ごくたま昨日日記 in July, 2000

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Jul.1,2000 (Sat)

daylife

 午前中は通院。それにしても暑い。車の中がサウナ状態。サンシェードしとけばよかった。

 帰宅して『Number』を読みつつJリーグをハシゴして見る。うーむ、グランパス泥沼だな。『Number』も気がつけば500号。私は400号の手前くらいから読み始めた気がする。バックナンバーを漁る勇気がないので(この山を崩す気はしない)正確にはわからないが、記憶によれば買い始めてからすぐに400号の特集があったんじゃなかったかなあ。それ以前から立ち読みはしてたんだけどね(^_^;)。まあ、長く続いて欲しい雑誌である。日本で一番好きな雑誌だし。

 夜もひたすらJリーグ。試合が終われば速報Jリーグ2000。続けてスポーツニュース。そして当然スーパーサッカー。まったくもってJリーグ漬けの一日だった。
 明日はちょいと会社に行かねば。

涅槃の読書模様

 まだ肌の状態はすぐれないのだが(それでもマシにはなったが)、もうどうにも我慢できなくなって書店へ行く。で、以下を購入。

 なぜか『ゴサインタン』篠田節子はみつからなかった。恩田陸の新刊もまだ出ていないのか?。しばらく書店に来ていないと棚の変化が全く読めないのでてこずるなあ。漫画ももっと色々出ているのかもしれん。まあ、一気に買っても仕方がないので徐々にペースを戻していこう。
 なにより本を読む行為自体から遠ざかっていたのでリハビリが必要である。目の状態もあまり良くはないのだが、どうせ仕事に復帰したら思いっきり目を使う仕事だし慣らしていかんとな。

Jul.7,2000 (Fri)

daylife

 29歳になった。

Jul.9,2000 (Sun)

daylife

 約一ヶ月ぶりに外に出る(病院以外)。8月の公演の稽古に行った。この一ヶ月、家族と医者としか話をしていなかったし(電話は別)、人と会えて話すっていうことがこんなにも快楽だったとは!。そしてこんなにも芝居の稽古が楽しく感じられるとは!(笑)。やっぱりシャバはいいぜ。

Jul.10,2000 (Mon)

daylife

 そして遂に一ヶ月ぶりに職場復帰。皆様ご迷惑おかけしました。その分真面目に仕事しよう(予定)。
 でも、久々だと仕事でも楽しいです。することがあるっつーのはいいねえ。それだけド暇な生活を送っていたってことだよな。あんまり張りきりすぎて体調壊したらバカなので、ペースを保って仕事をしよう。暫くは病院通いの日々だし。

 PS2を買いたい衝動と葛藤しつつ、とりあえず妥協点としてドリキャスのゲームソフトを買う(どこが妥協点やねん)。まあ、4万も簡単には出せないからね。買ったのは『ルーマニア203』。東欧諸国を統一するシミュレーションゲームではありません。一人暮らしの男の部屋に住み着いた神になって、彼の生活を覗き見たり、悪戯して人生を左右するという良くわからんゲームです。
 なにが面白いのかといわれれば、この男の暮らしぶりがリアルに気だるくて面白い。ただ、家の中で一人でやってるとちょっと空しくなる時があります。うーん、やっぱPS2かPSone買ってFF9をやろうかしら。その前に自室用のテレビが欲しいな。25型だったら4万円くらいで買えるんだけど29インチも捨てがたい。しかしそんな金はない。車のローンと車検さえなければ、そして給料が高ければなあ(これが一番の問題か)。

名探偵考

 で、ゲームしつつテレビを交互に見たりしていたわけだが、ちょっと考えたこと。
 かなり今更な話しだし、識者の方々には笑われてしまうようなことかもしれないが、折角思いついたことだから書いておこう。

 推理小説(ドラマ)には探偵役が付き物である。この探偵というのが、かの有名なホームズを筆頭に一筋縄ではいかない一風変わった人物であることが多い。良く言えば非凡、悪く言えば変人なのである。まあ、そういう人物だからこそ一般人が思いもつかないような推理を展開し、あっと驚くような真相にたどり着くことが出来るわけだ。
 しかし、よーく考えてみるとトリックや論理的思考という点では彼らの人物像は生きてくるとは思うのだが、こと動機、という点に関しては彼らの非一般性が逆にネックになるような気がするのだ。つまり一般人の思考とはかけ離れた思考を持つ探偵が、一般人の思考を導き出すのは難儀なのではないかということである。古今の探偵小説家達はその答えとして、天才という二文字を用意したり、心理学に精通している、なんて肩書きを用意したりしてその辺の違和感を処理してきたわけだ。

 ところが、近年になると、人物造型もネタ切れ気味になってきたのか、天才的な探偵というのが数少なくなり、また職業探偵すらお見限りになってくる。で、代わりとして新聞記者だとか、ルポライターだとか、大学教授だとか、一般人に限りなく近いけど一味違う、みたいな人物達が探偵役に据えられることが多くなったわけである。ま、要するに頭はいいし、普通の人とは違う思考の持ち主だけど天才じゃないってことね。
 で、なにが言いたいかというと、一般人とは違う思考の持ち主に一般人の動機とか、心理を語られると違和感あるなあ、ということである。天才、というある種の免罪符もなしにね。なんというか、これまでの探偵役が背負ってきた役割とか不文律をそのまま利用しているというか。例えば、いわゆる行き遅れで晩稲の女性にイケイケの女性の気持ちとかを語られても説得力ないし、貧乏人が金持ちの心理を読み解くのも信用できないし、当然それらの逆もまた同じである。

 なんてことを『推理冴子のお見合いと推理』を見ながらちょいと思った所存である。や、別にこのドラマがハッキリそうだったというわけではない。ただ、上のようなことを思い浮かべてしまうようなシーンはあったけど。なんにせよ、他人が殺された被害者の気持ちを知ったかぶりして語ったり、犯人の行動だけでなく心理まで読み取ったかのように描写されるのは、よほど上手くやらないと鼻につくなあ。私が犯人でも被害者でもイヤだぞ。


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