労を分かっているつもりの自分としてはホント賞賛に値します。俳句の世界もたった17文字で構成されてますけど、それに近いものを感じますな。いずれは私も簡潔な言葉で物事を語れるようになりたいものです。そのためにどんな修行をしたらよいのか全然わかってませんが。

っていうか私の場合、喋りも長いんだよな。

コンフェデ

今月末から日本と韓国でプレワールドカップとも言うべき、コンフェデレーションズカップが行われる。各大陸王者が一同に会するなかなか魅力的な大会だ。日本はBグループに属して、カナダ、ブラジル、カメルーンと予選を戦うことになる。ブラジルにはまず勝てないとしても、カメルーンには善戦を、カナダには快勝をと願わずにはいられない。なんにせよ、来年を占う意味でも大事な大会だし、豪華な顔ぶれを楽しみたいものだ。

しかし、そんな日本に哀しいニュースが続々と入っている。一つ目はセリエAのASローマに所属する中田の招集が困難になったこと。ご存知の方も多いと思うが、セリエAではこの度、外国人枠が完全撤廃された。これまで三人という外国人枠のおかげでベンチ入りすら思うに任せなかった中田としては朗報である。しかも、その外国人枠撤廃の恩恵を受けた最初の試合で大活躍したのだからファンとしては爽快な気分である。セリエAのスクデット(リーグ優勝)を懸けたユヴェントスとの大一番で、しかも二点のビハインドからの同点劇を自ら演出してカペッロ監督も大満足。レギュラー獲りにも一歩前進である。
 だが、このことが日本代表にとっては痛い結果となってしまった。スクデットを争う真っ只中の状況でコンフェデ杯のために代表に招集されては堪らんとASローマ側は招集に猛反対。中田自身としても今後の自分のキャリアを考えたらそう簡単に代表に戻るわけにもいかないだろう。先のフランス戦、スペイン戦を見てもわかるように中田の活躍なしに世界の上位チームと戦うのは正直困難。日本代表に赤信号である。

で、次に頼りになるはずの名波がなんと全治一ヶ月の故障。日本を代表する中盤の二人が出場できないとはなんとも皮肉である。
 こんなときこそ若手にはチャンスがまわってくるはずで、それを一番待っていたのがFマリノスの中村俊輔であることは間違いない。中田、名波のおかげで真ん中のポジションを与えられず、専門外の左サイドをしばしば任され、近頃は守備重視の布陣のためにそのポジションまで奪われる始末。自らが渇望していた司令塔のポジションを奪う最大のチャンスが訪れたといっても過言ではなかった。
 しかし、そんな中村俊輔までも怪我のために出場が危うい。というかFマリノスのアルディレス監督の言葉を借りれば「絶対安静」である。まったくもってなんともはやツイていない男である。

そんなわけで日本の一番の売りである華麗な中盤は、攻撃陣の面から言えば壊滅的状況。頼れるのは我らが浦和レッズの小野伸二だけ。しかし、このところ華々しい話題のなかった小野にとっては久々に訪れた大チャンス。是非、この機会を活かして「日本に小野伸二あり」をアピールして欲しい。

それにしても先日のスペイン戦で活躍した波戸も怪我してるし、大丈夫なんかな日本よ。トゥルシエも頭が痛いことだろう。

涅槃の読書模様

とにかく本を読むスピードが落ちているので積ん読がドンドン溜まってます。新刊の積ん読だけでも、『心とろかすような』(宮部みゆき)→bk1へ、『トライアル』(真保裕一)→bk1へ、『MAZE』(恩田陸)→bk1へ、『英雄(上)(下)』(ブライアン・フリーマントル)→bk1へ(上)→bk1へ(下)
まだなんかあったような気がするがとにかく溜まってます。ゆっくり読もう。

ネットだけでなく、巷でも大評判の『模倣犯(上)(下)』(宮部みゆき)→bk1へ(上)→bk1へ(下)が読みたくて仕方がない。しかし、あの分厚さで上下巻、お値段も高いときてる。なかなか手が出ないなあ。でも読みたい…。

May.17,2001 (Thu)

高額納税者

昨日の新聞やニュースで出てましたね。ここで作家のランキングを見てみると1位から10位まででいわゆる「推理小説家」と呼んでもよさそうな作家が6名。天童荒太をどう扱うかが難しいところですが。
 こうしてみるとミステリは結構売れてるのかなあ、という気にさせられます。いわゆる書店などの売れ筋本にはノンフィクション系の本が挙がることが多いので普段はそうは感じないんだけど。

でも実際は西村京太郎や赤川次郎、内田康夫なんかの場合、ミステリを好きで読んでる、という人より、十津川警部が好きとか三毛猫ホームズが好き、とか浅見光彦が好き、という場合が殆どでそれ以外のミステリに手を出している人っていうのは少ないのかもしれない。実際、ネット上のミステリファンの間ではこの辺に大きな溝があるし。西村京太郎や内田康夫の場合なんかはある程度年齢を数えた人達が主な読者層なんだろうけど、こういった人達はもしかしたら日本一の名探偵(警部)は十津川警部とか浅見光彦だと思ってたりして。そこまで極端ではないのかな。
 私なんかの年齢の人は赤川次郎を中高生の時代に貪るように読んだ、という人も少なくないはず。かくいう私の場合も小学校高学年から中学2年までの間で120冊以上の赤川次郎の本を買いました(今でもダンボールに詰まってます)。読んだ量はそれ以上だろうし。ここでちょっと思うのは赤川次郎の読者層っていうのはいまだに中高生がメインなのかなってこと。それとも私等の世代の人が今でも読みつづけて、って人の方が多いのだろうか。まあ、三毛猫ホームズにしろ三姉妹探偵団にしろ、今から読み始めるには結構な分量だから新しい読者層を開拓っていうのは難しいかもしれないけど。

この辺の作家の読者層のマーケティングってどこかしてないんでしょうか。凄く気になります。
 そういう中で特にシリーズ物も持たず、一発のベストセラーでなく毎年のように上位に顔を出す宮部みゆきは凄いと思ったり。

シリーズもの

ひろえさん@HPLぷちbk1@HPLというオンライン書店(?)が始まった。レビューした本や紹介した本をbk1と提携している人は多いけど(*1)、こうしてバーチャルな書店のようにページを設けてる人っていうのはそんなに多くは見かけない。あと知ってるのは雫くん隠蔽書房くらいか。
 ひろえさんのところを読んでて面白いなあと思ったのは、まるで本物の書店のブックフェアのように特集を組んでるところ。現在の特集は「シリーズを読む」と題して綾辻行人の館シリーズが紹介されてます。相変わらずサイト作りには精力的な人だ。

で、思ったのが、こういうシリーズ物の紹介って面白いなってこと。読んだ本をレビューするとどうしても一冊ずつの紹介になっちゃうし、昔から読みつづけてるシリーズなんかの場合は、昔に溯ってまでレビューしたりはなかなかしないですもんね。でも長く読みつづけてるってことはそれだけ自分が面白いと思ってるってことで、そういう作品こそ紹介するべきだっちゅう気もするんですよ。一冊一冊の個別のレビューでは見えてこないことや、語りにくいこともまとめてだと説明しやすかったりもするし。

そんなわけで、自分でもシリーズの紹介ってしてみたいな、なんておぼろげに思ってます。まあ、今すぐってわけではないですけど。特に自分が好きで読んでる海外系のミステリや冒険・アクション系の紹介っていうのはあまり見ないんでやってみたいです。思い付きだけで終わらないことを祈って。

まあ、なんにせよ自分のサイトから本を買ってもらおうとしたらありきたりなことをやってるだけじゃあまり期待はできないよね。そういう意味でもひろえさんや雫くんのような努力は素晴らしいと思います。立派な小売店。

JSA

二年前に『シュリ』を見て、「韓国映画侮れん、っていうかメチャメチャ面白い」と思っているので、その『シュリ』の興行成績を軒並み塗り替えたという『JSA』は是非見たいと思っている。
 その気持ちに更に拍車がかかった。それはニュース・ステーションに『JSA』のヒロインであるイ・ヨンエさんが出演していて、彼女がまたメッチャ美しかったからである。まさしく一目ボレ。これは見るしかない。いやあ、ホントキレイですわ。久々に気持ちよく一目惚れしました、ハイ。

涅槃の読書模様

TV-CMでもやってるけどコミックバンチというマンガ雑誌で、10年以上前に少年ジャンプで大流行したあの『北斗の拳』(原哲夫/武論尊)と『シティハンター』(北条司)が甦るらしい。集英社は昨年『リングにかけろ・2』(車田正美)も連載開始したし、なんちゅうか過去の栄光にすがる商法を覚えたらしい。確かに懐かしいとは思うし、興味本位で始めは読むかもしれないけど、どこまで読者がついてくるかは疑問だなあ。編集者も漫画家もそれでいいのか、って感じは否めません。

『遠い約束』光原百合

レビューはこちら→bk1へ


*1: 私もそうですが

May.18,2001 (Fri)

僕らの世代

昨日の「集英社の過去の栄光にすがる商法(笑)」についてmutさんからのご指摘。

あれは、今まさに該当漫画群が青春の漫画だった世代(ぼくらくらいがストライクゾーン?>shakaさん)が誌面を編成できる立場に立ったってこともあるのではないかなあ、とか思いました。ゲームとかCMとかもそうでしょ?

うむ、まさにストライクゾーン(笑)。そういや最近CMとかドラマとかでやたらと80年代の洋楽が使われているのなんかもそのせいなのか。そう考えると、やっぱりこういう世代性っていうのはいつの時代もあって、実はこれまでのテレビとか雑誌もその編集者が体感した時代に影響されていれていたのかなあ。だとすれば「流行は巡る」っていうのも理解できるかも。
 でもやっぱり素直に受け入れるには私は人間ができていないのかもしれない。どうしても「二匹目のドジョウ」的な発想に思えるし、オリジナリティにも欠けると思うんだけどね。クリエイターとしてはどう感じるのでしょうか。

個人的には『シティハンター』よりも『キャッツ・アイ』が好きな私。瞳を主役に据えるんじゃなくて、泪姉とか愛を主役にしたバージョンとかも読んでみたかったり(*1)

bk1 VS amazon.com

bk1のブリーダープログラムに対して、早速amazon.comがアソシエイトプログラムという形で対抗してきた。bolはどこに?、はいいとして。
amazon.comでは個人のページで書影が使用できたりするのがbk1との違いというか売りらしい。bk1でも対応することになりそうですが。

どちらも個人のサイトと提携して本を売っていく、というやり方に大きな違いはないように見える。要は自分のサイトからbk1またはamazon.comへと飛んで、本を買ってもらった場合、サイトの運営者に手数料(もしくはポイント)が入るという仕組み。ただ、細かいところでの違いとかが色々ありそうなんだけどそれが今一つわからないんだな。

このbk1のブリーダープログラムとamazon.comのアソシエイトプログラムの比較をしているページとかないでしょうかね。消費者の視点からとサイトの運営者の視点からの両者があればベストなんですが。

っていうか自分でやれって?。そういう意見もありますね。でも面倒なんだもん(^_^;)。
Forever Young!では現在のところbk1のみに対応しています。amazon.comと提携していないのは決してamazon.comがキライとかいうわけではなく単に面倒なだけです(笑)。だってbk1の設定するだけでも結構面倒だったからね。時期を見て提携するかもしれませんが、個人的にはどちらかを見定めて一つに搾りたいというのが心情。私個人も、訪問者もどちらを使うか迷っちゃいそうだしね。ポイントは分散するより一つにまとめた方がいいし。細かい使い分けでができるといいのかもしれないけど、それはかなり設定やページ作りが面倒になりそうなので多分しないと思います。はてさてどちらが生き残るのか。

涅槃の読書模様

文春文庫PLUSの『傑作ミステリーベスト10』→bk1へを購入。
 巻頭の20世紀のミステリ、ベスト30の中では国内編32作のうち17作、海外編31作のうち、これまた17作を読んでいた。まあ、どちらも過半数を読んでいたということになるんでまあまあといった感じ。さすがにともさんとは比べ物になりませんな(*2)。これからもバランス良く読んでいくことを目標にしましょう。
 それにしてもこういう本買っちゃうと読みたい本が莫大に増えて困っちゃうんだよねえ。ホント。

この20世紀のベスト30で目に付いたのは『シャドー81』(ルシアン・ネイハム)→bk1へが3位と高い評価を得ていたこと。冒険・アクション小説好きとしては嬉しい限りだなあ。この作品は個人的にも超オススメなんで是非多くの人に読んでいただきたい。ハイジャックに金塊強奪、そしてどんでん返しと目が離せません。古い作品ですが内容的には色褪せていないと思います。ページ数も多すぎず読みやすいと思いますので、これまで縁がなかったという方は是非。(*3)

それにしても早川書房は『マークスの山』(高村薫)→bk1へを、東京創元社は『薔薇の名前』(ウンベルト・エーコ)→bk1へをさっさと文庫化するように。前者は7年、後者は10年経ってるぞ。読みたいんだから早くしてくれ、マジで。


*1: 結局読みたいんじゃねえか
*2: 比べるのが間違い
*3: bk1見たら改訂版になってる。いつ改訂されたんだ?。読みてえ

May.20,2001 (Sun)

うう

調子悪し。久々に来たな。でもこのまま何もしないとドンドン下向いて行く気がするので日記でも書いてなんとか復帰の方向へ持っていきたい。多分に自立神経的な問題なので何もしないのが一番よくない、はず。

しかし明日の出勤は見合わせてもらおう…。

顔文字

まこりんさんが「顔文字や(笑)などを使わない試みをしてみます」とのこと。
 顔文字については昔っから色々と言われてますよね。ハッキリと「キライ」という人も多いと思います。

個人的には使うことに対しての違和感というか嫌悪感はあまりありません。なんちゅうか使える以上はそれも一つの文字、という認識かな。大袈裟かもしれないけどアルファベットや平仮名、漢字という枠と同じように認識しています。もちろん、PC上での話。自筆での際は使用してません。
 だからといって使わないという人とかキライという人を批難したり、なに言うてんねん、という気にもなりません。それもまた選択。まあ、私のページを見に来て「こいつ顔文字使ってるよ、うぜぇ」と思う人がいたとしても仕方ないというか。

これまた大袈裟な話かもしれないけど日本語だって昔はもっと違う漢字を使っていたのに時代と共に簡略化されてきたり、平仮名だって「ゐ」とか「ゑ」とか使わなくなってきたわけで、これもまた一つの時代というか、文化なのかなと思ってるわけです。だから当然廃れていく可能性もあるわけで。そんな時代に乗っかってると。まあ、そんな感じ。

とかいいつつ以前は自分も使わないようにしよう、と試みたこともあったり。(*1)

著作権の話

以前、一時期盛り上がった話題ですが。再販制云々も含めて。麻弥さんの5/20付けの日記を読んで再びちょっと思ったこと。繰り返しになるかもしれませんが。この辺の話題については以前の日記、2000/6/5が詳しいかと。また2000/5/312000/6/1でも関連事項について語っています。

BOOK OFF等の新古書店やマンガ喫茶(図書館の過剰なサービス(*2)も含まれるらしい)を糾弾する意見は分からないんでもないんですが、やはり順序が逆じゃないかと。ある意味ではそういう制度を許してしまった出版業界の自業自得というか再販制度だけではないけど色んな部分であぐらをかいていた結果なんじゃないかなあ。
 音楽業界との比較がよくなされてますが、そういう意味では音楽業界は権利を守るための行動を行ってたし、それは音楽家(アーティスト)も同様。著作権を考える会とか、自らの権利をしっかりと主張し、その上で守ってきたわけです。
 アメリカでもNapstarのことが話題になってますが、やっぱりこれもまたちゃんと闘った上での勝ち取った権利なわけです。世の中が自然にそういう方向に流れていったわけではないし、逆に、それを逆手にとっていたのが実情だし。やはりユーザ、というか消費者はモノが安く手に入るならそれに流れるのが当然だと思うんです。一部の良心的な消費者は「著作権者になんらかの還元がしたい」と思って、なるべく新刊を買ったりとかしていると思いますが、それも根本的な解決ではないですし。その行為自体は素晴らしいことだと思いますけどね。

文句言ってるだけではあまり意味がないと思うし、そう思うのなら政治的な手段をとるためになんらかの動きは必要でしょう。自分たちの足元、というか自らの住む世界を糾弾することは辛いことだと思うけど、まずは自分たちが変えようとしなければ意味がないと思うんです。「困ってるから誰か助けてくれ。お前等が俺を苦しめてるんだ」という主張をするだけ、というのは個人的には賛成できません。もちろん、何らかの手段を講じると共に、主張をするというのはありだと思うけど。
 それでもあまりに批難の方向性が一方通行だと感じるのは私だけなんでしょうか?。

F1分裂

まだよく理解していないんですが、どうやら2008年からF1が分裂するらしい。分裂という言い方はおかしいと思うのだが、報道がそういう言葉を使ってるいるからとりあえずそう言っておく。
 つまりはF1に対抗するもう一つの自動車レースを主催する会社を欧州自動車工業会が設立したということらしい。
 ドイツのメディア大手キルヒグループが、従来のF1運営会社を傘下に収めたことにメーカー5社が反発したことが発端らしいのだが、果たしてどういうことになるんだろう。F1と全く同じようなレースを開催するということなのか。それともレギュレーションなどが変わるのか。今のところは全く不明。しかし、これで長い歴史を持つF1が幕を閉じることになったり、互いの対抗意識のせいでレースがつまらなくなったりするのは勘弁だなあ。最近ではアメリカのCARTの人気も上がってきてF1人気にも翳りが見え始めているしね。続報を気にすることにしよう。

コンフェデ続報

中田はなんとか予選には出場できるみたい。よかったよかった。しかし、トーナメントに残った場合はどうするんだろうか。波戸も怪我から復帰して出場できるみたいだし、なんとか格好はついたか。でも実はあまり期待していないけど。ブラジルもフランスも主軸は出場しない予定ってのもあって面白味は半減してるね、実際。

涅槃の読書模様

ちょっと前のことになるが、昨年直木賞を受賞した『GO』(金城一紀)→bk1へが映画化されることになった。その記者会見の席で主役に選ばれた人気の俳優・窪塚洋介が約7分にも渡る決意表明(?)を行っていた。これは極めて異例なことで、そういう行為に出た窪塚洋介に好意を持つと同時に、彼にそこまでさせる気になった『GO』という作品自体に興味が湧いた。もっぱらミステリ系の作品ばかり最近は読んでいたが、たまにはこういった作品を読んでみるのもいいかもしれない。どうですか皆さん、興味が湧きませんか?。


*1: 「あったり」とかいう表現も好きじゃない人もいるよね
*2: 過剰なサービスってなに?

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shaka / shaka@diana.dti.ne.jp