ごくたま昨日日記 in February, 2002

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Feb.11,2002 (Mon)

daylife

 昨日はあらいぐまさん&あらいぐますけ歓迎オフ。まなみさんのところの豆猿もいたので子供が主役というちょっと珍しいオフだった。二人ともまだ小さいので(2歳と1歳半)当然周りのことなんか気にしないし、その様子に大人達はハラハラドキドキ楽しんだりして、あっという間に二時間が過ぎてしまった。子供っていうのは面白いんもんで、言葉とかろくに喋れないのに、普通の大人達よりも個性がハッキリしてる。この個性も一年後には変わったりしてるのかもしれない、というくらい成長というのは早くて劇的だそうだ。個人的には一年ごととかにこの二人の成長を見守りつつ、裏でこの二人の出会いから成長を密かに操りたいと思った次第である。大人同士の会話は殆ど無いという珍妙なオフでした。

 その後、大人5人(笑)で普通の飲み屋でまったり5時間(居座りすぎ)。11時前にお開きにしても帰宅は夜中の1時。遠いぜ。

 久々に外に出たり歩いたり長時間の外出で疲れていたので今日は一日横になる。眠れたらどれだけシアワセなんだろう。

K-1 WORLD MAX ジャパン・トーナメント

 これを見ずに格闘技ファンを語るまじ。そんなスゴイ試合だった。これまでに見たことのあるトーナメント史上、最高に面白かった。前評判では魔裟斗と小比類巻貴之が順当に決勝に勝ち上がり、最強対決ということだった。確かに決勝のカードはその通りだった、が全ての試合が白熱、白熱なんて生易しいもんじゃない、魔裟斗も小比類巻もあわや、というところに何度も追い込まれていた。日本の中量級がこんなにも実力者の宝庫だったとは。ここに武田幸三がでていたらと思うと、鳥肌が立つね。ベストバウトは魔裟斗VS後藤龍治。いや、でも魔裟斗VS村浜も小比類巻VS大野も良かったし…。とにかく面白かったんだよ!。村浜なんて163センチだぜ。私より3センチ高いだけの身長で魔裟斗とあそこまで戦うなんて尊敬しまくり。
 魔裟斗も小比類巻も予想外の苦戦で決勝の時にはダメージ溜まりまくり。そのせいか決勝が少々しょっぱい試合になったのは残念だが、二人の「こいつにだけは負けたくない」という意識がビンビン伝わって来て、これはこれで面白かった。魔裟斗なんて「全員KOでブッ倒す」と言っていたのにさすがに小比類巻との試合はそうもいかない、と割り切っていたのも面白かったし。結局判定で魔裟斗が勝利。しかし、これで終わらない。試合後のインタビューで魔裟斗は「館長(石井和義)にお願いしてもう一度ワンマッチで、お互いにダメージの無い状態で(小比類巻と)やらせて欲しい」と主張。その意気に答えて館長が小比類巻にコメントを求めると、「もう一度やって、その時にはこいつをブッ殺します」と返答し、そのままマイクを地面に投げつけた。これが興奮せずにいられますかってんだ。二人共もっとダメージを受けずに決勝まであがれると正直思ってたんだろう。あの状態での試合は二人とも不満だったんだろう。二人が承知したということで再戦は必至。このカードでドームが埋まると思うがどうか。ひとまず、日本代表は魔裟斗に決定。こりゃあ、世界大会は本当に目が離せませんよ。今年のK-1は重量級よりも中量級に期待ですな。いずれは武田ともやってくれ。

Feb.13,2002 (Wed)

daylife

 うぐ不調。医者と相談の上、薬を前のに戻したり新しくしたり。おかげで薬剤費がかさむ。医療費3割負担はこりゃあ笑いごとじゃないぞ。今はサラリーマンじゃないから関係ないけど。つらっ。

 ドラマ『ロング・ラブレター/漂流教室』第6回。今日はなんだか切ないエピソードが多かったけど、いかんせん数珠つなぎな演出(というか構成)なので泣くに泣けない。じっくり見せるところとトントン行くところをもっとメリハリつけた方がいいと思うのだが。学芸会(?)の思い出なんかは(自分だったら)一番の泣かせどころだと思うんだけどなあ。医学部志望の彼の転身振りはいくらなんでも突然過ぎやしないか。もう少し悩むとかさあ、っていうかこれまでに伏線が無さ過ぎだろう。それにしても周りの状況に対する謎については消化する気はないのかもしれん。戻って来た教師(中丸新将)が突然死んだ理由とかも明かされない気がするし。先延ばし先延ばしにするのも限度があってそろそろ着いてこれなくなる視聴者がいそうな気がする。余計なお世話でしょうか。
 勘のいい視聴者の方(もしくは次週予告を見た方)なら御分かりだと思うが、あの拳銃はいくらなんでも…。ところどころでいい台詞(*1)とかがあるドラマなだけにちょっと勿体無い気がしまくりな今日この頃です。個人的には問題ないんですが、大友(山下智久)のビルグンドゥスロマンぽくなってきた展開はどうなのか。

 期日指定が明日のハズの郵便物が今日届く。どーゆーことだよ郵便局。20ン年続く儀式なんだからこれはこれでキチンと明日届けて欲しいぞ。こういう儀式をキッチリと20ン年続ける幼馴染がいるっつーのはマンガみたいなホントの話です。ありがたやありがたや。

涅槃の読書模様

 購入物。


*1: 「求められたから、ではないでしょうか」

Feb.14,2002 (Thu)

daylife

 不調は続く。会議は踊る。意味なし。

 ドラマ『恋ノチカラ』第6回。このドラマに対してはもはや特別な感想は無いというか、王道パターンは何も考えずに見れて楽だわー。正直、癒されてます。なんてったって小田和正のテーマ曲聞くだけでウルウル来るしね(馬鹿)。ま、ひとつだけ言うとすれば、香里(久我陽子)に振り回される木村(坂口憲二)があまりにも不憫で…。

 日記でソルトレイクオリンピックについての言及が殆どありませんが、書き出すとキリが無いから書いてません。BSの放送殆ど見てるから語りたいことなんて山ほどあるのよ。ただ、ま、日本日本と騒ぐのもいいですが折角だから世界中のトップアスリートのパフォーマンスを楽しもうよ。

オリンピックテーマ曲

 つーことで競技とは別のネタ。いつの頃からか定かではないがNHKはオリンピックの度にテーマ曲なるものを設定している。ま、民放もしてるけどあまり話題にならない。
 今回のソルトレイクオリンピックはMISIA『果てなく続くストーリー』である。私自身はこういったテーマ曲とともに競技の映像を憶えていることも多かったりする。そんなわけでかこのテーマ曲を思い出してみた。

 で、今回のソルトレイクに続くわけだ。これらは当然公式大会テーマソングとは関係がありません。公式テーマソングで印象的だったのは、やはり何といってもロサンゼルスオリンピックでしょう。今聞いても名曲です。レコードも売れまくったしなあ。あまり知られていませんがソウルオリンピックの公式テーマソングだった『HAND IN HAND』という曲もなかなか良かったです。韓国人デュオの曲で英語版、ハングル版がありました。今でもカセットテープに残ってます。

Feb.15,2002 (Fri)

daylife

 やや復調(の兆し)。しかし不眠が続くと何日かに一度まとめて眠気が襲ってくる。これはもうどうしようも無いほどの眠気なんだけど、それでも横になると結局眠りに落ちれずに苦しむだけなんだよなあ。わざと頭でもぶつけて気絶したくなるよ。

 エー!マジ?!マジですか?!。『ウリナリ!』が終了ですか?!。日テレで唯一見てる番組、っていうか大学生時代から7年ずっと見てる番組だったのに!!。なんでじゃ。責任者を出せコラ!。ちっくしょー。今はとにかくジニーが頑張ってウルトラキャッツが無事に韓国で認められることを祈るのみ。そう金曜日の合い言葉は頑張れジニー!Forever Young!はジニーを応援しています
 誰か一緒にウリナリ祭りに行ってくれそうな奇特な人はいないだろうか…。

 この眠さでは『TRICK2』まで起きていられるかどうか自信が無い。

涅槃の読書模様

 『探偵ガリレオ』東野圭吾【→bk1へ】読了。これはまさに『KYO』皆川亮二/たかしげ宙の世界(*1)。一見オカルトじみた事件を科学の力で解決に持って行く、という。ある意味で島田荘司が提唱する「21世紀本格」を地で、それもかなり以前に実践してますね。短編集ですが個人的には第二編の【壊死る(くさる)】のトリックには恐怖すら感じます。技術の進歩は色んなところで闇の部分を秘めている。そんな感想。


*1: スケールはこちらの方がマンガの分大きい

Feb.16,2002 (Sat)

daylife

 長時間横になりすぎでダルい、つーか腹減りすぎでおかしくなったよ。でも、ま、復調カーブ。

 ソルトレイクオリンピックのフィギアスケートのペアの採点に関する話題。憶測で物は言うまいと思っていたが、今日このような結果が出てしまったことは大変残念である。ジャッジによる採点というのはいつの大会でもなにかと取り沙汰されるが、そこに人間という生き物の面白味があったりするので、私自身はあまりにもツッコミすぎる話題ではないと思っている。採点、ジャッジを含めてその競技なのであり、それを承知の上で選手は競技に挑むのである。それが公平かどうかはあくまでも人間の信念(信頼)に寄るものであり、それを信用できないようならその競技をするべきではないと思う。
 採点競技だけでなく全てのスポーツにおいて審判に関わる問題というか葛藤と言い換えてもいい部分というのは常に残るわけです。しかし、それを数値化してコンピュータに任せる部分が多くなりすぎても面白味は減ってしまうと思う。選手のドーピング問題も同じだけど、選手、審判、それぞれ個人の人間が責任や自覚を持つことでしか解決できない。それがスポーツマン精神だと思うし、そうあって欲しいと願います。すっげえ当たり前のことだけどね。
 一番突き詰めて欲しいことは、「影響を及ぼした第三者」が一体誰なのか、ということです。それに屈してしまったジャッジにも問題はあるけれども、こういった工作をした人間が一番問題があることに間違いはないし、そこを突き詰めないと問題は再発してしまうかもしれません。

 BSのオリンピック番組に敦賀信人が出ていた。彼をライバル視(*1)している私としては見逃すわけにはいかない。彼は長野オリンピックにも出場し、あと一歩でメダルに手が届く位置にまで行ったカーリング日本チームのスキップ(キャプテン)である。今回のソルトレイクでは惜しくも日本は出場権を取れなかったが、彼自身が日本カーリング界の第一人者であることは間違いない。
 私は長野オリンピックでカーリングという競技に惚れ込み、30過ぎたら必ずカーリングの競技者になり、いつかは彼を倒したい、と思っている。というか本気でオリンピックに出たいと思っている(*2)。久し振りにテレビの画面で彼を見て、情熱が沸沸と湧きあがってきた。そろそろ本気で北海道常呂町への移住を考えなければいけない。

 伊丹十三監督の『マルサの女』を10年ぶりくらいに見る。思うことは一つで、伊丹十三の早すぎる死というのは日本映画界にとってあまりにも大きな損失だったということである。年末にも『スーパーの女』を見た。やはり面白かった。単純に面白いのである。アクションやバイオレンスといったものが決して銃や爆発、派手なカーアクションなしでも見せることが出来るんだ、ということを伊丹監督は教えてくれている。人間の優しさや愚かさ、矮小さや偉大だと感じられる部分を必要以上に叙情的にならずとも見せられるんだ、ということを教えてくれた。バランス、それこそが彼の映画の根幹であり、ユーモアと皮肉、そのエッセンスを存分に楽しませてくれた監督である。もっともっと映画を撮って欲しかった。


*1: あまりにも一方的なライバル視だが
*2: カーリングの選手は30代40代が当たり前である

Feb.19,2002 (Tue)

daylife

 体調は復調しつつあるが、とにかく眠い。眠くても眠れないんだからもうどうしようもない。ひたすら眠い。Zzzzz…。

 BS2の深夜で劇団☆新感線『髑髏城の七人』を観る。もはや劇団☆新感線は様式美の世界に入っている。宝塚とかもっと大袈裟に言えば能とか狂言に近い、劇団☆新感線という一つの文化だ。正直いって芝居として面白いのかと言われれば「うーん」と首を傾げてしまうのだけれど。一度はまったらなかなか抜け出せない癖のようなものがそこにはある。なんてったってカッコイイし、くだらないけど笑っちまうし、華美であまりにも個性的だけどオシャレだし。そこに意味とかテーマとか求めても意味はない。とにかく劇団☆新感線という世界を楽しむのみ。『男はつらいよ』を見た時に「ああ、やっぱ寅さんは寅さんだなあ」と思うのと同じで「劇団☆新感線劇団☆新感線だなあ」と思えばよいのである。
 まあ、私自身が実際に劇場で劇団☆新感線を見ていたのは10年くらい前で、まだ羽野晶紀とかが羽野アキで現在の形を模索していた頃でしたがって粗削りだったけど一種異様な迫力があってそこが好きだった。今も迫力という点では当代髄一の劇団だとは思うけど、様式美されてきてちょっと寂しい気もするのである。古田新太ももっともっと馬鹿だったしなあ。最近じゃカッコ良すぎるよ。
 それにしてもBS2深夜で五日連続劇団☆新感線の公演を放映ですか。ただでさえオリンピックで生活時間狂いまくってるのに…(*1)

ジャッジに関するあれこれ

 フィギアスケートのジャッジ問題。予想はしていたが馬鹿なマスコミどもはこの問題とその他の採点や審判問題もいっしょくたにして報道している。それに躍らされている人達も結構いるようでなんか虚しい。今回の件がなぜ特別な問題かというのは、審判が第三者の圧力を受けて不正をしたと認めたことが問題なんであって、それとホームタウンディシジョンとかを同列に扱うのは全く比較の対象にならない。大体において日本がホームタウンディシジョンを否定できるだけの自信があるのか。
 とにかく先日も書いたが、採点競技だけでなく全ての競技において、審判やジャッジというものはそれを含めてその競技なわけで、それを否定することはその競技自体を否定することになる。だからこそ選手は「仕方がない」とコメントするわけで、一般の視聴者が自分達の満足のために勝手なことを言い放ち、最悪な場合「採点競技なんてくだらんからやめちまえ」なんて発言するというのは個人的には「お前にこそそんな事を言う権利があるのか。その言葉を必死に頑張っている競技者の前で言えるのか」と思ってしまう。
 もちろん、様々な問題やマテリアルの変化などに応じて審判やジャッジ、ルールが改正されていくことは事実だし、それを指摘していくことも大切だと思う。しかしそれがオリンピックという舞台でメダルに関わるところにだけ集中してしまうのは根本的に違う問題。とにかく競技者やそれに関わる人間達以上に悔しい思いをしている人達はいないのだし、彼ら以上に正当に物を言える人達もいない。周りの人間が無責任に発言を繰り返すのを見るにつけ、そういった人達は「スポーツが好きなのではなく、メダルという栄誉や日本人が活躍するということが好きなんだなあ」と思ってしまう。

 まだまだ言いたいことはあるけれども私自身が競技者ではないので、これ以上の言及は自分の意見に矛盾することになってしまうから停止。フィギアスケートの問題については、雪樹さんの日記(2/17分)の具体的な例と解説がわかりやすし。繰り返すがミスして一位、ミスしてないのに二位、ということ自体が問題ではないのだ。


*1: ビデオに撮ると、それだけで満足しちゃって観ないんです

Feb.20,2002 (Wed)

daylife

 んで結局今日もBS2の深夜で劇団☆新感線『激突 ドラゴンロック〜轟天』を観てしまう。様式美芸能というのはなんにつけてもそうだが、ストーリーなどで魅せられない分、役者が重要になる。宝塚でいえばトップ、歌舞伎でも団十郎に菊五郎、杉良太郎座長公演もそうだ。その意味では橋本じゅんがダメって訳じゃないけど前日の古田新太に比べてしまうとやはり華が足りない。ヒロインも高田聖子の方が芳本美代子よりも芝居もアクションも上手いが元アイドルという華には敵わないか。
 しかしそうした問題というか状況についてしっかりと認識しているというところが劇団☆新感線の強みなのだろう。だからこそ、昨年は堤真一を起用したりとその点はそつがない。どんな世界でも自分達の置かれている立場と状況を分析し、手を打てる人達が強いということだ。
 今日も見てしまいそうだ…。

 ドラマ『ロング・ラブレター/漂流教室』第七回。窪塚洋介は殆ど寝てるだけじゃん、という批難に対抗するためともいえる突然の夢シーン。確かにああいうドラマはありそうだよな。ドラマ自体はこれまでのもどかしいほどの展開に比べて比較的動いた感じはするし、おぼろげながらラストへの道行きも見えてきたかな。しかし一体あの拳銃になんの意味があったのか…。まだ使われるのかもしれんけど。今回は我猛ちゃんの出番もなかったし、池垣くんがヤバそうな気配になったりとお気に入りキャラが受難の回で残念だ。ちなみに女子の次点は頭に手拭い巻いた女生徒(最初に血液持って逃げた方)です。それにしても段々このドラマの感想を書くのが辛くなってきた。

涅槃の読書模様

購入物。

『STAR WARS』は店頭で見たら思わず買っちゃったよ。でも絶対全75巻は集めきれないと思う…。


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