ごくたま昨日日記 in October, 2001

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Oct.22,2001 (Mon)

全身筋肉痛

 四日間のご無沙汰でした。木金土日と毎日午前様だったので日記を書く気力もネット巡回する気力もありませんでした。しかも肉体的にもハードだった…。体中から軋みが聞こえます。脚曲げると痛くて風呂に入るのも一苦労だ。しかし一年以上こうした痛みとはオサラバしてたのでなんとなく心地よい痛みでもある。とはいってもやっぱり二日後に筋肉痛が来るのは年取った証拠だよなあ。

久々の小屋入り

 で、その四日間何をしていたかというと、芝居してました。といっても本来は自分は全く関わっていなかった芝居のハズだったんです。まあプロデュースしてる人間も演出してる人間も出てる役者の半分も浅からぬ因縁の仲なんですけど。そんなわけで公演一週間前に稽古を覗きに行ったわけですが、気がつくと手伝うことになっていた、という有様。げに此の世はわからぬものよ。ま、一番の理由は私が無職で暇を持て余しているからだと思います、間違いなく。

 この一年の間隠遁生活していたせいで、公演の本番を見に行くことはあっても小屋入り(舞台を組んだり照明を吊ったりリハーサルする公演の準備)するのはホントに久々だった。自分とこの劇団員に「軽いリハビリのつもりで頑張ってきな」と言われ、自分のそのつもりで小屋入りしてみました。で、会場に着いて言われた第一声が「脚立昇って」。というわけで何故か重さ5キロ以上ある照明を脚立に昇ってひたすら吊り続けるという業務をこなしてきました。ハッキリ言って超しんどかった…。芝居に関わって10年になりますが、こんなハードな小屋入りは初めてです。一年もの間怠けっぱなしだった身体が悲鳴を上げるのも当然だよな。
 まあ、初日はそんなカンジで、あとはなんとか乗り切れたというのが本音。軽いリハビリのはずがスポーツ選手並のリハビリになってしまったと思うのは私だけだろうか。

 愚痴ばかり言っているように聞こえますかそうですか。しかし四日間ベッタリと芝居空間というものに浸らせて貰えたことにホントは感謝しているんです。おかげで台本を書きたい気持ちや芝居したい気持ち、芝居空間に戻れたという喜びを充分すぎるほどに味合わせて貰ったし。ただ、それを素直に認めるのがなんか癪に障るだけなんです。なぜならそれを目論んでいた人間が一部にいるからなんです。そしてそれにまんまと引っ掛かってしまった自分が悔しいんです。チクショウ、芝居してえ。

 今回の芝居の関係者がこのHPを見ることはまずないと思いますが、万が一いたとしたら私をこういう気持ちにさせたという時点で、公演の出来不出来は明らかだと思って下さって結構です。でもやっぱり直截的な言葉で評価するのは癪だからしませんよっと。こういう性格が皆に遊ばれる要因なのだろうな、きっと。

涅槃の読書模様

 電車の中で『夏の夜会』(西澤保彦)【→bk1へ】をパラパラと最初の方だけ読んでみた。正直この作品は西澤作品における私のキライな要素が冒頭から満載であまり読み進める気がしない。挫折するかも。
 誤解のないように断っておくと、西澤作品はかなり好きである。文庫は全て読んでるし、チョーモンインシリーズも読んでます。ただどうしても好きになれないのが、なんというか理論や道義的な意見、おそらくは作者自身が感じている社会や世俗への批判を登場人物に語らせすぎるところ。この『夏の夜会』でいえば「記憶」に対する認識説明ですね。もちろん、作品の伏線、もしくは設定上必要だということはわかります。しかし西澤氏の場合、どうも言葉を弄しすぎるように思えて仕方ありません。弄しすぎるあまり冗長になるし、しつこく繰り返しすぎることもあって、今一つ読書のペースが進まないことがあります。また主役がそれを語る場合が多いのですが、語る内容とキャラの設定にズレを感じることもしばしばあります。どうにも無理矢理語らせている感が否めません。
 それでも読ませる力があるのは凄いことなんですけど、だからこそ余計にそれが気になってしまうんだなあ。そうはいってもこの作品も読んじまうんだろうけど。

 書店で『フォー・ディア・ライフ』(柴田よしき)【→bk1へ】、『凍りつく心臓』(ウィリアム・K・クルーガー)【→bk1へ】購入。海外物は久々かも。アンソニー賞、バリー賞をダブル受賞ってことで期待大。

Oct.23,2001 (Tue)

チケットが取れない

 何のかっていうと現在PARCO劇場でやってる三谷幸喜脚本・演出の芝居『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』である。前売りはとっくに完売していて当日券しかないらしい。というわけでひたすら電話をかけていた(しかも二台使用)。しかしチケットを取ろうにも電話が繋がらない。どころか受話器から聞こえてくるのは「NTTです。おかけになった電話番号は大変込み合っています…」ときたもんだ。40分ひたすらかけ続けてやっと違う音声が聞こえてきたと思ったら「本日の前売り分は完売いたしました」だってさ。話し中になったのも数える程度だったし、この分じゃ明日も取れそうにないかも。ま、やるだけやってみましょ。

ビデオ鑑賞『バーティカル・リミット』[movie][video]

 いつから読書系サイトから映画系サイトになったんでしょう。ま、暇だからビデオでも見ましょう月間ということで。

 とにかく単純明解。世界第二位の高さを誇るK2で遭難した妹達をなんとか救出しようと兄が向かう話。ただそれだけ。もちろん、多少のスパイス程度のサブストーリーはありますが。
 しかしそれでも飽きる暇もありません。とにかく雪山と登山家の闘いは凄まじい。下手なホラー映画よりもよっぽどビビリます。映画館で見た方が迫力はあったに違いないけど映画館で見なくて良かった。ビデオでも充分疲れました。凝った映像やストーリーがもてはやされる昨今、こんな映画があってもいいじゃない。やはり自然には勝てねえなあ、色んな意味で、と感じる映画です。シンプルに面白いっす。

涅槃の読書模様

 マンガ『モンキーターン -18-』(河合克俊)、『ARMS -14-』(皆川亮二)、『コータローまかりとおる!L -1-』(蛭田達也)を購入。『ARMS』ではユーゴーの死に号泣。悲しかばってんタイ。

Oct.24,2001 (Wed)

ヒマヒマ

 予定がない一日はホンマ暇ですわ。金がないから外に出る気もあまりしないしなあ。一人寂しくテレビと向かい合い食事を済ますだけの一日でした。

ビデオ鑑賞『チャーリーズ・エンジェル』[movie][video]

 でも今日もビデオは見る。
 '70年代に日本でもTVで御馴染みだった『チャーリーズ・エンジェル』をキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューという美女三人を揃えて映画化。とはいってもさすがに'70年代のドラマは見ていた記憶はありません。『パトカー・アダム30』は見てたけどね。

 感想は一言、色んな意味でサイコー。美しくて頭が良くってトコトン強い、そのスーパーウーマンぶりを堪能する、そういう映画。ストーリーだとかそのアクションはないだろうというようなツッコミは意味なし。むしろツッコむことを楽しみに見るべき映画ですな。おバカ度満点。ただこういうスタイリッシュな笑いのセンスはアメリカだよなあ。カッコ良くて笑えるっていうのは素晴らしいです。
 '70年代TVドラマの映画化というとどうしても『スパイ大作戦(つまりはミッション・インポッシブル)』を思い出さずにはいられないのですが、あちらがかなり現代風にアレンジされているのに対して、『チャーリーズ・エンジェル』は武器や諜報手段がハイテク化されてはいるものの全体的なテイストは'70年代そのままになっていて、そこがまたイイ。ビル・マーレーのギャグもかなり古いが不可欠ですな。
 エロチックなイメージがありますが、そこもまたTVドラマを反映して見えそで見えないギリギリの線で躱しています。逆に普通の映画よりも数段健康的というか子供が見ても全然オッケー、健全な青少年教育のためには是非見せるべきではないでしょうか。

 キャメロン・ディアスが好きな私としては言うことなし。あの口のデカさだけで充分色っぽいッス。彼女になら蹴られたい(オイ)。贅沢を言えばドリュー・バリモアはちょっと太りすぎではないでしょうか。昔はもっとスマートだったよね。まあ少女時代から映画で見てるんで余計にそう思ってしまったのかな。個人的にはルーシー・リューは美人の部類に入らないなあ。アメリカ人はああいう系統の顔が好きなのかしら。日本だったらまず人気でないと思うんだけど。片桐はいりとかはもしかしたらアメリカでは受けるかもしれない。それがあれなら今井美樹とか。口も大きいし。

涅槃の読書模様

 『フォー・ディア・ライフ』(柴田よしき)【→bk1へ】読み中。導入からかなり泣けそうな設定の気配が。ドキドキ。

Oct.26,2001 (Fri)

銀行窓口

 ATMばかり使ってると窓口に行く機会って殆どないんだよね。通帳記入をずっとサボってたらなんと7年もしてなかったことに気づく。通帳4冊分溜まってました。これからはマメに記入しよう。銀行再編かなんだか知らないが色々変わって手続きも面倒になるかと思ったら思ったほどでもなかった。行員もフレンドリー(?)だったし。それにしても私のキャッシュカードは未だに太陽神戸三井銀行って書いてあって図柄はパディントンなんですけどいいんでしょうか?。懐かしすぎ。

 思うところがあってクレジットカードについても聞いてみるがやはり無職の人間では簡単に作れそうにないらしい。たいしたことじゃないんだけどこういう時に無職の辛さを感じてちょっとヘコむ。

来年のtoto

 今年と方式が少々変わるらしい。今まで「1」はホームチームの勝利、「2」はアウェイチームの勝利、「0」は引き分けだったのが来年から「1」はホームチームの90分勝利、「2」はアウェイチームの90分勝利、「0」は「延長」となるそうだ。これまで以上に予想が難しくなる。つまり当選金額が大きくなるってこと。ま、当たりは当たりで嬉しいけど金額が何千円っていわれると逆にションボリくるから当たりにくくなっても当選金額がデカいほうがいいってことなんでしょうね。これでヨーロッパ並にtotoの種類が増えればもっと楽しめるんだが。
 金に困りだすとギャンブルにのめり込むという悪循環を繰り返すオッサンどもの気持ちがちょっとわかりだした今日この頃(ヤバイじゃん)。

涅槃の読書模様

 古本屋で『永遠の野原 1〜16』(逢坂みえこ)がなんと1600円で売っていたので衝動買い。少々背焼けしているがワイド版で一冊100円は超御買い得。8巻ぐらいまでは読んでた記憶があるのだがその後は記憶になく読みたいと思っていたところなのでグッドタイミング。

 あー、読み終わったらおセンチな気分になりまくり。こういう状況下ではあまり読んではいけなかったかも。人肌恋しい。あの頃に帰りたい。

Oct.29,2001 (Mon)

週末

 土曜日は渋谷でメガネ&サングラスを新調。フレームがいくら安くてもこの視力ではレンズ代がバカにならない。両方ともレンズに色を入れたので出来上がりは後日。同伴者が居なかったらまたもや真っ黒なサングラスを買うところでした。

 夜は下北沢で午前零時5周年記念&ひろえさん@HPLご結婚お祝いオフ。企画当初は私の復帰祝いも兼ねられていたはずだが最新のメールによると消し去られていた。フッ、復帰早々いじめられキャラだぜ。
 久し振り(四ヶ月と三週間振り)に皆さんにお会いしましたが、えー丁重な扱いありがとうございます。皆さん開口一番に「今日も寒くなるかと思った」とか「雪が降るかと思った」とか。ま、かくいう私も起きてすぐに天気予報確認しましたけどね。寒くなくて良かった。
 やはりこのメンバーでの集まりは楽しいっす。鱈腹食ったし。てゆーか参加した方々の日記を読むと私が単なるご飯好きのバカのようですな。ま、そうだけど。チャーハンと天津丼以外殆ど食った記憶がない。
 二次会はカラオケへ。風邪気味で喉の調子が悪かったけどやはり歌いたい欲求にはかなわなかった。しかしこの一年殆ど歌ってないし、喋る機会も少なかった人間の喉は予想以上に機能低下している。イカンイカン。新曲にも疎くなってるし。こんなところにもリハビリが必要らしい。
 しかしまあ楽しい時間でした。下北沢から二時間かけて帰りましたけど、途中まで御一緒できる方が増えたのは嬉しい。

 日曜は二年近く会ってなかったかもしれない娘を含めたいつもの四人で横浜クイーンズスクエアにあるイタリアン・キハチでランチ。お値段はそこそこに張るもののやはり美味い。ただし一品ごとの量が少なすぎだったが不満というか勿体無い。美味しいだけにもう一口分あれば満足できるのに。
 その後はクイーンズとランドマークをブラブラと。今年は革の上着にでも挑戦してみるかと色々物色する。しかしやっぱり私の場合はサイズで苦労するのであった。サイズがあっても気に入った色がなかったり。キャメルっぽいのが欲しいんだけどなあ。とかいいつつ一番のネックは値段だったり。本格的に財布の中身がヤバくなってきたかも。ここにも冬が到来だ。

風邪

 熱はないんだけど鼻と喉は相変わらず。週末遊びすぎたせいか身体全体にダルさが来た。結局布団に入っても熟睡できず、疲れているせいか寝ても寝ても眠気が取れない。これじゃあイカンなあ。でもこれ以上薬が増えるのも嫌だなあ。

涅槃の読書模様

 ドン・ウィンズロウの新刊が欲しかったがなぜか見当たらない。出版社くらい憶えてから行けば良かった。なにも買わないのも癪なので『サンタクロースのせいにしよう』(若竹七海)【→bk1へ】購入。祥伝社の400円シリーズと東野圭吾の文庫新刊はもう少し様子見。結構積ん読溜まってるんだよね。

Oct.31,2001 (Wed)

ダルい

 風邪相変わらずスッキリせず。熱はないのだが鼻と喉にくる。頭もボーッとした感じが抜けなくてなんにもする気にならん。すぐ眠くなるし。いい加減に医者に行こうと思ったら保険証がない。扶養者って不便だなあ。

『フォー・ディア・ライフ』柴田よしき

 レビューはこちら→bk1へ


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shaka / shaka@diana.dti.ne.jp