ごくたま昨日日記 in November, 2002

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トピック

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Nov.1,2002 (Fri)

daylife

 小屋入り。色々と感慨深いものがある。やっぱりこの空間は好きだなあ。

 明日からいよいよ本番。いつもと違う立場なので不安も期待もある。ご来場いただける方々、会場でお待ちしています。
 突発でご来場の方もまだまだお待ちしています。

 気が付けば11月。早いものだ。

 松井がメジャー行きですか。ガンガンホームランを打ってもらいたい。楽しみです。日本のプロ野球もちょっとは楽しくなるだろうか。

Nov.2,2002 (Sat)

daylife

 無事(?)に初日が立ち、一安心。あとはもうすることはなにもない、はず。あ、バラシがあったか。

 本日ご来場のお客様、どうもありがとうございましたm(__)m。

 この時間ならまだバスがあるかなーと思って駅で降りる(*1)。そっか、今日は休日ダイヤだった…。
 悔しいので、いつもとは違う山を越えて(*2)帰ってみる。探検みたいでなかなか楽しかった。いつも通っていた道よりも早く帰れるかもしれないなあ。問題は真っ暗闇なのとラブホテル街を通ることだろうか。

 明日ご来場いただける方々、会場でお待ちしています。

涅槃の読書模様

 『プラチナ・ビーズ』五條瑛読み中。
 150ページ過ぎても話しが動き出さないのはちょっとなあ。早く乗ってこい。


*1: 歩く場合とバスの場合で降りる駅が違う
*2: 比喩ではありません

Nov.5,2002 (Tue)

daylife

 公演終了。ご来場いただいた皆々様方、本当にありがとうございました。短い言葉で恐縮ですが、心より感謝しております。そりゃもうなにものにも代え難いくらい嬉しいのです。

 面と向かっての感想はなかなか言いにくい、という方は自サイトやメールで思った通りに書いちゃって下さい。その言葉を糧にして、次へと繋げていきたいと思います。次の場があれば、ですけど。

 というわけで、繰り返しになりますが本当に、本当にありがとうございました。

 で、超爆睡。やっとこさゆっくりできるなあ。明日からは通常更新に戻ります。

涅槃の読書模様

 公演中に友人に以下の2冊を借りる。

 最近SFづいてるなあ。

Nov.6,2002 (Wed)

daylife

 婚姻届にハンコを押しました

 と言っても証人欄にですが(*1)。生まれて初めての経験なので超緊張。ハンコもキレイに掃除しました。友人としてお二人の門出に立ち会えるのは望外の喜びです。お二人のためにも犯罪などを起こさないように気をつけないとなあ <こんなやつが証人でいいのか。

 てなわけで、今日は結婚式場での打合せ。なぜならば司会だから。4度目ともなるとプチ結婚式アドバイザーです。自分の役には当分立ちそうにない知識ですが。
 コンビで司会するお相手とも初対面。この方がちょっとした有名人(矛盾か?)なのでこれまた超緊張。よ、よ、よ、よろしくお願いします。こちらも司会の経験は何度かあるということなのでそっちの気分的には楽。一応、台本らしきものは作るけど、殆どアドリブになるだろうなあ。友人ばかりのパーティ式披露宴は以下に盛り上げるかが肝心だからしゃっちょこばったことばかり話してもられないのだった。

 帰りにちょっくら新居にもお邪魔させていただく。一番乗りは嬉しいものだ。大役、しっかり果たせるよう頑張りますです。

 遅れ馳せながらえびすさんところの掲示板の話題について書き込もうとしたが、書いては消し書いては消し…結局まとまらなかった。一言だけ述べておくと、演劇的表現手法と映像的表現手法は、そりゃもうかなり違います。ただ、この辺については自分も自身もって語れるほどの下地がない。ただ、違うってことは一応両方をかじったものとして実感しています。
 それと、芝居においてキャラクターがデフォルメされるのは仕方ない部分もあるんですよね。これについても自信もって語れるほど芝居を学んだわけじゃないんで理論的に語れないんですが。三谷幸喜のようなシチュエーションコメディでは尚更デフォルメの必要(有用性)がある。
 ああ、やっぱりうまくまとまらなかった…。

涅槃の読書模様

 『プラチナ・ビーズ』五條瑛読み中。
 遂に400ページを越えたというのにまだホンの触り程度。マジですか。

 購入物。

9,10月の読了本一覧

 9月。

 10月。


*1: このネタができて妙に嬉しい

Nov.7,2002 (Thu)

daylife

 ぐわっ!物欲爆発!。これ欲しいかも。っていうか16,500円って誤植じゃないんですか?。ちょっとした映像を撮っておくだけならこれで充分だよなあ。

 すっかり寒くなりました。寒すぎる。我慢できずにコートを着て通勤しましたが、まだ皆さん頑張ってますねえ。こういう時期は自分の他にコートを着た人を見ると「同志!」とか思ってしまいます。

 名探偵知名度調査は99人。おそらくは殆どの人と違って国内が弱点(なんつってもメフィスト賞作家ファン度調査は2冊だし)。海外の作品に関しては、作家の代表作を読んでいることが多いので(*1)なんとかこの数までいった。

 チェックしたリスト下部の探偵はジョーダン・ポティートジェフ・アボットの図書館シリーズ)。しかし『点と線』三原紀一)ってそんなに読まれていないのか!。ちなみに上位で一番最初にチェックが外れたのはメルカトル鮎猫丸先輩でした。

 しかし、一作きりしか読んでなくて、昔読んだ作品だと探偵の名前なんて憶えちゃいませんて(*2)

えー、寒いんで今日はこれだけ。


*1: 私は殆ど作家読みをしないので
*2: 特にアンソロジーで読んだ作品に出てきた探偵は皆目わからん

Nov.8,2002 (Fri)

daylife

 Amazonマーケットプレイスなるサービスを始めた。要は中古市場の貸し出しである。オークションとは違い、出品者が自由に(*1)値を付け、出品する。出品する物品はAmazonで検索し、ページがあるもの。ということは基本的に絶版で、Amazonで取り扱っていない品については出品できないということか。

 このサービスに、どれくらい利用価値があるかはともかく(個人的には保存状態もわからない本やCDにわざわざ配送料金まで払って買おうという気にはなれない)、またぞろ出版業界が何か言い出しやしないものかと期待している。まさしくこのサービスはインターネット上の新古書店(正確には仲介サービスだが)に他ならない。おそらくは日本最大のネット書店であるAmazonに対し、出版業界がどう出るのか。これをもし黙認するならば、今までやんやと騒いできた新古書店問題とやらの行き先が不透明になることは間違いない。
 さて、今後に御注目である。

 このサービスを利用する気はない、と書いたが、よくよく考えてみるとさすがに本は割に合わない気もするが、ゲームやDVDなど値が張るものに関してはそう悪いサービスではないかもしれない、と思い始めた。ただ、やはり状態がわからないのはネックだよなあ。ま、ゲームはできりゃいいし、DVDは見れりゃいいんだけど。
 当然、Amazon側は売買に関しては、当事者間での責任を以って、ということなんだろう。だが、実際に問題が起こって訴訟にまでなった場合、どうなるのか。実際、Yahoo!のオークションでもそういった事例があったように記憶しているし。
 しばらくは動きに注目していきたいと思う。

涅槃の読書模様

 『プラチナ・ビーズ』五條瑛読了。レビューは後日。やっと読み終わった。
 
 購入物。


*1: 一部規定はあるが

Nov.9,2002 (Sat)

daylife

 予定のない週末。あまりにも久し振りで過ごし方を忘れてしまう。なにかしなくちゃ、どこかに行かなくちゃという気になりソワソワ。結局、どこにも出掛けずJリーグ三昧。

 我らが浦和レッズは…三連敗。ナビスコカップ決勝を入れれば四連敗。見事に昔の負け癖が戻ってしまいました。優勝は遥か彼方へ。まあ、ここまで来たのが驚きだったし、2ndステージが始まる当初はJ2落ちも密かに心配していたのだからこの好成績は喜ばなくちゃいけないんだけどね。
 これでジュビロ磐田の完全優勝は王手ですな。

 明日も暇を持て余しそうだなあ。

『プラチナ・ビーズ』五條瑛

 防衛庁に勤務し、実際の情報調査を経験してきた五條瑛が放つ、米朝の諜報戦を描いたデビュー作。

 脱走した米兵が死体で発見された。その裏で起こっているのはいったいなんなのか?。北朝鮮のエージェントの暗躍、謎の言葉「プラチナ・ビーズ」。日本に生まれながら、米国のアナリストとして働く葉山は真実に近づくことができるのか。

 長い。とにかく長い。750ページを超える長編なんですが、ハッキリ言ってこれは300ページ以下に抑えられると思います。長い、というよりも書き込み量が多すぎる。冗長なのではなく必要以上に濃密すぎるのです。
 たった一度、主人公が会うだけの人間の描写に何ページも割いているし、会話の中で登場するだけの人間にさえも何ページも要している。それら全てが無駄だとは思いませんが、やりすぎです。全てに渡ってそれなのものですから、読むのが正直辛かった。このしつこさが好きだ、という人もいるのでしょうが、私にとってはいったい何を読ませたいのかわからなかった。

 全ての情報(人物や事件)を同じ量で同じように扱っているのは作者による取捨選択ができていないからなのではないでしょうか。書きたいことは全部書く、というのは誰にでもできることで、それをブラッシュアップしてこそ小説だと思うのですが。
 本作を読んでいると、この十数年の間に小説やマンガがやたらと長編化している傾向のひとつの解答が見えるような気がします。
 これはあくまでも個人的なこだわりですが、芝居や映画というのはどれだけ語りたいことがあってもせいぜい2時間という時間の枠の中で語るしかありません。その経験を長く積んだものからしてみれば、ただダラダラと長く書いた、という印象しか受けない作品になってしまっています。おまけにこれだけ長く書いてるというのに、主人公の葛藤には何一つ答えが出せていなかったりする。その辺が残念ですね。

 作者が防衛庁出身ということでリアリティはあるし、目の付け所も非常に面白い。おまけに拉致問題で揺れているこの時期に読んだだけに、私的な気分も乗り気で読めました。それだけにこの無駄な書き込み量はなあ。
 まあ、デビュー作ということもあるんでしょうが、「書く」という行為に力が入り過ぎて、その他のことに目がいかなかったのかな、という印象です。折角の主人公・葉山の出自や、対照的に登場させた坂下という人物、事件の核となる謎のエージェントの正体などが、表面的にしか活かされていないのは勿体無いです。

 そしてなにより、同じ北朝鮮を扱った小説としては『亡国のイージス』福井晴敏を読んで、こちらが最高に面白かっただけにその差が歴然と言った感じでしょうか。
 次作を読むかどうかはまだ決めていませんが、またもやこの厚さだったらちょっと敬遠したい気分です。

Nov.10,2002 (Sun)

daylife

 ということで何もすることがないのをいいことに寝倒してしまう。無駄な一日。こんなことなら読書でもすればよかった。

 私は家で読書をするという習慣が殆どない。読書時間の8割以上は通勤の電車内。それ以外は会社の昼休みとか待ち合わせの時間待ちとか。今のように通勤時間が1時間半あると通勤自体は辛いのだけど読書の時間はとれる。もし、勤務先がすぐ近くだったり、勤務先の近くに引っ越したら読書時間が減ってしまうかもしれないなあ。少しは家で読書する習慣を身につけようかしら。

 ぐわっ!。NHK教育の芸術劇場で『ダブリンの鐘つきカビ人間』をやっている!。最初から観たかったよー!。仕方なく途中からだが最後まで観た。個人的に、後藤ひろひと作、G2演出の芝居っていうのは今一番憧れている。この芝居も「面白い」とは素直に思えない作品だったが、「芝居らしさ」が満載で良かった。ラストの照明はあまりにも美しすぎる。『人間風車』よりも好みかな。劇場で観たかったなあ。
 一度でいいからこういう芝居に関わってみたいものである。


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