ごくたま昨日日記 in January, 2002

- last 10 days of month -

上旬 / 中旬 / 下旬

最新のごくたま昨日日記へ

2002/01
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

トピック

Generated by nDiary version 0.9.2

Jan.23,2002 (Wed)

ひぃふぅ

 ここ数日の体調不良はどうやら先週から飲み出した薬が原因だった模様。今日から違う薬に変えてもらいましたがすぐに元の調子に戻るかどうかはわからない、と言われてちょっとブルー。台本の〆切も迫って忙しい時にこういう体調になっちまうとはなあ。本書きも体力勝負だと改めて思い知る今日この頃。いや、頑張ってますよ、ハイ。

 『ロング・ラブレター/漂流教室』。ああいう風に時空を繋げるのは上手いなあ。今後も二つの世界の絡み合い方が楽しみです。
 『ハモネプ!』は正直、予定調和というか操作された感はあるものの、ま、アリといえばアリな結果か。個人的には歌はZ☆MA、パフォーマンスはぽちが一番好きでした。ぽちのメンバーはドンドン垢抜けていくのが笑えます。それにしてもハモネプやりてえ。気がつくとボイスパーカッションをくちずさんでいる私。不気味。

 さて、気分転換はここまで。台本書こ。ひゅるるぅ〜。

涅槃の読書模様

 きららさんに頂戴した『放課後の記憶』森真沙子を読み中。まだ読み始めたばかりですが、これはなんだか凄くいい予感。恥ずかしながら初めて読む著者なんですが、これは勿体無いことしてたなあ。この作品は残念ながらどうやら絶版らしい。

最近の購入物。
『御手洗潔のメロディ』島田荘司【→bk1へ】
『ARMS -20-』【→bk1へ】
『傭兵シュティフィ -1-』工藤かずや/花井由湖【→bk1へ】
『まっすぐにいこう -22-』きら【→bk1へ】

 『ARMS』は新たな展開に入ってどうなることかと思いきや、私の好きなキャラ(ウィンド、コウ・カルナギ、スティンガー)がなんと揃い踏み。これは嬉しい展開だ。
 『まっすぐにいこう』は気がついたら文化庁の賞を貰っていたらしい。マンガの場合は賞を貰ったからといって売り上げに貢献することは余りないんですが、それはそれとしてめでたい。昨今の少女マンガには少なくなった純情で甘くて切ないラブ・コメディです。未読の方は一度騙されたと思って読んで欲しいなあ。
 『傭兵シュティフィ』工藤かずやが原作ということで信頼して買ってみたんだが、イマイチハズレかも。まあ、2巻くらいまでは買ってみようと思ってるけど。ちなみに工藤かずや『パイナップルARMY』などの原作をしている傭兵・軍隊ものの原作者としては第一人者です。

Jan.25,2002 (Fri)

ひたすらに

 台本を書く日々。アイデアが突如浮かぶのはいいんだけど〆切直前での全体構成の変更は無謀。色々と弄くってみるが、各所で綻びがありそうだな。ま、これが完成原稿ではないので皆にチェックしてもらってから直そう。

 昨日見たドラマ『恋のチカラ』。こういうタイプの矢田亜希子には滅法弱いです。矢田亜希子みたいなタイプではなく、こういうタイプの矢田亜希子ね。ストーリー自体は凄く陳腐。ハッキリ言って陳腐。二年前の『ブランド』を思い出します。婚期を逃した30代のOLがちょっと頑張っちゃうと仕事が上手く行って、職場で最初は仲違いしている同僚と恋に落ちる、という。『YOUNG YOU』とかで連載していてもおかしくないですな。それも10年くらい前に。
 ただ、ヒロインの深津絵里と矢田亜希子の撮り方はなかなかどうしていいものがあります。矢田亜希子の恋に揺れる乙女心(死語)の揺らぎの表情と、深津絵里の崖っぷちOLの奮闘振りと垣間見せる様々な表情が見せどころです。なかでも新品の椅子にこっそり座って見たりするシーンは思わずこっちがいい気分にさせられます(*1)。男は完璧に添え物のドラマですが、最近こういう風に女性を見せてくれるドラマが少ないので貴重かも。

 『ウリナリ!』は来週から再びウルトラキャッツの韓国奮闘編が始まるらしい。金曜日の合い言葉は「頑張れ!ジニー!」。Forever Young!はジニーを応援しています。

涅槃の読書模様

 『放課後の記憶』森真沙子読了。これは私がまさしく青春回帰小説(造語)と呼ぶ、私好みの小説。ミステリとしてもなかなかのものだと思います。この作者は現在はホラー作家として名が売れているみたい。この手の小説は他にないのかな。

 『御手洗潔のメロディ』島田荘司【→bk1へ】読み中。短編集。第一編の【igE】を読み終わる。この単語は私にとってあまりにも身近な言葉。島田荘司は某長編でも私的にすんなりと読めないものがあったりして複雑な気分。御手洗の推理は相変わらず痛快なんだけどね。


*1: ここまで書いてGAKUくんがまったく同じことを書いていることに気づいた

Jan.27,2002 (Sun)

やっとこさ

 台本の第二稿があがる。完全ではないもののほぼ9割5部といったところか。あと何度書き直すがわからないが、ひとまず肩の荷が下りる。

 で、昨日の劇団の集まりでの皆の意見も概ね良好だったようでホッとする。早速いくつかの改善案は出たが、これから先は無理に書き直そうとするよりもいいアイデアが浮かび次第、書き直すという作業にするつもり。大幅な改稿は有り得ないから、細部の修正に関してはそちらの方が良いと判断。時間はたっぷりあるし。ちなみにこの台本は今年の11月辺りに上演される予定。〆切早過ぎだよ

 それにしても台本の内容が良かったというよりも、これだけ早いうちに台本がある、という事実に劇団員は満面の笑み。食いつきが良かったのもその辺りなんだろうな。でも、これだけ喜んでもらえる姿を見てしまうと、これからも頑張ろう(早目に台本はあげよう)という気持ちになったのも確かである。気持ちの問題であって、実際可能かどうかは約束できるところではないんですが。

 そんなこんなで解放感でいっぱい。妙にハイテンションな夜は更ける。しかしさすがに疲れは溜まっていたものと見えて本日はひたすら寝倒す。本当に眠かったというのもあるけれど、寝ていることが許される、という状況に甘えてみた。
 一週間ほどダラダラしようかと考えたが、今日一日で妙にテンションも下がってしまったので、また明日から今度はこれとは別の台本に着手してみようかと思っている。うまいこと筆が進めばこちらは5月辺りに上演されるかも。ま、台本だけの問題ではなく、メンバーを集める、という問題(*1)があるので、実現されるかどうかは今のところ未定ですけど。

 他にも溜まった予定や、プライベートでの約束が全て後回しになっていたのでその辺を消化しないと。それから就職活動もね。いや、全然考えてなかったけど >就職。

涅槃の読書模様

 『御手洗潔のメロディ』島田荘司【→bk1へ】読了。本格あり、不可能推理あり、レオナものあり、とにかくヴァラエティ(島田変換)にとんだ一冊。個人的には凄く楽しめました。本格マニアがどういうかはわかりませんけどね。特に好きだったのは第二編で、ミステリではないんですが、作者が筆に乗って書いている感じが凄く伝わってくるし、御手洗の個性がもっとも反映されている一編だと思います。しかし、島田荘司の度胸には驚かされる。この意味が知りたい方は是非、読んでみて下さい。短編集ならではのトリック(ミステリとは関係ない)だなあ。こういうビックリが嬉しいんだよね。御手洗ファンなら確実に楽しめる一冊です。

 そうですか、森真沙子の学園ホラーの著作はその辺りなんですね。おお、結構現役で買えるものもあるじゃないですか。グログロのホラーとか、とにかく怖がらせるホラーとかは小心者なんで苦手なんですが(でも読むけどさ)、『六番目の小夜子』恩田陸のような雰囲気で背筋を冷たくさせたり、私の造語である青春回帰小説ならば是非読んでみたいですね。学生時代って、ある意味それ自身が異世界ファンタジーだったりすると思う。情報ありがとう(*2)


*1: 劇団とは関係ない公演にするつもりなので
*2: 誰に向かっていってるかは御当人にはわかっていただけると思います

Jan.28,2002 (Mon)

そんなのありかよ

 突然の、そして思いもかけない仲間の訃報。信じられない。やりきれない。何も手につかない。

 それでもこうして日記を書くのは今日のという日のこの気持ちをどんな形であれ残しておきたかったから。

Jan.30,2002 (Wed)

daylife

 一昨日から虚無感のようなものに包まれっぱなし。自分が如何に世の中の慣例や常識に慣らされていたのかを痛感。自分が特別強い人間だとも弱い人間だとも思わないが、予想もしなかった、対応できぬ出来事に直面するとこんな風になってしまうのかと今更ながらに思う。嗚呼。

 少しでも気分を変えようと街へ出る。病院に行った後、イトーヨーカドーの冬物セールで上着を購入。フェイクレザーで3割引。安すぎ。値段を当てて欲しいくらいだ。その足でBOOKOFFに寄るが、こちらは何も収穫無し。この辺りの古本屋で新刊本が早速店頭に並ぶ、というような僥倖に出くわしたことがない。やはり都会でないと無理なのか。寂しい。

 ドラマ『ロング・ラブレター/漂流教室』。イマイチ進行が遅いような気がするが。あと8回でどうまとめるのか。このドラマほど最終回が気になるドラマもないよな。どっちに転んでも苦情は出そうだけど。1年生女子の我猛(?)役の女の子がとっても気になるんだけど、次週予告でスカートの下に半ズボンジャージ姿を見て活躍してくれそうな予感。楽しみです。高松のかおるからのプレゼントが最終回近くまで引っ張られて、実世界との繋ぎになると予想していましたが、見事にハズレました。しかし冬なのにプールに入るかよ。

涅槃の読書模様

 いつもとはちょっと違ったものをと思い『真田残党奔る』五味康祐に手をつける。超久々の時代小説で超久々の五味康祐。やっぱいいですわ。個人的には柳生ものを書かせたら右に出るものはいないと思ってるんですが、今回はそれに加えて真田十勇士が関ヶ原の合戦後も生きていた、という設定。これにつられずに時代小説ファンといえようか。おまけに霧隠才蔵がくの一ときたもんだ。楽しいです。

Jan.31,2002 (Thu)

daylife

 ドラマ『恋のチカラ』。恋のチカラかどうかは知らんが、頑張る人達の努力が全て好転していくという展開にまさか自分のへこんだ気分が救われることになるとは。うん、いいよねこういう話(*1)。そうそう、自分に出来ないことを(端から見ると)簡単にやってしまう人達っていうのは羨ましさを通り越して妬みを感じることがあるよね。そして吉武(西村雅彦)のように、そういった人達を自らが支えて行くことで自分の気持ちを真っ直ぐな方向に持っていこうとする気持ちも大いにわかる。しかるに自分が今こうしてフラフラと次の職も決めずに悩んでいる状況に照らし合わせてしまう。そういう意味では、自らがバックアップしたいと思える人間と出会えた吉武は幸せだったのではないか。私もそういう人間と出会いたい。仕事以外のところでは出会ってるんだけどね。

 それにしても50の半ばを過ぎてドラマの主題歌を歌いこなす小田和正は素晴らしい。もし一つだけ手に入れることが可能なものがあるのなら私は「」と答えたい。『ロング・ラブレター/漂流教室』の主題歌を歌う山下達郎、そしてスターダストレビューの根本要。私が欲しい声はこの三人。クリアで透き通るような声、憧れ続けた声である。

 時間は逆行するが『TVチャンピオン』。ラーメンという食べ物ほど研究され尽くしたメニューは此の世に無いのではないだろうか。横浜人としては「ラーメンいまむら」を一度は食してはみたい。
 『TVチャンピオン』がここまで長続きしている理由の一つは、庶民に「自分にも何かできるかもしれない」という気持ちを起こさせる、ということがあると思う。一般人を弄くる番組が多いが、個人的にはこの番組だけは好きである。

 『NEWS 23』で珍しく大いに語る野茂英雄を見る。そうですか、もう8年ですか。長いような短いような。古巣に戻った来期も頑張ってくれい。

 というテレビ三昧の一日でした。

涅槃の読書模様

 なぜか頭のが重い一日だったため『真田残党奔る』五味康祐はこれっぽっちも進まず。寝転がって過ごす一日。
 私的覚え書きのための今月の読了本一覧。

 8冊か。ま、このペースで年間100冊を目指そう。


*1: 陳腐であることはかわりないんだけど

上旬 / 中旬 / 下旬

shaka / shaka@diana.dti.ne.jp