新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたしますm(__)m。
今日の日記を書いていたら、普段メインに使ってるこのノートPCのEnterキーがぶっ壊れました。嵌め方がわからねえ。もういい加減新しいのを買えという天の啓示か。6年以上(今日から7年目か)使ってて未だにWindows95だし。デスクトップマシン(*1)もあるんだけど自室が寒すぎて部屋では使う気がしないのだった。
正月から面倒なことになっちまったなあ。明日買いに行こうかしら。トホホ…。打ちにくいよー。
昨晩の猪木ボンバイエはなんと言ってもミルコに尽きる。立ってよし寝てよし。これっぽっちも隙がなかった。終わってみれば9分闘ってほぼ無傷。グラウンドで下になっても圧倒的に攻撃力では上だった。総合格闘技であと2、3戦してからノゲイラと闘って欲しい。その一戦が見れたら言うことないんだけどなあ。
佐竹は情けねえ。吉田秀彦が強いんじゃなくて佐竹が弱いだけ。ある意味で完璧な引退試合だった。引退するしかない試合でした。
安田もなめとるんか、という試合だったし。高山は言うに及ばず。予想通り。ボブ・サップと試合するには10年早いって感じでしたね。
で、どうせ天皇杯はアントラーズが勝つんだろうと思ってダラダラと夕方まで寝て起きたらパープルサンガが勝っててビックリ。言っちゃ悪いけど良くあんなチームが勝てたな。準決勝のアビスパ戦なんてとてもJリーグの試合とは思えないレベルだったのに。
今日の『筋肉番付』の『プロスポーツマン決定戦』はラグビーの大畑の独壇場。彼は確かに強すぎるのだが、サッカーやプロ野球陣営からトップアスリートが出場していないのでイマイチ盛り上がらず。松井稼頭夫や緒方孝市、福西崇が出てればもっと面白かったのになあ。
ボブ・サップといい、大畑といい、アメフトやラグビーというのは総合的な運動能力が問われるスポーツなのかもしれない。早いだけじゃ駄目、力強いだけじゃ駄目。大畑に至っては「THIRTY」でも勝ってたし。頭もいいんだなあ。
2002年最後の読書は『最後のディナー』島田荘司【→bk1へ】でした。【大根奇聞】は島荘らしい良い話でした。
2003年一冊目は、がくしに借りた『クビキリサイクル』西尾維新の予定。一体どういう風の吹き回しなのか。初めての付箋にも挑戦しちゃいま〜す <あやや風(『Yeah!めっちゃホリディ』の節でお願いします)。
Enterキーが使えないというのは致命的だな。すぐにでも新しいマシンが欲しいのだが銀行は閉まってる。MebiusかDELLに決定。週明けは痛い出費だ。
そんなこんなで日記も淡白になってしまうのですが、『Witch Hunter ROBIN』のビデオを見るだけの正月なので特に書くこともないのだった。
今日は三日振りにまともな食事にありつけた。たっきーありがとう。何年振りかに正月らしい食事をしました。幸せ。ちなみに新年最初に口にしたのはぺヤングでした。
『忠臣蔵』を見る気は全然なかったのだけれど、あややが出ていると知ってチャンネルを変えたのだが時既に遅しだったようで、花嫁姿は見れなかった。エンドロールで一瞬だけ見れたからよしとしておこう。そんなこんなの正月なのでした。
ともさんと深川さんが『明智小五郎対金田一耕助』芦辺拓のレビューを書いてくれた。うーん、微妙。読みたい気持ちは昂ぶったが文庫落ち待ちかなあ。ダメですか?。
雪が降ってきたということで両親が別荘から帰ってきた。おかげで一日の予定が完全に狂ってしまう。今日も『Witch Hunter ROBIN』見るつもりだったのに…。なぜ退屈なゴルフ番組を見せられる破目に。
仕方がないので、親に金を借りて急遽NEWマシンを買いに横浜まで。DELLはやはり納品まで2週間かかるというのでSHARPのMebiusに即決。しかしそこから悩む。たっぷり一時間迷いに迷い、店員を困らせて買ったのはこれ。液晶サイズ15インチ。デカイデカイ。これまで使っていたのが11.4インチだったからその差は歴然。DVDもついて15万円で買えるんだからノートPCも安くなったよなあ。
そんなこんなで環境設定。LANで繋がっているので移行は結構楽なんだけど、普段使ってないソフトとかデータとか忘れてる気がする。まあ、急がずおいおい。とりあえず、ネットとメールが出来て、RubyをインストールしてnDiaryが使えるようになったので良しとしよう。
メールの返事等遅れたりするかもしれませんが、なるべく急いで復旧しますんで、そこんところよろしくお願いします。
それにしてもやっぱりデカイなあ。キーボードが打ちにくくて疲れる…。慣れれば楽になるだろうか。あう、こんなところにShiftキーが。
と、言いつつnDiaryの挙動がおかしい。SPRITが表示されてない。なぜだ?!。XPのせいかなあ。しばらく悩むことになりそう。実害はあまりないからいいんだけど。
某所の新年会に呼ばれていたのだが、昨日の15万円の出費が痛かった。5、6千円飛んでいきそうだったので泣く泣く辞退。奢ってもらえればなあ <おい。
しばらくは金を使わずに大人しく生活することを強いられそう。正月休みが長いのはいいけど、時給生活者にとっては痛し痒しなんだよね。今月の給料は期待できないしなあ。
『Witch Hunter ROBIN』は8時間分見終わりました。残りあと4時間。中弛みが長かったが、話がやっと動き出した。
うーん、やっぱりnDiaryの挙動がおかしい。SPRITが取得できない。原因わからず。どうしませう。
金がないとは言ってもまったく使わないのも癪なので初BOOKOFF詣で。
なんだか新しいマシンになったのはいいが色々と悩ましい。一番気になるのはハードディスクが2、3分おきに強烈に回転してビュービューいうこと。これってヤバイんじゃないのか?。サポートセンターに電話してみよう。この音はホントに不安を煽る。
その他にも、これまで日記のHTMLファイルを直接テキストエディタで開いた時はちゃんと読めたのに、文字化けして読めなくなったり(エンコードの問題なんだろうが)、エクスプローラ上で思い通りにファイルの並べ替えが出来なくなったり。もどかしい。
明日から会社ですか。無理です。
『クビキリサイクル』西尾維新読み中。
仕事始めの日に着物で女性が出勤、という風習はまだ残っているんですね。自分の会社じゃ見たことないけど。
九日間もビル自体が動きを止めてると壁まですっかり冷たくなっていて会社が寒い寒い。普段は電気が通ってるからどこかしら熱を持っているんでしょうね。いつもより空調を高く設定しても足元が寒くて仕方ありませんでした。
で、仕事始めは早々に店仕舞いです。
メモ。
『クビキリサイクル』西尾維新読了。レビューは↓。
『そして扉が閉ざされた』岡嶋二人読了。レビューは後日。
購入物。
別に毛嫌いしているわけではないのだが、あまりにも最近流行(?)のミステリを読んでいないし、いつまでも「講談社ノベルズにはなぜか手が伸びない(*1)」とか言ってるわけにもいかないし、そんなこと言ってたら感性が磨耗して磨り減った年より扱いされるかもしれないので読んでみました、の一冊。それだけに期待も不安もないまっさらな状態で読みました。
余談ですが、初めて挑戦した「付箋付け」は半ばを過ぎた辺りで挫折しました。読書に集中できないよ。
鴉の濡れ場島の主にして赤神財閥の孫娘・赤神イリアに招待された四人の天才と付き添い二人。本土から隔離されたこの絶海の孤島で事件は起こった。天才画家である伊吹かなみが首切り死体で発見されたのだ。殺人事件が起こったというのに警察の介入を拒否するイリア。仕方なく「いーちゃん」こと「ぼく」と天才エンジニアの玖渚友は推理を始めることになるのだが。
フツーに面白かったです。ミステリテイストで難解な言葉が頻出するライトノベルズ、みたいな。それ以上でも以下でもないんですけどね。所詮は戯言だから。
小説としての造りとか、設定や展開に対するツッコミはとりあえず投げ出して読んでみれば面白いでしょう。ミステリ(それもクビキリに密室)で萌え要素満載のキャラばかりで、それなりの知的好奇心を満たしてくれるという、まさに「背伸びしたい年頃」にストライクゾーンなわけですから人気が出るのもわかります。人気の底にはイラストの力が大いに役立っているような気もしますが戯言だから気にしないで下さい。
それにしても「天才」って言葉は便利ですね。行動や思考に一貫性がなくても、そもそも「なんでやねん」という疑問があっても「天才だから」という言葉で全て片付いてしまう。いやはや凡人の私にはとてもじゃありませんが理解できませんです。
本来「天才」でないはずのいーちゃんの行動原理や心理が一貫していないのはちょっと気になったけど。さすがに作中とはいえ「天才」を便利に使うのは気が引けるものなんでしょうか。その皺寄せがいーちゃんに来ちゃったという感じを受けました。
そもそも「戯言」ってなんなんですかね。作中で何度も「戯言だよな」って出てくるし、「戯言遣い」なる呼び名で呼ばれてますけど、至ってフツーのこと喋ってると思うんですよ。それが戯言?。それじゃ一人称語りの小説全てが戯言みたいなもんでしょうか。というかこのレビューすら戯言だよな。うにょ。
結構な分量があるのになぜか中身が薄いような気がしたり、キャラは立ってるのに動いてないような気がしたり、読んでいる間中森博嗣の影に怯えたり(*2)、基本的に好きではないシリーズ前提での話の進め方(本作で語られない伏線をいちいち張るのは正直ムカツク)など色々とあるんですが、否定はしません。つまらんなあ、とは全然思いませんでしたから。ただ、「続きは読むか?」と聞かれれば「機会があれば」と答えるにとどまりますけど。なぜかと聞かれても「戯言だから」としか答えようがありません。っていうか「うにょい」ってなんですか?(*3)。
全然関係ありませんが、「クビキリサイクル」でGoogleると蔓葉さんのレビューがトップに出てきたのにはビックリした。戯言ですけど(*4)。
ここ最近では一番面白かった。ヒカル対森下九段、アキラ対緒方九段、というダブル師弟対決。そして動き出した塔矢行洋。さらには北斗杯に向けての選抜予選。ヒカル対社(やしろ)の戦いの結末が気になる〜。
途中、カラーページがあるんですが、何でこのページをわざわざカラーに?、という疑問を抱いたのは私だけでしょうか?。
ミスターレッズ・福田正博引退…。一つの時代が終わった。
あ、脱オタクファッションガイドがいつのまにか復活していたらしい。<気づくの遅すぎ。自戒自戒。
↑こう書くと萌えないだろうなあ。というわけで昨日の少コミ増刊のネタに関して西のメガネ萌え女王そりまちさんからお便りをいただきました。
少コミ増刊2月14日号「メガネの似合うイイオトコがい〜っぱい!」
という煽りや
「メガネの似合う男の子が満載!メガネのカッコ良さを熱く語るエッセイまんがや、ピンナップカレンダーもついてるよ!」
はいかがなものかと思いますが、
「彼がメガネをはずすとき」というのはエロくていいと思います!
だって、目が悪い人がメガネを外すのって、自宅でくつろいでるときとか、
すごいプライベートな時間しかないですよ。
それを見れるのは、そういう時間を一緒に過ごせる相手だと思うので「私しか知らない顔」みたいな感じでグウです!
ほのかにエロ。略してほのエロ。
(一部強調:shaka)
その熱いハートが伝わってきました。
しかし確かに「私しか知らない顔」の部分には頷いてしまいますな。奥が深いなあ(そうか?)。でもこれって男が「メガネっ娘萌え!」というのとはかなり違うと思います。メガネっ娘萌え男は女の子がメガネ外した日にゃあ「なんでメガネ外すんじゃコラ!」とか憤りかねません(*1)。
昔は「分厚いレンズのメガネを外したら、あら美人」みたいなのが主流だった(なんのだよ)と思うのですが、メガネの世界も様々な変遷を重ねてきてるのかもしれません。
皆さんのご意見をお待ちしています(待ってどうする)。
メガネ属性の人間としては色々と考えてしまいます。いや、メガネ萌えってことじゃなくて(嫌いでもないですが)。
『さみしさの周波数』乙一【→bk1へ】読了。レビューは後日。
『ファンタズム』西澤保彦【→bk1へ】読み中。
購入物。
元々クリスマス使用の装丁で、変型本として出版されたものの文庫落ち。一応、御手洗シリーズの短編集ですけど相変わらず御手洗は電話とFAXのみでの登場。まるでギャラが高くて出演できないタレントのようです。
しかし、なんで集英社文庫なんだ?。
【里美上京】
『龍臥亭事件』で石岡と知り合った犬坊里美が事件から一年後、広島の大学から横浜の大学に編入し上京。石岡の元を訪ね、二人は再会。
【大根奇聞】
里美の通う大学の教授である御名木と知り合った石岡は彼から奇妙な話を聞かされる。時は天保9年。鹿児島での飢饉の際に起こった桜島大根にまつわる話。
【最後のディナー】
大の英語アレルギーだった石岡が里美に無理矢理引き連れられて駅前留学することに。教室で知り合った大田原という老人と仲良くなった石岡は、クリスマスの晩に「最後のディナー」に付き合って欲しいと頼まれる。
御手洗シリーズが好きで読んでいて、『龍臥亭事件』及び『異邦の騎士』を確実に呼んでいる人のための短編集で、それ以外の人が読んでも「はにゃーん」という感じの一冊。私は上記に属する人間なので読んでて楽しかったですけど。
物語、特にミステリとしては【大根奇聞】が島荘テイスト溢れる逸品。「そうそう、これだよこれ」と久々に島荘らしさに手を打ちました。この人は本当に物語の「魅せ方」が巧い。
【里美上京】はミステリですらありません、老いらくの恋もどきの一編。【最後のディナー】はちょっと詩的に過ぎるような気もします。つーか「あとがき」で書かれている内容とは縁もゆかりもないというか大田原は別に映画俳優の息子じゃなくても別にいいだろう、と。
とにかく嬉しかったのが久々に横浜が舞台となっていて、それも様々な場所が出てくること。里美が上京したということで石岡が案内するわけですが、横浜に住むものとしては「ああ、あそこだ」と思いながら読むのが楽しかった。いずれ「御手洗巡り」をしたいものです。
気になったのは歳のせいなのか、御手洗に置いてけぼりにされたせいなのか石岡の鬱に拍車がかかっていること。ちょっとうんざりするほどです。これじゃ某妖怪シリーズの誰かさんだよ。つーか、いい歳して里美みたいな女の子に仲良くしてもらえるだけでもありがたいと思いなさい。
それ以上に気になるのは里美が喋るたびに「え、××」と必ずと言っていいほど「え、」をつけることだったりするのだが、おそらくそれはどうでもいいことなのだろう。
発売日に目にしてはいたんですがスルーしてました。今日もう一度チェックしてみたら、原作が東周沙斎雅楽…これはもしかして勝鹿北星(*2)では!?。ということで買ってみました。
間違いない。今度の主人公も考古学者。基本的にはアトランティスの謎を追いかけるのが軸になっているようですが、『マスターキートン』同様アクションあり、また考古学の知識を生かしての挿話が挟み込まれる形式のようなので読み応え充分。これは楽しみ。オススメ。
『マスターキートン』好きなら読んで損なし(*3)。
この作者の書く主人公って『冒険野郎マクガイバー』に通じるものがあるよな。
こんばんわ。ハートにローキック、脳天にモンゴリアンチョップを喰らった小麦ペプシでございます。
昨晩、寝ようとしたところ唐突にイノミスで出されていたクイズの答えが思い浮かぶ。「これだ!これだよ!」と一人で興奮していたらなかなか寝付けず寝不足です。というわけで今日はさっさと寝ます。
あ、もちろん正解でしたよ。え?正解者のところに名前がないって?。おかしいなあ。よぉく探してみてください。
『HR』はまたもDVD特典映像。いいからさっさと本編見せてくれ!。
今日は西の官能猟奇女王からお便りが届きました。
はいはいはーい。眼鏡なら一言言わせてください。
私の場合は「普段かけない人が眼鏡をかけている姿に萌える」のです。
ほら、運転するときとか、仕事のときとかー。何かの拍子に取り出して何気なく眼鏡をかける姿に激しく萌えます。
普段かけていないことがポイント。普段かけていない人がかける瞬間。萌えます。萌えますとも。
そのものではなく「眼鏡の似合う頭蓋骨」が好きなんだと思いますけど、きっと。
ほら私、眼鏡好きの前に骨格フェチだから(笑)。
これは通常とは逆のメガネフェチですな。是非とも少コミは次回の増刊で「メガネの似合う男の子特集2」、「彼がメガネをかけるとき」を。少なくとも一人は買う読者がいると思います(笑)。
しかしこうしてみると男性のメガネっ娘萌えはとは違い、女性のメガネフェティシズムはメガネを「外す」or「かける」という日常では見られない男性の姿、ある意味変身に萌えている、と考えてみてよさそうです。そりゃあ、仮面ライダーが世のお姉様方に人気が出るはずだ <違う。
『ファンタズム』西澤保彦【→bk1へ】読了。レビューは後日。
ちなみにみすらぼで盛り上がっていた件(ネタバレ注意)に関しては当該箇所を読んでいる間は気がつきませんでした。
購入物。
今月は購入予定のマンガは少なかったはずなのに予定外のマンガを買いすぎている。金がないのに!。
『猟奇的な彼女』の試写会に行ってきました。詳しい感想は明日書きますが、とりあえず一言。
私の中でオールタイムベストの一本に殿堂入りしました。これはとにかく観てほしい。久々に「これを楽しめない人とは友達やっていけない」と思える一本でした。
っていうか観ないと『ぶっ殺すよ』(*1)
今日はこのいい気分を失いたくないのでこれだけ。思い出し笑いしながら寝るとしよう。
というわけで『猟奇的な彼女』の感想を書きました↓。うまく言葉で伝えられないのが残念ですが、是非とも観て欲しい。DVDが出たら絶対に買いますが、その前に公開されたらもう一回観に行こうかなあ。
『シュリ』も『JSA』もいい映画だし好きだけど、この作品が全国ロードショーされないのは納得いかないなあ。
というわけでしばらくは宣伝モードに入ります。
反町隆史の初主演映画って『GTO』はなかったことにされてるのか?!。芸能界ってコワイね。
うわ、やること一杯溜まってるぅ。
有里さんのblog風nDiaryで「本の感想ページ」とblog風nDiaryで「日記抜粋ページ」は素晴らしい。まさしく私が以前から欲していたものである。
まだ使ってないので詳しい感想とか言えないんですが、「日記抜粋ページ」の方は私が求めていた要件の殆どが満たされているような気がする。「本の感想ページ」は著者ごとにファイルをまとめると感想が多い作家のファイルがでかくなりすぎやしないかなあ、と思う点以外は気になるところは今のところ見当たらない。
なんにせよここまで作成してくれた有里さんには感謝感謝である。しばらく弄くってみようっと。
自分で更にカスタマイズできたらホントはいいんだろうけど。うーん、少しは勉強しろよ >自分。
『回廊邸殺人事件』東野圭吾読了。レビューは後日。
購入物。
レビューが溜まってきた…。
20001年夏に韓国で上映されるやいなや大ヒット。延べ500万人以上が劇場に足を運び、韓国中に一大猟奇ブームを巻き起こした。
「箱入り息子」として育てられ、気弱で怠惰な大学生活を送るキョヌ。彼はある日、地下鉄で酔っ払ってホームに落ちそうになっていた美女を助ける。「タイプだけど酔っ払いは嫌だな」と彼女から距離をとっていたキョヌだったが、ひょんなことから彼女の失態を尻拭いさせられ、更に運のないことに留置所行きになってしまう。
あくる日、彼女から呼び出され、素面の彼女を見たキョヌはあらためて彼女の可愛さに惹かれるが、彼女は酒乱なだけではなく、とてつもなく「猟奇的」だったのだ。
感想といっても「観ろ!」、「観てくれ!」、いや「観て下さい!」としか言いようがないのだが。自分が本当に「イイ!」と感じたものに関してはなかなか言葉が出てこないのだった(*1)。この10年くらいの間に観た映画の中でもナンバーワン級。私のオールタイムベストの殿堂入りとなった作品です。
映画館でこれほど笑ったのも久しぶりだったし、日本では映画館で笑い声が響くのは珍しいと思いますが、常に笑い声が絶えませんでした。一見、おバカ映画なんですが、その実とても計算されていて、2時間笑いっぱなしだったのに、観終わったあとは「いい話だったなあ」と思わせてくれます。
その辺りの見せ方がとにかく巧い。その魅せ方の手法(*2)で見事に結実していた。素晴らしい。
あまり具体的に説明してしまうとこれから観ようとしている方々の今日を殺ぐことになってしまうので語りませんが、「笑い」の使い方、使われ方が絶妙だったとだけ書き記しておきましょう。けれど決して「笑い」だけの映画ではありません。これ以上語りだしたら止まらなくなりそうなので我慢します。
観る前は「2時間もあるのか長いかもなあ」と思っていたのですが、元々がインターネットの掲示板が発端で作られた話ということで、いわゆる個別の「猟奇的な彼女」のエピソードを紡ぐ展開なので全く飽きがこない。前半戦はひたすら彼女の猟奇ぶり、それに振り回されるキョヌの狼狽ぶりを楽しめます。
この前半戦の間は、「確かにカワイイけど、酒乱だしすぐキレるし、マジで殴るし、こんな彼女だけは勘弁して欲しいよなあ」と思っていたんですが、後半戦になるにしたがって「こういう彼女もいいかも」と思い始めている自分が怖かった。冷静に考えてみればやっぱり嫌なんですけど、スクリーンの中のチョン・ジヒョンにはなぜか吸い込まれてしまいました。
自分も若ければこんな「ハチャメチャだけどいつでも本気」の恋愛をしてみたかったよ。
一つ一つのエピソードはムチャクチャだし、監督の必要以上ともいえるサービス精神(パクリ映画のエピソードは最高)など、エキセントリックな部分が目立ちますし、「マンガ的」と評されることも多いようですが、だからといってつまらないわけではありませんし、それどころかメチャメチャ面白いのです。しかもその面白さの奥には芯の通ったストーリーが隠されているのですから言うことなし。何度でも言います「観てください」。さもないと「ぶっ殺すよ」。
この映画、なんとスティーブン・スピルバーグが惚れ込み、既にリメイク権を75万ドルで買い取っています。正直、「スピルバーグはこの映画のどこに惚れこんだのだろう?」といぶかしんでしまいました(あのギャグセンスが伝わったとは思えない。あまりにタイプが違う)。
ただ、前述したようにエピソードを連ねていき、ラストまでもっていく映画なので、ロバート・ゼメキスに監督させて作れば『フォレスト・ガンプ』のような笑えて感動できる映画になるのかも、と思いました。というかその路線で行って下さい。それならば観てみたい。
ちなみに『猟奇的な彼女』の「猟奇的」というのは「普通じゃない」とか「カワイイのに突拍子もない」という意味で決して「グロ」ということではありません(*3)。そういうわけで「スプラッター映画?」とか誤解せずに劇場に足を運んでみてください。
「最近、彼氏が優しくないなあ」と思っているアナタ。是非カップルで観に行くことをオススメします。この映画を見終わった後、少なくとも一日は彼氏はあなたの為すがままに従ってくれるでしょう。反抗したら「ぶっ殺すよ」と言ってお上げなさい。
もしくは「女性に尽くすなんてカッコ悪いなあ」と思っているアナタ。この映画を観れば「それも悪くないかも」と思うはず。誕生日と出会ってから100日目には彼女を喜ばせてあげましょう。
注意事項はただ一点。映画を観る前に腹一杯食べて行かないこと。理由は観ればわかります(笑)。