ごくたま昨日日記 in January, 2002

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Jan.2,2002 (Wed)

新年あけまして

 おめでとうございますm(__)m。
 元旦に自分宛ての年賀状が一通も届かず新年早々ブルーな気分に包まれているshakaでございます。まあ、5年以上一通も年賀状を書いていない身なので自業自得というか、ホントに友達がいないってことを実感・痛感しました。
 こんな私が細々とやっているしがないサイトですが、本年も何卒よろしくお願いいたします。今年もマイペースで頑張らせていただきます。

 元々が筆無精だったわけではなく、22歳くらいの時までは絵心もないのに一枚一枚に手書きのイラストを入れた年賀状を出したりしてました。ところが23の時から毎年12月の終わりに芝居をやるようになり、公演が終わった時には全てが燃え尽きた灰状態になっていたのでとてもじゃないが年賀状を書くような気力がないのです。それがズルズルと今年まで年賀状を書かないで来てしまった要因ですな。
 誰に向けているわけでもない言い訳でした。

年末年始

 年末は29日から大晦日まで九州のさらに南、種子島・屋久島を巡っていました。年末を押し迫ったそんな時になにも日本で5番目と6番目に大きい島にいくこともなかったんですが、ま、色々ありまして。この旅行については時間があったらまたレポートにでもしたいと思います。何枚かデジカメで写真も撮ってきたし。
 大晦日の夜11時近くに帰宅し、「紅白つまんねえな演歌の連続の合間にケミストリーかよ」などと思いながら年越し蕎麦を食って、12時の時報少し前にネットに接続。新年と共に掲示版に年始の挨拶を書き込み、ICQでオンラインだった人に挨拶を。毎年、5、6人はICQがオンラインなのだが今年は少なかったなあ。そんなこんなで新年を迎え、さすがに旅の疲れも溜まっていたのでさっさと寝る。

 正月はビデオで録画していた『猪木ボンバイエ』を見て「ハッキリ言ってショボイ試合ばっかりだなあ高田はもう引退しろや」などと思いつつ、天皇杯でセレッソの底意地を見た気がしたが、やはり地力で勝るエスパルスが無難に勝ったか、などとテレビを見る。
 その後、新年元旦早々だというのに劇団員の実家に赴き、6日にある結婚披露宴の余興用小芝居の稽古をする。元旦から9人ものメンバーが集まって稽古している姿はやはりどこかおかしい。芝居バカここに極まれりという感じである。

 本日2日は昼過ぎまで寝て、起きてからもダラダラ。昨日借りてきた松たか子のCDをMDにコピーしたりする。テレビで『オフレコ!』の超魔術暴露スペシャルを見ていたが劇団員から招集がかかったのでそちらに向かう。久々に地方から帰ってきた人もいて新年会というよりはただのダベリだったが楽しい時間だった。その後、明日早朝に北海道に帰るYを自宅に送るが、車中であまりに話が盛り上がり、彼の自宅前で1時間以上話し込む。うーん、大変意義深い話が出来た。このアイデアは絶対に活かして実現させたい。
 11時前に帰宅して速攻テレビを点けたらまだ『モーニング娘。ドラマスペシャル』の一番見たかった『時をかける少女』がやっていたので食い入るように見る。なっちはやはりサイコーであるという結論に達し、また『時かけ』も素晴らしいストーリーだったということを改めて思い知る。正直、原田知世を心の女神とする身としては他の女性が演じる『時かけ』は納得いかないものがあるのだが(*1)なっちの場合は許せるなあ。『はいからさんが通る』の大正娘版矢口も見てみたかったが仕方がない。DVDが出たら見てみよう(そこまでするか)。

 とまあ、こんな感じで始まったForever Young!の2002年ですが、今年もよろしくお付き合い下さいませませ〜(さだまさし風)。


*1: 内田有紀とか

Jan.7,2002 (Mon)

あ、めでてえな

 昨日は友人の結婚式。正月早々めでたいことである。
 新郎が以前一緒に芝居をしていた友人で、大学生時代は「舞台美術研究会」というところ(芝居やミュージカルなどの裏方をするところ)の幹事長を勤めていて、新婦が我が劇団の女優の妹君で、やはりイベント関係が好きなこともあり、結婚披露宴というよりは結婚披露ライブイベントといった向きの内容だった。
 会場自体が小さなホールでちゃんと舞台設備があり、余興となる各イベントについてもリハーサルが行われた。というわけで友人の結婚披露宴だというのに朝9時半に会場入り(早いよ)。音響と照明の合わせを兼ねてリハーサルを行って、受付が始まるまでの時間打ち合わせなどをする。劇団員一同正装はしているが、気分的には芝居当日の雰囲気そのものだった。

 実際に式が始まってからもライブ的な演出に終始し、新郎新婦も楽しそうだった。料理はちゃんとしたフランス料理が出て来て大変美味しいのだが、この後に控える自分たちの出番のことを考えると味を堪能できるほどの余裕は全然ない。久々の芝居(余興だけどさ)ということもあり緊張感に包まれ、ゆっくり式を楽しむといわけにはいかなかった。無論、楽しくなかったというわけではない。むしろ逆説的にはこういう空気は結構好きだったりするのである。
 新郎はやはり役者的な体質なので、主役として張り切っていた。新婦は、これまた常に笑顔で、やはり一生に一度の晴れ舞台ということもあり、大変美しかった。普段はどちらかといえば「可愛い」という表現が似合っているのだが、今日はさすがに「美しい」という感じ。ドレスも凄く似合っていたよ。それでも会社の上司に恥ずかしいエピソードを紹介されて顔を赤らめる姿はやはり可愛いのであった。二人とも会社には大変恵まれていることが祝辞や余興からも伝わって来て、羨ましかった。それが本人たちの人徳であることは言うまでもないのだが、こうした出席者たちあってこそのライブ披露宴だよなあ。

 式は順調に時間を重ね、いよいよ我々の出番。何が困ったって、式の余興の大取りで、しかもそれまでに芸達者なメンツが様々な芸を披露した後で、おまけに我々の直前の余興はなんと劇団四季に所属し、現在福岡で『ライオンキング』に出演中のため披露宴に出席できない新郎の妹君からのビデオレターだったということである。劇団四季の後に控える劇団いたち隊。この落差は一体なんなんだ。
 で、肝心の小芝居だが、列席者一同ほどよくお酒も入っていたこともあり、ひとまず笑いも取れたし、適度に盛り上がり、無難にこなせたという感じ。少なくとも式をぶち壊すようなことがなかっただけでも良かったのではないでしょうか。新郎新婦、列席者の方々に楽しんでいただけたら幸いです。

 やっとこさ肩の荷も下りてリラックスできた頃には式はクライマックス。新婦による両親への手紙、新郎のご尊父の挨拶、そして新郎の挨拶と記念撮影でお開きとなった。新婦の手紙には少々目頭が熱くなる。新郎も最後はキッチリと締めていた。一風変わっていたけど素晴らしい結婚披露宴でした。新郎新婦の二人がどれだけ周りから愛されているか、それが伝わってくるものでしたね。そうじゃなきゃ、我々も含めて余興に参加するメンバーが正月早々稽古を重ねて出演したりしないよ(笑)。

 二人ともおめでとう、末永くお幸せに。そしてこれからもよろしく。

 P.S.新郎へ。申し訳ないが「次はあんただ」という君の宣言は遵守されないことを誓おう。

MYSCON3

 さて披露宴の後は新宿に移動し、MYSCON3のスタッフとのミーティング。詳細はまだ明かせませんが、ひとまずMYSCON3は開催します。御楽しみに。スタッフの我々も今から楽しみにしています。
 MYSCONのスタッフと会うのも久し振りで、真面目な話し合いをしつつもやはりそこはミステリ好きの集まりということもあって会話の其処彼処にマニアな笑いや情報が入り乱れて楽しい楽しい。私のような浅薄なミステリ通は特に識者の方々の発する一言一言が大変勉強になったり、感心したりと、皆様方と近くでお付き合いできる喜びを感じずにはいられません。皆様方、今後ともよろしくお付き合い下さいませませ(またまたさだまさし風)。

 というわけで、MYSCON3に向けて動き出しました。ミステリに少しでも興味のある方、ミステリには一言あるぞ、という方々、どうか奮ってご参加下さいませ。

 ミーティングの際に蔓葉さんからカウンタゲットの賞品をいただく。ありがとうございまする〜。カウンタゲットの賞品を貰ったのが生まれて初めてで嬉しいぞ。それにしてもこんなにちゃんとしたものをいただいてよろしいのでしょうか。

涅槃の読書模様

 年末から読み続けていた『頭蓋骨のマントラ』エリオット・バティスン【→bk1へ】を読了。レビューを書き始めるが、終わらず。昨日の移動中は『花の下にて春死なむ』北森鴻【→bk1へ】を読んでいました。これはいい!。さすがに推理作家協会賞・連作短編集部門受賞作ですな。オススメ。

 「涅槃の読書録」のページ(レビュー)をリニューアルするためにシコシコといじくる。こちらのページにもnDiaryを導入。これで少しは書評の筆が進むと良いのですが…。近日公開予定。

 最近の購入物。

Jan.8,2002 (Tue)

2002年の読書方針・目標

 思うところは色々あるけど、ひとまず新刊を追うのは私の読書ペースや金銭的な問題からパス。基本は文庫。ただし宮部みゆき東野圭吾加納朋子恩田陸などのお気に入りの作家に関しては新刊も読むでしょう。またここ数年は小説ばかり(それもミステリ)読んでいたので、今年は以前のようにオカルト物や雑学系の読本もまた読みたいと思っています。ミステリに関しては温故知新というわけではありませんが今一度古いものに手をつけてみようかと思ってます。再読も含めて。いわゆる名著と呼ばれる作品群の中でもまだまだ読んでいないものも多いですから。新たな名著を探す作業は他の皆様に任せて、私は埋もれつつある作品を読んで、ここで紹介していけたらいいなと思ってます。

 レビューについては、とりあえず「面白かった」の一言でもいいから読んだ本に関しては感想を書く。それを目標に。それプラス時間が見つけてオールタイムベストなど、自分がオススメしたい本についても紹介していけたらいいなあ、と思っています。どこまでできるかはわかりませんが。

 こんなことでも書いておかないとなかなか実践できそうにない意志薄弱な私。

涅槃の読書模様

 安田ママさん注目新刊速報で知ってビックリ『週刊スターウォーズ』(ディアゴスティーニ)。欲しいけどなあ、どこまで続くかが不安だなあ。集め出したら最後まで集めたくなるだろうし。それにしても『ビジュアル源氏物語』はホントに売れるんだろうか…。

 『帝都物語異録』荒俣宏【→bk1へ】を読んでいて『帝都物語』フリークには朗報が。近い内に文藝春秋から『帝都幻談』、角川書店から『新帝都物語』が発刊されるそうです。再び加藤保憲に会える!。加藤保憲 Will Return

Jan.9,2002 (Wed)

ドラマ『ロング・ラブレター/漂流教室』

 あの『カバチタレ!』から一年。個人的に今一番の注目株である脚本家・大森美香(*1)が、楳図かずおの超名作『漂流教室』を元ネタにおそらくは大胆に焼き直しているであろうドラマ。
 主演は『カバチタレ!』同様、常磐貴子。そして昨年『GO!』で映画賞の主演男優賞を総ナメ(?)にした窪塚洋介。『カバチタレ!』で常磐貴子と絶妙なコンビ振りを発揮した山下智久も出演していて、期待はかなり高い。

 『漂流教室』とはいっても舞台は高校になっていて、当然時代は現代。主役の二人は教師と元教師という設定であるからこの時点で既に大幅に焼き直しがなされている。まあ、『漂流教室』そのものをドラマに(それも水曜日の9時台のドラマ)するわけにもいかないでしょう。第一回は導入までのプロローグといった趣だったが、次回以降に引っ張るという意味では申し分なかった気がする。おそらく今クールでは一番楽しみにするであろうドラマだ。
 大森美香は前回の『カバチタレ!』でも原作をあるものを料理させたら右に出るものはいないというくらいの実力を見せてくれただけに、今後どのように展開していくのか楽しみだ。別世界に時空移動してしまった学校と、現実の世界に残された人達がどのように絡み合っていくのか、その辺が見所になるのかな。勿論、窪塚洋介が最初の学校のシーンで熱弁を振るっていた「今を生きろ」というのが主題になっていることは間違いないと思われる。個人的に大森美香の真骨腸は軽妙(内容ではなくテンポが)な会話にあると思っている。その意味ではあくまで自然体の演技を得意とする窪塚洋介と、『カバチタレ!』同様バイタリティに溢れる役柄の常盤高子の関係には期待がかかるし、第一回をみた感じでは期待に背くものではなかった。

 『漂流教室』を題材にしているだけに今後は重苦しい内容と殺伐とした光景が多々描かれることになるとは思うが、こうしたドラマが見れるようになったのは喜んでいいのではないだろうか。他の出演者は妻夫木聡、大杉漣など。

 あー原作の『漂流教室』を物凄く読みたい気分になってきた(*2)。当時のコミックスは古本屋でもなかなか見かけない一品になってしまったし、かといって文庫版で読む気はしない。それなりの金額を出せば手に入れられることはわかっているけど、それもしたくないしなあ。ある意味探求本。


*1: 実は知り合いの知り合い
*2: 手元にないのだ

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