ごくたま昨日日記 in May, 2000

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トピック

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May.1,2000 (Mon)

daylife

 なんか喉は凄いことになっていたが体調は別に悪くなかったので出勤。喋る度に回りの人は驚くけど。そりゃそうか。

 夜になったら途端に調子が悪い。あちゃー、やっぱり風邪だったのか。まあ、第二次変声期のわけもない。でもまだ熱は出てなかったので油断して寝る。それが・・・。

涅槃の読書模様

 通勤読書は『鳥人計画』東野圭吾
 積ん読消化月間。

May.2,2000 (Tue)

daylife

 朝起きたら熱で汗だく。一旦は起きるがどうにもならんので会社も休む。電話しようかと思ったが、連休中で部署の人は殆ど出てないし、なにしろ声が出せない。撃沈。明日のオフに備えて寝るだけ。

May.3,2000 (Wed)

daylife

 ダルイけどなんとか起き上がれる。多少熱はひいたようだ。ラッキー。昼過ぎに動き出して新宿へ。NとHと会い、飯食って服買ってダラダラ。さすがにこの声には驚いている。いい加減自分の声を忘れそうである。普段は吸わないメンソールのタバコが美味いってことはやはり喉がイカレてるんだな、と実感する。

 その後オフ会へ。喉の調子が悪い割には良く喋った。しかし、これがあとで効いたようだ。オフ的には大変楽しかった。この面子はホントに気兼ねしないし、全員物怖じ(?)しないからだろう。ま、一次会は席の配置も良かったし(笑)。といいつつ審判席の私が一番攻撃していたな。Wさんを叩くのは楽しい。お隣のバキュームHさんも食べ放題という席ではいつも以上にいぢり甲斐があった(笑)。
 2次会も女性に囲まれ楽しかったのだが、このころから喉、体調共に辛くなってくる。珍しく自分から「そろそろお開きにしません?」と持ちかけてしまった。まあ、某弟子のこともあったのだが。

 というわけでなぜか夜の江ノ島方面までひとっ走り。帰宅するとさすがに体が重い。本格的に悪くなる前にさっさと風呂に入って寝る。しかしこれがまた悪かったのかも。

May.4,2000 (Thu)

daylife

 両親が旅行に行くというので朝6時に叩き起こされ駅まで送る。イカン、咳が止まらん。これはホントに辛い。眠れないし体力を以上に消耗する。吐き気もこみ上げる。なんとグッドなタイミングで家に取り残されたことか。ひたすら寝る。記憶なし。

May.5,2000 (Fri)

daylife

 昼過ぎに起き出してお粥食う。汗かきすぎて気持ち悪い。もう寝る気もしないし。プロ野球をはしごして見るがいつのまにやら我が広島カープは連敗で首位陥落。私の調子にあわせたかのようだ。

 読書する集中力はないので、マンガをダラダラと読む。しかし、それもまた集中しては読めないのだった。寝たくないからテレビをつけてダラダラするだけ。不毛だ。

 こんな時に限って飯がない。作る気力は当然ないので、仕方なく買いに出る。いつまで動けないかわからんので多めに買った。

 なんか途方もなく虚しくなる。連休に何やってんだ、私は。病気になると嫁さん欲しくなるとは良く言ったものだ。欲しくなったよ(笑)。まあ、こんな時ばっかり必要とされても嫁さんはたまったもんではないだろうが。

 なぜか今更フジテレビの再放送枠で『東京ラブストーリー』が始まった。第一話だったので見てしまう。うーむ女優のメイクが変(笑)。時代を感じるなあ、これって10年前?。
 それにしてもこのドラマはやっぱり凄いね。現在までのトレンディドラマ全ての要素をこの時既にとりいれている。実は柴門ふみ原作のドラマの中でこの作品だけは原作以上に面白かったと個人的には思っている。キャラ造型が原作よりも秀逸、というかキャスティングの勝利だったのだろう。第一回から鈴木保奈美演じる赤名リカは非常に魅力的でかつ小悪魔度が高くてこのヒロインの興味だけで先が気になる。展開的にも初回からいきなり織田裕二演じる完治との関係が怪しくなったりと非常に上手い。それでいて違和感もないし。あー、また見たくなったな、このドラマ。いや粗はあるんだけどね。今のドラマよりは少なくとも面白いんだよな。私だけ?。

May.6,2000 (Sat)

daylife

 なんとなく一日寝て楽になったようなそうでもないような。

 娘が美味しいもの食べて元気を出そうというので飯食いに。
 飯は美味かったし、久々の娘と会って楽しかったのだが夜になって体調急変。またもや咳が止まらず顔色真っ青。一時は家に帰れないかと思ったが、ちょっと気分が良くなった隙を見て帰宅。即効寝る。ちくしょう…。

May.7,2000 (Sun)

daylife

 2日の日、休んでしまったので連休明けまでの仕事が終わっていず、出勤しようかと思っていたがさすがに大事を取って夕方まで寝ていた。おかげで大分楽にはなった。熱もかきまくったおかげで引いたらしい。
 マンガを読むついでにちょっとだけ整理するが、大海の一滴(登用間違い)。うーむ、いい加減部屋整理せんとなあ。人の住むところじゃなくなってるぞ。生まれ変わり企画第二段として部屋を整理しよう。そうしよう、今決めた。やっぱり人間形からでしょう。

 夜久々にネット。ああ、心配してくれる人がいるって(例え社交辞令でも)嬉しいっす。それにしても不毛な連休だった…。ホントに運がないなあ。

May.8,2000 (Mon)

daylife

 体調は今ひとつながらもなんとか出勤。通勤読書は『悪党達のジャムセッション』ドナルド・E・ウェストレイク。引き続き積ん読消化計画実行中。ドートマンダーシリーズとしては一番ノリやすい。テンポ良くイベントがあって笑いもそこそこで。

 退社後、渋谷に向かう。しかし電車の中で喉の調子が悪くなり咳が止まらない。胃腸は別に問題ないのに咳をすると喉の中で違和感がして吐き気がする。でもきっと吐かない。そんな気持ちになるだけ。対処のしようがない。喉を調子悪くしたこともないから経験値もないし。脂汗をかきながらなんとか駅に到着し、速攻で喉飴と飲み物を買って喉を潤す。なんとか咳は収まり気分も多少回復したのでホッとする。いつまでもつことやら。

 で、とある会合。話自体は非常に実のある話だったし、こちらとしてはなかなかお会いできない人たちに会ってお話が出来た貴重な時間だった。しかしいかんせん喉の調子が悪く、そのおかげで気分も段々悪くなり途中から一気にダウン。わざわざ出向いてくださった方達に申し訳ないことをした。不快な気分にさせていたら頭を下げるしかありません。ちょっとだけ回りの面子に苛立ちも感じつつ。こういうこと(>いらつき)は珍しいので、それだけ体が参っていたと思おう。

 帰宅するまでの間に体調は益々悪くなり(どうやら人込みと電車がマズイみたい)駅からはタクシーで帰宅し、そのまま脂汗にまみれた顔を洗ってベッドに倒れこむ。気持ち悪くてすぐには寝れないし、なんてひ弱な自分…。

May.9,2000 (Tue)

daylife

 目覚し時計で起きるがとにかく気分が悪い、いやな汗もかいている。仕方なく会社を休む。ダメダメ。医者に行こうとも思ったのだが動きたくないし、とにかく外に出たりするのが苦痛なのでそのまま寝ていた。

 夜になって起き出すと多少回復しているのだが、長時間動いてるときっとまた再発するんだろうなあ。と思いつつ野球観戦。広島カープは勝った。多少気分は良くなる。しかし前田のあまりにも悔しそうな様子を見ているとこっちまで悲壮感が漂う。彼の求道者的な部分は非常に好きだが、これだけ落ちこまれるとなあ・・・。頑張れ前田。それを延々と映すテレビも結構凄いと思ったが(^_^;)。

 ネットする。結構な量と時間ICQで話す。私は自他ともに認める話好きだが(お喋りとでもうるさいやつとでもご自由にお呼び下さい)、連休は風邪で死んでいて誰とも会っても話してもいないし、連休前から喉の調子は悪かったから喋りはセーブしていたし(あれで?とは言わないように)、昨日は喋るには喋ったが真面目な話ばかりだったし(それが嫌いなわけではないが)、とにかく喋ることに対する欲求とか、人と会ったりすることへの欲求が溜まりまくってます。しかし、こんな時は得てして失言というかいらんことまで言ってしまう場合が多いから要注意ですな。ICQであれだったんだから実際に会って話してたらどこまで言っちまったことか。危ない危ない。私の場合、人恋しいというのは話し相手恋しいことなのかもしれん。それもまたどうかと。

角川春樹

 自分はSF読みとしては10年以上前にちょこちょこと読んでいただけの超絶へたれなんでSFセミナーに行こうなんてこれっぽっちも思ってなかったわけだが、角川春樹のインタビューだけは聞きたかった。というか彼という人間に会ってみたかった。

 私の中では角川春樹という人間のグレードというか立場はかなり高い。それもこれも全ては角川映画の影響というか業績を認めてのことである。
 あの頃(20年くらい前)の日本映画は確実に角川映画が主導権を握っていた。それまでの地味一本槍の日本映画とは明らかに一線を画したエンタテイメント。株式を公開しスポンサーを外から募ることで予算を多く撮るハリウッド方式。その結果、『野性の証明』『戦国自衛隊』のような海外でド派手なロケを敢行する映画が作られたし、『復活の日』のような欧米の豪華キャストまで登用できた。更には薬師丸ひろ子や原田知世などのアイドルとはまた違った新しい女優を発掘。『セーラー服と機関銃』『時をかける少女』といった名作を作り上げた。巨匠と言われた監督の映画しかヒットしない日本において、新人監督を大胆に起用しエキセントリックな映画を作りつづけた人である。なによりも角川書店という親会社を遺憾なく利用し、小説を原作としながら原作とは全くといって違うほどのテイスト、違うというよりも映画という表現手法に強引に塗り替えた作品群は、現在の凡百の小説を原作とする映画・ドラマとは明らかにレベルの違うものだった。

 それらの映画に強烈に感化され、私は映画人になりたいという気持ちを持ち、今では挫折したかのように見えるかもしれないが、心の奥底ではまだその夢は捨てていないつもりである。
 彼のワンマンぶりが回りの反感を買い、実質的に更迭されてからは角川映画も見る見るうちに精彩を欠いていき、日本映画は再び地味な「いい映画」だけの世界になった。それは松竹が奥山プロデューサーを排除したことで一層拍車がかかった。日本映画は二人のカリスマを失った。それは私にとってはまったくもって嘆かわしいことである。

 角川春樹という人間からあまりにも多くのものを学んだ個人として、今回彼を目の当たりにする機会を損じたことは思い返すだけで勿体無い話だが、多くの人のレポートを読んで、彼が未だにワガママなオヤジなのを知り、安心した。誰が笑っても私は彼が「角川春樹という存在がSFだ」と言いきる彼の度量に感心せずにはいられないのである。底のない人間。素晴らしい。

May.10,2000 (Wed)

daylife

 各所から養生せいとのお叱り。そうなんだよねー、体が弱っている時は素直に休めないといけませんな。格闘でもダメージを受けた時は防御に徹してダメージの回復に努めるしね(どんな例やねん)。肝に銘じておきます。風邪は万病の元といいますし、甘く見て痛い目に遭いたくないですから。

 塩沢兼人が亡くなったそうだ。とか書くとヲタクの日記みたいだから、サラっと流しておく。いや、ホントに。なぜか声優には思い入れがあまりないのだ。きっと声フェチではないということだろう(笑)。

 匿名希望さん、いつもお世話になってますm(__)m。

 参加者(お客様)がいなくなったらイベントの意味はないと思うんだけど。全員がスタッフ側の人間なんて虚しいだけじゃない?。

涅槃の読書模様

 通勤読書で『悪党達のジャムセッション』ドナルド・E・ウェストレイク読了。
 やっぱケルプが最高に笑えます。史上最悪のコンビだね。読者的には最高だけど。

 『ホイッスル -11-』樋口大輔購入。
 気づけばもう11巻か。長く続いてるな。この辺から地味な展開がちょっと変わってきた。編集部の梃入れが入ったのだろう。あまり飛ばしすぎずあくまでも地に脚のついたマンガであって欲しい。ジャンプなだけに。


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