ごくたま昨日日記 in February, 2002

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トピック

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Feb.2,2002 (Sat)

daylife

 風邪なのかしら、頭とお腹が重い。頭が重くてハッキリしないのは良くあることだが、お腹の調子が悪いのは私としては珍しい。胃腸には人一倍自信があったんだけどなあ。ま、食欲にはあまり影響を与えていませんけど。しかし、汚い話で恐縮ですが便秘っていうのがこんなに辛いものだなんて…。生まれて初めてなりました、ハイ。

涅槃の読書模様

 購入本。

 書店で気になった一冊。

Feb.3,2002 (Sun)

daylife

 あー、ダルイダルイダルイー。愚痴っぽいことはなるべく書かないようにしてたがこうまで何もする気になれないと少しは発散したくなる。風邪なのかなー、熱とか咳とか洟とか全然ないんだけど。しかも凄く眠気が襲ってくるのに完全に不眠症体質になった体はあと一歩のところで眠りに落ちてくれない。果たして本当に元の眠れる体に戻れるんだろうか。

 さて来週からいよいよソルトレイクシティオリンピック。四年前に比べると今年はワールドカップ日韓共催の影響もあって報道も街中の騒ぎも寂しい限りだが、個人的には楽しみにしているし盛り上がっているつもり。明日から少しづつでもオリンピック談義をしていくつもりなので、暇な方はテレビとこのページで楽しんで下さい。

笑える男

 昼間にBS1の『WORLD REPORT』を見ていて、かなり笑える男に出くわす。その男はローマでは相当の有名人だそうだ。一体何故に名物男となったかというと、ニュースの現場でレポーターの後ろで安全な性交渉を訴えて有名になっているそうだ。それくらいじゃ別に珍しくも何とも無いだろう、日本にだってレポーターの後ろでピースサインを出してハシャギまくるガキどもはわんさかいる。そう、彼がそれらのガキと違ったのは、なんと3年間以上にわたってことごとくニュースの現場に登場し続けているからだ。
 彼は殺人事件の現場であろうが火事の現場であろうが首相の視察であろうがサッカーの競技場であろうがとにかく視聴率が高そうなニュースの現場に必ず現れ、レポーターの後ろで自分の主張を訴えるのである。元々は友人をエイズで亡くしたことが原因で安全な性交渉を訴えたい、ということから始めたそうだが、今ではイタリアの御茶の間では誰もが知っている変人として認識されている。とにかくニュースのネタを嗅ぎ付けることにかけては半端じゃなく、常に無線で警察無線を傍受し、街頭に自分専用の情報屋まで雇っているのだ。勿論、テレビ局も自分が何かする度に現れる首相も迷惑しまくっている状況なのだが、テレビカメラに映るだけなので当然法律違反でもなんでもないわけでどうにも仕方ない、と諦めている様子。いやはやラテンの男は何を考えているのかわからん。
 とにかく毎日のようにテレビの片隅に映るこの男。一体どうやって生活の糧を得ているのかまでは取材されていなかったが、なんとも困った、しかし憎めない男である。日本にもこういう男がいたら面白いかもなあ、と他人事のように思った次第である。

涅槃の読書模様

 『謎のギャラリー 名作博本館』北村薫 編【→bk1へ】読了。時を同じくして出版された『謎のギャラリー 謎の部屋』【→bk1へ】と2月に出版される『謎のギャラリー こわい部屋』『謎のギャラリー 愛の部屋』の二冊を含めた計三冊のアンソロジーに収録されている抄編と北村薫がオススメする作品をトコトン紹介した本。
 したがってこの本はかなり危険です。なぜならこの本を読んだだけで読まねば!と強迫観念に駆られる本が何十冊も現れるからです。ただでさえ読む本が多くて困ってる人は覚悟を決めて読みましょう。
 また、本の紹介本ということで作品の楽しみを損ねないためにここから先は読んじゃ駄目マークなどを使ってくれるサービス振りですが、北村薫の語り口があまりにも軽妙洒脱でとてもじゃないけどその先を読まずにはいられません。私は「次にこの作品を読む時には忘れてるさ」と思い込むことにし、読み進めてしまいました。これにも注意。
 それにしても北村薫の博覧強記ぶり(本に関して)にはビックリ。よくぞこれだけの作品についてああまで詳しく憶えているものだ。とてもじゃないが私にはこうはいきません。好きな作品の一節を朗々と暗誦する、とか憧れるなあ。絶対でけへんけど。
 いやあ、まだまだ知らない本があるもんだなあ。とひたすら思いながら読んでました、ハイ。

Feb.4,2002 (Mon)

daylife

 ダルさは続く。ムムム。

第36回スーパーボウル

 セントルイス・ラムズVSニューイングランド・ペイトリオッツ。
 いやー面白かった。攻撃対守備の戦いは守備に軍配があがりました。最後の最後までどちらが勝つかわからない試合というのはやはり見ていて興奮します。ペイトリオッツの勝因は間違いなく守備。前半の二つのターンオーバーが利きましたね。コーナーバック達の奮闘も御見事。あのカート・ワーナーが全然パスを投げれませんでした。それにしてもワーナーは調子悪かったなあ。最後の最後で意地のタッチダウンパスは決めましたけど、2ndQのファンブルは危なく93yrdのリターンタッチダウンになるところでしたし。対してペイトリオッツはトロイ・ブラウンが全く目立たなかったにも関わらずの勝利。まさかブレッドソーなしでスーパーボウルに勝つとはなあ。驚き。初優勝はおめでたい。

 二年前にジョン・エルウェイが引退してから以前ほどNFLを熱中してみてなかったんですが、今年は面白かった。特にプレイオフに入ってからは面白い試合が続きました。ただ、今日のワーナーを見てても思うのですが、最近すっげえなあと思うQBが少なくなってしまいました。ワーナーがもっと走れるQBだったら今日の結果も違ってただろうしなあ。今、NFLで見てて凄いと思うQBはブレッド・ファーブくらいですね。80年代後半から90年代終わりまでの百花繚乱QB時代が戻ってくることを切に願います。なんだかんだいってもアメリカンフットボウルの最大の楽しみはQBですから。

涅槃の読書模様

 『謎のギャラリー 謎の部屋』【→bk1へ】を読み始めました。えっと、あの自分が馬鹿なのはわかってるんですが、そのー一番始めに収められている宇野千代の【大人の絵本】といい阿部昭の【桃】といい私にはさっぱりなにがなんだか理解できないんですけど…。これってリドル・ストーリーでもないし。えー、いったい何がどうなってるのか何方かご教授下さい。何度読んでもさっぱりわかりません。皆、わかってるのだろうか…。

Feb.6,2002 (Wed)

daylife

 下っ腹が熱を持ったような感じがして重く、それがゆえ体も頭も重い。病院に行く。盲腸ではないようだが、よくわからない。血液検査してもらう。ここの医者は注射が上手くて痛くないのが救い。嗚呼。

 『ロング・ラブレター/漂流教室』第五回。うーん、ロケがまとめ撮りなのはわかるが、正直テンポが悪いなあ。じれったい展開だと思うのは私だけでしょうか。ま、話が話なだけに脚本から実際の演出の間で色々カットされたりっていうのもあるのもしれないけど。無理矢理60分にしてる、という感じがチョイチョイ見え隠れしてます。最後のテーマ曲の流し方とか。謎がまた増えましたが、解決されるのでしょうか。毎回、謎解きが会話の方向がズレていって結局されないままに終わる、という展開は正直飽きてきた。っていうかそうそう皆いつまでも無関心でいられないだろうよ。ここまで見てきた限りでは「やっぱテレビドラマにするには無理があったか」という気持ちが優勢。我猛ちゃんも思ったより活躍しなかったしなあ。残り5、6回でどう締めくくるのか。
 常磐貴子と窪塚洋介の恋愛がどうなるのかっていうのはオマケみたいなもんだと思うのですが、なんとなくうまくいっちゃいそうな気配ですね。そんな二人には『スピード』のサンドラ・ブロックの最後の台詞を贈りたいと思うのは私だけでしょうか。

涅槃の読書模様

 巷で余りに話題になっているようなので思わず買ってしまった『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語』向山淳子【→bk1へ】。新聞紙上とかでも話題になってる様子。サラサラと読んでみましたが確かにわかりやすいポイントに絞って難しい単語を使わず理解しやすいようにしてます。ただ、結局のところ「英語をマスターするには英語の本を読め」というのが主旨であり、そのために必要な知識を授けてくれる本。多少なりとも英語がわかる、という人にはあまり役に立たないですね。ホントに英語が苦手で苦手でしょうがない、という人向けの本。したがって母親行き。わしは単語さえわかれば洋書も読めるので。
 著者の横に名前が載ってる向山貴彦ってあの『童話物語』の人だね。どういう関係?。

 『学生街の殺人』東野圭吾【→bk1へ】も購入。東野圭吾の著作いつになったら読み切れるだろう。残ってる方が嬉しいんだけどね。

Feb.7,2002 (Thu)

daylife

 眠れない、という状態が引き起こす現象で一番困るのが自律神経の異常である。必要以上に寒がったり、汗が意図せず出てきたり。つまりはそういう一日。眠らせてくれ。

 『恋ノチカラ』。これってトレンディドラマだよね。いや、たまに見るとトレンディドラマの必要性っていうのは確かにあったんだな、と感じる。つまりはこのドラマに癒されてる自分がいるっつーことです。ハズカシ。そうですか、通過儀礼ですか。そうですか、当たり前ですか。自信失くすなあ。元からねいけど。私も練習したいよ。
 最初のシーンの深津絵里のブルーの衣装(セーター?)が凄く素敵ね(ピーコ風)。最後の矢田亜希子の台詞に何も感じないようなら死んだ方がマシだと思いました。まだ枯れてなかった、かも。

 『トップランナー』。京極夏彦がゲスト。ミステリ系の人は皆見ていたのではないでしょうか。そして皆が一様に「ああ、あんな書斎が欲しいなあ」と思ったことではないでしょうか。愛と執念、確かに肝に銘じて書棚の整理に活かしたいと思います。

涅槃の読書模様

 『学生街の殺人』東野圭吾【→bk1へ】読了。解説にある通り東野圭吾の方向性を位置づけた作品だと思う。そしてやはり私はこういった東野圭吾作品が大好きだ。青臭さと泥臭さが入り交じって、切ない雰囲気がたまりません。それぞれのキャラも味があっていい。力が入った作品なんだなあ、ということを東野圭吾にしては珍しい印象的な台詞群に感じます。半人前の街、いい言葉だ。

 疲れている時とか読書欲が減退している時でも、この作者の作品ならば読めてしまう、読みたくなってしまう。私にとってのそういう作家が東野圭吾だったり宮部みゆきだったりします。そういうわけで今読んでいる作品からちょっと浮気して読んでみました。結論は、東野圭吾はいい、に尽きますけどね。

Feb.9,2002 (Sat)

Light The Fire Within

 いよいよソルトレイクオリンピックが開幕。開会式じとーっと見てました。やっぱアメリカってすげえなあと思ったのは、音楽だけでもブライアン・メイジョン・ウィリアムズスティングヨー・ヨー・マデヴィッド・フォスターですよ。おまけに五輪旗の入場ではスティーブン・スピルバーグだもん。歴代のメダリスト達による聖火リレー、アメリカ西部開拓時代をイメージしたイベント、どれもこれもなかなかよかったです。興奮してきたー。
 開会式とかに参加した人達は一生の思い出になるんだろうなあ。皆さん誇らしげな表情してました。ああ羨ましい。私も一生に一度でいいからああいうイベントに参加したい、と常々思ってるんですけどね。

 私はスポーツイベントとしてはワールドカップ、夏のオリンピックの方が好きですが、イベントとしては冬季オリンピックの方が好きなんです。ワールドカップはやっぱりサッカーあってのものだし、夏のオリンピックは規模がでかすぎる。冬季五輪は規模的にイベント全体を楽しめるんですよ。そこがいい。なんてことを言ってるのもやはり前回の長野オリンピックを肌で体感したからなんですけどね。一つの町に世界各国の人々が集まって、町全体がボランティア意識に溢れていて、しかも寒いから知らず知らずのうちに人が集まったり、肌寄せ合ったり。とにかく楽しいんですよ。長野の時も長野の人達だけでなくノルウェー人、アメリカ人、スウェーデン人と言葉も分からないままワイワイやってたことを思い出します。ソルトレイクシティにも正直行きたかったですね。

 開会式では心配されたテロもなく、無事に終了。個人的にオリンピックをこよなく愛する一人の人間として、アスリート達を尊敬する一人の人間として、そして一つのイベントを成功させようと努力する全ての人達に憧れる一人の人間として、ああいった場所でテロが行われたら絶対に許せない。じゃあ、別のところで行われるテロはいいのか、と言われたらそれにも賛同はしませんけど。いくら商業的になろうとも、国別対抗戦がファシズムを増長すると言われようとも、オリンピックを平和のための祭典として行おうとする人達がいる限り、それを根底から覆すような行為には断固反対します。

 オリンピックに興味の無い人、中には嫌いな人もいるかもしれませんが、私は大好きなんじゃー。所詮はただのお祭り好きだけど。


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shaka / shaka@diana.dti.ne.jp