ごくたま昨日日記 in July, 2002

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Jul.1,2002 (Mon)

蹴球微熱 FIFA World Cup 祭りのあと

 今回のワールドカップをshakaの独断と偏見で総括してみました。

 GK(2人):
 オリバー・カーン(ドイツ)、リュシュトゥ・レチベル(トルコ)。
 カーンはほぼ満場一致でしょう。決勝では点獲られましたが、彼がいなければドイツは決勝までこれなかった。ヤシン賞も当然。二番手はマルコス(ブラジル)、イ・ウンジェ(韓国)、カシーリャス(スペイン)と激戦だったのですが、実際に目の前でスーパーセーブを見せてくれたリュシュトゥを選びました。総じて今大会はゴールキーパーの質は高かった。

 DF(6人):
 センターバックはリオ・ファーディナンド(イングランド)、カルステン・ラメロウ(ドイツ)。
 ファーディナンドは文句なし。個人的には不安も感じていたのですが、ほぼ完璧でした。点も獲ったし。ラメロウは本来ボランチの選手なんですが、故障者続出のドイツDFを支えるために抜擢され、見事大役を果たしました。リンケ(ドイツ)と迷いましたが、攻撃力を買っての選出。高さ、巧さともに申し分ない二人。ゴール前でどれだけファウルしないで守りきれるかに関してはこの二人に敵うものはないでしょう。

 右サイドは、フェルディナン・コリー(セネガル)、カフー(ブラジル)。コリーはホントにDF?と思うほどに前線まで上がってくる。攻撃力に一票。カフーエジミウソンか悩みましたが、ここはやはりキャプテンに一票入れましょう。エジミウソンのオーバーヘッドも凄かったですけど。

 左サイドは、アシュリー・コール(イングランド)、カルレス・プジョル(スペイン)。
 アシュリー・コールは今後のイングランドを担う若手になるだろう。オルテガを見事に押さえ、攻撃でも鋭さを見せた。プジョルは本来左サイドだが、右サイドもやれるということでこちらに。地味な選手だが、強くて巧い。

 MF(10人):
 まずはボランチ。ミハエル・バラック(ドイツ)、ニッキー・バット(イングランド)、ユ・サンチョル(韓国)、クレーベルソン(ブラジル)。バット以外は守りだけでなく攻撃力を重視。クレーベルソンは大会前は無名だったのに、ブラジルの優勝は彼が呼び込んだと言っても過言ではない。ラッキーボーイでしょう。バラックは言うまでもなし。バットに関しては、これほどまでにボールを奪うのが巧い選手をほかに知らないから。スコールズもいいんですが。ユ・サンチョルはボランチだけでなくCBもこなせる器用さ、そして攻撃力と恐ろしいユーティリティプレイヤーです。

 左サイドはソル・ギヒョン(韓国)、アンリ・カマラ(セネガル)。
 おいおいロベカルは?、という声が聞こえてきそうですが、この大会では彼は本来の力を出せていないと思いました。攻撃も少なかったし。FKは確かに見事でしたが効果的なセンタリングも少なかったしねえ。ソル・ギヒョンは今大会で一番気に入った選手の一人。早くて、フィジカルが強くて、なによりスタミナがある。Jリーグに来て欲しい。アンリ・カマラはスウェーデンでの2得点でもわかるようにスピードが半端じゃありません。そして得点力もある。加茂周も嘆息。

 右サイドは、ベルント・シュナイダー(ドイツ)、ホアキン・サンチェス(スペイン)。
 シュナイダーは巧い。とにかく巧い。あの切り返し。センタリング、シュート、FK、どれも一級品。文句なし。ホアキンはまだ21歳と若いんですがスピードを武器にガンガン責めてくるプレーが好み。まだまだ化けるかも。メンディエタを左サイドに追いやったのは伊達じゃない。ソン・ジョンググ(韓国)も入れたかったんだけどねえ。

 トップ下ですが、一番悩みました。リバウド(ブラジル)はすんなりと決まるんですが、あと一人。この大会はトップ下が少々目立たない大会だったと思います。つーことで特例ですがベスト16のチームからマルク・ウィルモッツ(ベルギー)とフランチェスコ・トッティ(イタリア)を選出。2人ともFW登録なのですが、今回はトップ下で。

 FW(4人):
 ロナウド(ブラジル)、ラウル(スペイン)、ハサン・シャシュ(トルコ)、ディウフ(セネガル)。
 まあ誰に聞いてもロナウドは決まりでしょう。7試合で8得点は凄いとしか言いようがありません。ロナウドが動なら静がラウル。剛と柔と言い換えてもよし。スペインの至宝の名に相応しいプレーでした。怪我は残念だったけど。ハサンは同僚のハカン・シュキルの調子が上がらない中、奮闘しました。トルコ躍進の立役者。ディウフは結局1得点も獲れませんでしたが、それでもインパクト充分。末恐ろしい選手です。ていうか来期はリバプール移籍とか。オーウェンディウフの2トップなんて相手DFに同情してしまいます。あと特別枠としてヨン・ダール・トマソン(デンマーク)を選出。若き日のファンバステンをちょっと思い出しました。ホントはビエリ(イタリア)も外せないんだけどなあ。

 なるべく好みを抑えて客観的に選んでみたつもりですが、異論もあるでしょう。ま、こういうのは各人それぞれが楽しむためのものなので、「私だったら」というベストイレブンを選んでみると楽しいのではないでしょうか。
 アメリカの選手が一人も入っていないことに気づく。入れるとしてもドノバンくらいだけどなあ。
 2チーム分選んでいるので、個人的にはこのメンバーで2チーム作ってオールスター戦してくれたら最高。

 とまあ、こんな感じ。これにてFIFA WarldCup 2002 Korea/Japanについての話題は一旦区切りをもって終わりたいと思います。コラム的なものは今後も書くかもしれませんが。
 一ヶ月もの間、一人のサッカーバカのこんなコンテンツにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。なお、「蹴球微熱」では今後もサッカーの話題を書いていきたいと思っておりますが、メインコンテンツではありません(笑)。

daylife

 昼休みにマンガ買っちゃうと続きが気になって仕事にならんな。っていつも仕事をしてない言い訳ばかりしていますが、実は正社員よりも抱えてる仕事は多いです。なぜだ。これでボーナスも出ないなんて何か間違ってる。年俸性だったらいいのに。誰か査定してくれ。

 ドラマ『私立探偵 濱マイク』(日テレ)第一話。スタイリッシュだか何なんだかわからないが独自のスタイルであることは確かだ。映画とはまた違った印象。まだ評価は保留ですな。
 それにしてもこの無駄に豪華なキャスティングはなんなんだ。井川遙の使い方にも笑わせられますが、アレはホントに小泉今日子だったのでしょうか?。キョンキョンじゃなくてもわからねえって。ただ、日テレということもあってどこか『探偵物語』を引きずったイメージがあるのは否めない。個人的にはもっと永瀬正敏カラーが出てくると嬉しいかも。
 この「31→1の寓話」のネタって、きっと脚本家はこの当時思いついたんだろうなあ。で、いつ使おうかというタイミングを待っていたはずだ。そしてこのドラマ。いいネタには使うべき場所が自然と生まれてくるんだよね。

 今クールはこれと『ダーク・エンジェル』をチェックするつもり。

涅槃の読書模様

 『笑う警官』マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー読み中。思い起こせば初めてのマルティン・ベック体験はこの本だった。多分高校1年生の時読んだんだよなあ。こうして、一作目から読み返してみるとまた趣が全然違いますな。

 購入物。

6月の読了本一覧

 私的覚書。レビュー早よ書かんと。

Jul.2,2002 (Tue)

daylife

 暑い、暑いよ。というわけで昼過ぎまで寝ていましたがあまりの暑さに起きました。寝起きの状態が気分悪いとゆっくり寝た気がしないな。

 一ヶ月間、職場とテレビの間を往復する日々で、埼玉スタジアムで観戦した以外、外界で何かしたというのもなし。そろそろ人恋しくもなってきたので、遊びたいなあ。その前に台本書かにゃならんけど。
 ワールドカップの間、思いついたネタの数々は熱狂の日々と共に流れ去って行きました。

蹴球微熱

 実は4年前のフランス大会当時、私のこのサイトはまだなかったわけですが、某知人のサイトで、
「にわかサポーターのためのワールドカップ観戦ガイド、みたいなコンテンツを作ってくれないか?」
と依頼され、今回と同じような感じで毎日連載していた。ご存知の通り、フランス大会は時差の関係もあって深夜から早朝に試合が行われたのだが、幸いなことにBS1で全試合を中継してくれた。リーグ戦3試合目の同時刻に行われる試合もちゃんと一方を録画放映してくれたので、結局64試合全てを観ることが出来た。しかし、正直辛かった。
 なんせ、殆ど眠らない状態で会社に行き、帰って来てまたTV観戦、という日々が一ヶ月である。おかげで仕事に関してはその一ヶ月の進捗は殆どなかった。まあ、前倒しでこなしていたのと、上司が心の広い方だったので「後で取り返してね」と言われただけで済んでましたが。
 どんなに眠くとも、試合の見所やレビューをしなくていけないという義務感もあり、意地になって見続けた部分もある。「自分は一体何をしてるんだ?」という気持ちもないわけではなかった。どんなサッカー好きでもこの生活はさすがに辛い。私にとってのフランス大会は、楽しさと苦しさの入り交じった大会である。

 とはいえ、今となっては64試合全てを観戦したことが小さな自慢になっていることも事実だし、記事を書く、という義務感があったからこそ出来たことだったと思う。
 そんなわけで、今回も観れる試合は全て観る、そのために毎日記事を書き続けた見た、とそういうわけです。それでも40試合しか観れていないのは少ないなあ。ちょっとショック。

 4年前のサイトでは、レビューだけでなく、コラムじみたことも書いていたんですが、最終回(ワールドカップ閉会後)に書いたデータが見つかったので、ちょっと載せておきます。4年前の私はこんなことを考えていたのだな。つーことで、以下↓。

蹴球微熱 にわかサポーター達のこれから

 ※以下の文章は4年前に書いたものです。

 1998年第16回フランスワールドカップは、開催国のフランスが優勝という形で華やかに(いかにも“おフランス的”に)幕を閉じた。
 約一ヶ月に及ぶ歓喜と悪夢の日々は過ぎ去り、平凡で単調な日々が戻ってきた。不健康な生活から開放されたという意味では、嘆いてばかりもいられないか。
 にわかサポーターにとっての初めてワールドカップは、我が代表が心残りの結果に終わったの受けて少々苦い出会いになってしまったのかもしれない。
だが、それ以外の面ではおおむね素晴らしい大会と出会えたね、という感じである。ここ三大会のうちではもっとも盛り上がったし、スペクタクル溢れる大会だったと思う。個人的にはイングランドのオーウェンと出会えただけでも、価値のある大会だった。

 だが、ろくに知識のないにわかサポーター達にとっては、折角(強調)応援してやった代表の不甲斐なさは、頼りなくまた怒りに似た感情と共に記憶に残るに違いない。
 この結果を踏まえてにわかサポーターが、「にわか」でなくなるか「サポーター」でなくなるかは興味津々なところである。(他人事のように言ってる場合でもないですね)

 しかし、にわかなだけに、にわかだからこそ、この代表の無残な結果(参加32ヶ国中勝ち点を挙げられなかった唯“二”の国、もう一つはアメリカ)を真摯な態度で受け止め、嫌々にでも納得して欲しい。
 ワールドカップ最下位の国が次回の開催国となる、そんな冷然たる事実を見据えられるのもにわかだからこそだと思うからである。
 日本サッカー協会や熱狂的なファンは、到底この事実を正視することはできない。それはサッカー協会の岡田監督の続投要請という暴挙を見れば明らかだし(岡田監督自身に分別があったのが幸いだった)、したり顔のマスコミは、「日本善戦!」を強調し、選手は一様に「世界との壁は大きくない」と(「大きくない」とはどの程度を意味しているのか?)のたまう。
 まあ、彼らにしてみれば今までやってきたことを簡単に否定はできないし、それなりの結果はもちろんあった。だが、我々は次回の開催国である。甘えや憐憫の情はハッキリと捨てて、何をするべきか、何がだめだったのかを認識しなくてはいけない。

 「にわか」を辞めますか?、「サポーター」を辞めますか?。
 この二者択一は、2002年に向けて大きな意味を持っている。
 ジーコはこう言っている。

 「スーケルやロナウドのような選手が日本にいないことを嘆いても仕方がない。彼らのような選手は突然現れるものでもなければ、作り出すものでもない。その国にどれだけサッカーが文化として根づいているのか、その土壌が彼らのような選手を生み出すのだ」

 ということは「にわか」がにわかでなくなり、我々の国にサッカーという文化が根づかない限り、現在の得点力不足は解消されないということだ。それはすなわち、今後も日本代表が躍進する保証はないということである。
 卵が先かニワトリが先かではないが、日本サッカー躍進のためには、サポーターの支援と理解が必要であり、サポーターを向上させるためには日本サッカー自体の躍進が必要となる。

 無論私も4年後に今回のフランス国民のような喜びを味わえると考えるほどの甘ちゃんではない、が少なくとも、「喜び」とそして「希望」は所望したい。
 それが「一勝」でも「一次リーグ突破」でもなんでも構わない。しかし、これらの結果を求めるのならば我々もまたサポーターとして、日本国民として努力を怠ることはできない。努力というのは大袈裟か、単にサッカーをもっと好きになり、サッカーを知り、サッカーを文化としていく、そういった行動が必要だということである。

 逆説的な言い方ではあるが、我々「にわかサポーター」はその権利を行使することができる人達であり、また「にわかサポーター」にしか、それはできない。
 だって、既にサッカーを愛している人達は彼らの生活にサッカーを取り込んでいるのだから(私など「サッカーが無くなったら」と考えるだけでも恐ろしい。きっとストレスでまもなく死ぬだろう)。

 にわかサポーター達の未来は決して暗くない。それは日本サッカーの未来が暗くないということでもある。
 サッカー好きは着実に増えているし、サッカーに対する認知度も理解度も高まってきている。今の日本で中田や井原、カズや川口を知らない人がいたら見てみたい。
 電車の中で厚化粧のオバタリアン(死語)が、「川口くんはいいわよねえ」とかほざいているのだ、嬉しいんだか、哀しいんだか…。うーむしかし、冷静に考えると恐ろしい状況だ。昔は木村和史や反町(隆史じゃありませんよ)、奥寺を知っている人なんか殆どいなかったのだから。

 私は決して国民一人一人が批判者になれ、エセ評論家になれと言っているのではない。むしろ好意的にサッカーとJリーグと、選手達と接して欲しいと思っている。
 別に軽くてもいいじゃないか、ルックスから入ろうがなんだろうがいいじゃないか。ただ、サッカーが身近になればそれでいい。
そこから何かが変るはず、いや変らなくては困る。そこから先は日本サッカー協会、球団関係者、そして選手達の問題だ。「国民はよくやった、でも…。」なんてことには絶対にして欲しくない。
 にわかサポーターが「にわか」でなくなるように、「一流半」で「セミプロ」(きつい言い方に聞こえるかもしれないが実感です)のサッカー関係者達も真のプロフェッショナルへと変貌を遂げて欲しい。

 最後になりましたが、この一月の間、素晴らしいプレーの数々で私を魅了してくれた全ての選手達に感謝します。そしてこの素晴らしい大会を運営した関係者の方々にも深く感謝申し上げます。その中でも格別の感動をくれた、マイケル・オーウェン(イングランド)、ジネディーヌ・ジダン、エマニュエル・プティ、デディエ・デシャン、フランス代表の全ての選手、イバン・サモラーノ、マルセル・サラス(チリ)、オーフェルマルス、ベルカンプ(オランダ)、ラウドルップ兄弟(デンマーク)、パラグアイ代表選手達、そして日本代表、本当にありがとう。

 それではまた2002年にお会いしましょう。
 その時、このホームページは 「真のサポーターのための観戦ガイド」という名前になっていることでしょう。
 2002年の夏が、歓喜と狂乱の夏になることを祈って・・・。(了) 1998.8.18 shaka

涅槃の読書模様

 BOOKOFF参り。

 マンガ。

Jul.4,2002 (Thu)

daylife

 私はとにかくクーラーというものが苦手。暑いのも苦手なんだけど、なにもそこまでというくらいクーラーかけまくるこの世の中はどうにかならんものか。特に電車の中で1時間近く過ごす身としては辛い。電車の中で何度も洟かんでる人間がいたらそれは私です。会社も赤字なんだから電気代節約しろよ。
 てなわけで、ダルくて何もする気が起きない。

 ウィンブルドンはエナンが勝ち残っているようで良かった。やはり綺麗どころが残っているのは素直に嬉しい。カプリアティが負けてしまったためにウィリアムズ姉妹の優勝が濃厚になってしまったのは残念。さあ、今日の試合は頑張ってくれエナン
 男子は今日のヘンマンサーの一戦が良かった。軍配はヘンマンに上がったが、彼もいい加減ベスト4の壁を破って欲しい。ま、ウィンブルドン以外で活躍して欲しいっていうのも本音ですが。大人の顔になったねえ。個人的な予想はヒューイットが優勝候補ですかね。

涅槃の読書模様

 『笑う警官』マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー読了。見事なまでに内容忘れてる。こんな結末でしたか。やはりシリーズを最初から読むと趣きが違う。メンバーの特色が現れてくるのもこの巻あたりからなんだな。私が好きなのはやっぱりメランデルですね。レビューは後日。

 『陰の季節』横山秀夫読了。警察小説は警察小説なんですけど、内幕もの。捜査官は全然出てこず、監察官とか警備部といった人達が主人公。警察暗部というか、組織としての裏側部分に注目したというまさしく私好みの小説でした。表題作は松本清張賞受賞作。

 劇団のミーティングをしたファミレスの横にBOOKOFFがあったので覗いてみると、『モーツアルトは子守り歌を歌わない』森雅裕を発見。嬉しい。敷地が狭く他には何もなかったし他店より100円コーナーが少ない店だったのだが、これが見つかっただけで満足。これが噂の魔矢峰央のイラスト付きの一品ですか。楽しみ。

Jul.5,2002 (Fri)

daylife

 昨晩のウィンブルドン、エナンヴィーナス・ウィリアムズ の試合を見てしまった。いきなりヴィーナスのサービスをエナンがブレイクしたときは「これはいけるかも」と思ったが結局はエナンの敗退。残念。昨年の決勝戦の顔合わせだったわけだが、フルセットまで縺れ込んだ去年のような盛り上がりはなかった。
 危惧したとおり決勝はウィリアムズ姉妹の姉妹対決。うーん、見る気しないぜ。

 近く、現在働いている会社の名称が変わる。というわけで新社名を社員に募集していた(私は契約社員だが応募できた)。ちなみに私が応募した名前は、

     (株)○○○○ ジャパン (○はカタカナ)

 というもの。で、実際に採用された名前は、

     (株)日本○○○○ (○はカタカナ、私のとまったく同じ)

 うーん。社名がカタカナなら絶対に「ジャパン」の方がいいと思うんだが。ま、所詮は年寄りが考えた結果だから致し方ないか。それにしても金一封を取り逃した気分は重い。せめてニアピン賞くらい欲しかった。

蹴球微熱

 ジーコが次期日本代表監督に就任、が濃厚。日本サッカー協会は以下の3つの条件に見合う人物としてジーコを選出したとのこと。

 確かに上記三点はジーコの場合当てはまる。私自身も「次期代表監督候補は?」と聞かれたら彼の名前を候補の一人として挙げるだろう。
 ただし、不安はある。ジーコには代表監督の経験がない(*1)。また、クラブ監督としても海外の有名チームで華やかな経歴はない、ということだ。

 以前、ベンゲルを代表監督に、という声が上がった時、反対意見として出たのは「彼には代表監督の経験がない」というものだった。果たしてジーコの場合はどうか。
 個人的には彼ほどサッカーを知っている人、そして組織というものを作り上げる力を持っている人はいないと思う。そしてまた日本側、協会も選手も彼に対する信頼は強く、大きい。おそらくは問題がないだろう。ただ、後々、色々と言われることがあるかもしれない、とは思う。特に4年後、日本がワールドカップに出場できないようなことがあるとしたら。それでも私は心中相手がジーコならいいではないか、と思ってしまうが。

 もし、ジーコ以外に頼むとしたら誰か。個人的な意見だが、ヒディング(*2)エメ・ジャッケといった代表監督経験者。もしくはアルディレストニーニョ・セレーゾといった日本をよく知るJリーグ監督であろうか。日本人監督の時代はまだ早いと思うが、挙げるとしたら岡田武史ではなく鈴木政一(現ジュビロ磐田監督)。ジュビロの無敵さを見るにつけ、彼の手腕を認めずにはいられない。もちろん、オフトの力も大きかったけどね。

涅槃の読書模様

 『十字屋敷のピエロ』東野圭吾読み中。また一筋縄ではいかない設定になっている。楽しみだ。高橋克彦の解説を読んでいて「ふうむ」と肯くところあり。


*1: '98フランス大会ではテクニカルディレクターとしてブラジル代表を率いてはいるが
*2: 韓国フィーバーにあやかってのことではない、私は3年前から彼がいい、と日記でも述べている

Jul.7,2002 (Sun)

daylife

 熱帯夜のせいで良く眠れず体調悪し。そんな感じで表向きまた一つ歳を取りました。
 メールや掲示版、電話で祝ってくれた方々ありがとうございます。

 誕生日くらい自分に贅沢を許そうと思い「ほっかほか亭」の弁当を買いに行くと「おべんと」なる店に変わっていた。メニューが圧倒的に少ない。多種多様さが売りだったソースの種類も減った模様。使えない。私の贅沢はどこに。結局トンカツ弁当食いましたけど。

 一見侘びしく見える誕生日ですが、その通りで侘びしいです。

Jul.8,2002 (Mon)

daylife

 ダル。

 ドラマ三連発。
 『ダークエンジェル』。初っ端10分見れず。昨晩の特別編から見てるけど、いきなりローガンのボディガードが変わってるのには驚き。ジェームズ・キャメロンは構想15年といってるらしいが、そんなに目新しい設定でもないような。むしろジャパニーズ・コミックの世界では当たり前のような世界だ。あとはマックスの魅力次第ということだろう。坂本真綾と山寺宏一というちゃんとした声優を使ってくれているのは良かった。ただ、坂本真綾は感情を押し殺した声の演技をしているつもりなのだろうけど、あれだとマックスの芝居が下手なような印象を受けてしまう。ホントに下手なのかもしれないけど。吹き替えだと見分けにくいな。そんなに「見たい」という感触はないけど見れたら見続けるつもり。8時までに帰ってくるのは結構大変なんだけど。

 『ランチの女王』。見るつもりはなかったが『濱マイク』までの繋ぎでなんとなく。ジメジメしてない『ひとつ屋根の下』?。いや、主旨は全然違うんだろうけど、設定とかさあ。『漂流教室』の男優が揃ってます。竹内結子はこういうオキャン(死語)の役の方が似合ってるけど、ヒロインとしては弱いかもね。女性が萌えながら見るにはいいドラマかも。

 『私立探偵 濱マイク』。んが。私にはスタイリッシュかどうかの判断はつかない。ただ、ドラマ史上になんらかの形で残るドラマであることは間違いないだろう。私の琴線には微妙に触れないんだけど。見るのが苦ではない。こういうのに「くぅ〜」と感じ入ることが出来る人というのはきっとセンスがいいのだろうな。そういう非凡さがない私としてはせめて「見た」という体験だけでもとっておこうと思う。そう思わせるものに久々に出会ったという気もする。キョンキョンは一回撮り?。

涅槃の読書模様

 『十字屋敷のピエロ』東野圭吾読了。後味の悪さは相変わらず。ただ、「ピエロの視点」というものを使ったにしては活かしきれてないと思う。探偵役も含めてキャラ立ても中途半端。勿体無い感じ。講談社ノベルズにありがちな話っていうか。

 疲れて帰りの電車では読書する気になれず珍しく『少年ジャンプ』を買ってみる。なんだかなあ顔触れ変わってないねえ。新しめに始まったと見える連載はつまんないし。大御所に頼りきりか。女@男のマンガ(タイトル憶える気にもならなかった)を今時連載させてしまう編集者はどーしよーもないね。『ラブひな』の二番煎じ狙いなのか何のか知らんが、当たっても(当たらんと思うが)クソにもならんね。
 途中、「新古書店でマンガを買わないで」の告知が載ってるんだけど、その割に『ワンピース』はコミック史上最高の初版252万部刷ってるらしいです。やっぱ面白きゃ売れるっつーことなんでないの。

Jul.9,2002 (Tue)

daylife

 およそ五年ぶりくらいに二時間ドラマを見る。いや、なんとなく。
 結論。松本清張やはりおそるべし。平凡な人間達の妄執を描かせたら右に出るものいないな。ドラマとしての作りも良かった。
 松本清張に関してはまた色々思うところもあり、書く機会があれば。

 寝る。

涅槃の読書模様

 落穂拾い。でもない?。


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