ごくたま昨日日記 in August, 2002

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Aug.12,2002 (Mon)

daylife

 国民的人気を博したマンガ『MONSTER』浦沢直樹も、それ以上に国民的行事となった『千と千尋の神隠し』のどちらも名前を奪われるというのが大きなテーマになっていた。

 名前を奪うことで相手を支配する、またはその逆、という話は、それはもう大昔からあるわけで、言霊とも大いに関係している。
 ヨーロッパのフォークロアでは自分の名前を知られてしまった悪魔が人間にこき使われたりする話がよくある。RPGでお馴染みの「召喚」なんていうのはまさしくそれだったりする。
 また平安時代くらい大昔の日本では位の高い人間や女性は普段、通り名で呼ばれていたそうだ。あの時代の女性の名前がハッキリしない(紫式部や清少納言も役職名だし)ことが多いのはそのせいだったりする。

 というわけで「名前を奪う」話自体は今更珍しい話でもないのだが、時を同じくしてこの二つの物語が多くの日本人の心を掴んだという現象が何かの符号のような気もしてならない。
 まあ、テーマ云々だけでなく、物語の見せ方や、ストーリー、そしてキャラクター達に魅力があったというのも大きな要因だろうから、一概にこのテーマが殊更クローズアップされたということではないのかもしれないけど。

 なんてことを巷で噂の住基ネットで思ってみたり。

 それよりも未だに『千と千尋の神隠し』見てない私の方が問題(?)か。

涅槃の読書模様

 『虹を操る少年』東野圭吾読み中。しかしまったくどうしてこういう物語が書けるのかね、この人は。解説の井上夢人同様、私も異能力者にはすっごく惹かれる。そして東野圭吾も異能力者ではないかという意見にも賛成だ。そうとでも思わんとやっとれんよ。

 購入物。

Aug.13,2002 (Tue)

daylife

 ああ、またDASACONには参加出来ない…。とことん縁がないなあ。公演一ヶ月前なんてとてもじゃないけど無理です。つーか公演できるんか <わし。

 紀伊國屋書店のオンラインマガジンで森山さんエッセイを読む。
 いわゆるテキストサイトと書評系サイトの自分が感じていた漠然とした違いを理解したような気がした。私のはてなアンテナを見ていただければ一目瞭然だと思うが、殆どが書評系サイトでありいわゆるテキストサイトは殆どない。書評系サイトとはいっても毎日書評がUPされたりしているわけではなく、日記がメインではあり、テキストサイトとの線引きは微妙だ。そもそも何をもってテキストサイトとするのか定義も曖昧だけど。
 で、自分なりに理解した違いというのはエッセイの中でダイナミズムと呼ばれているものだと思うのである。「本」のある生活とか本読みの日常といった世界に自分が惹かれているのだなあ、と。なんというか、自分以外の本読みがどうやって本のある生活を演じているのか、本と向き合っているのか、とかが興味深いのかもしれない。
 このところ自分がなぜ、書評系サイトを好み、テキストサイトに興味を惹かれないのか考えていたので、なんとなく納得。

涅槃の読書模様

 『虹を操る少年』東野圭吾読了。昨日も書いたが、どうしてこういう物語が書けるのか。この小説の何がどう面白いのか、それを説明するのは凄く難しい。レビュー書きにくいなあ。
 検索してみて知ったのだが、これラジオドラマになってるんですね。へえー、なんか不思議だ。

 ところで、更に一代前のコロコロ世代にとって魔球マンガといえば『燃えよクロパン』だったりする。過去最も優れたとは思わないけど、自分が一番好きな魔球マンガは『風の三郎』小山ゆうかもしれない。これこそ広島カープファンの欲目かもしれないが。

Aug.14,2002 (Wed)

daylife

 フクさんの雑文(8/10)で掲示板書き込みが減少していることに関しての論考(というほど大袈裟なものではない)がなされているが、確かにあのキミを見てもわかるようにこの2、3年でミステリサイトも増えたし、それもあるのかなあ、と思う。
 と、同時にあなたまミステリ系掲示板が稼動しなくなったことも原因のひとつではないだろうか。それぞれのサイトの掲示板をチェックするのも大変ですから。
 さらに悪循環といっちゃあなんだが、書き込みが減少することで次の書き込みを躊躇してしまう、ということも考えられる。というか、私は結構そうかも。日記を読んで、「あ、あの本読んでる。あれ面白いんだよね」と思っても、その程度で書き込みしていいのかどうか悩んでしまう。頻繁にログが動いているときは軽い書き込みもさっさと流れてくれるから気持ち的には楽だったりするんだけど。そもそもその程度の書き込みを私以外の人がするかどうかは疑問だが。他所の掲示板に書き込みしなくなって久しくなるが、ちょっと寂しい気もする。でもなんか、度胸が出ないんだよねえ。
 と、こんなこともフクさんの掲示板に書いた方がいいのかもしれませんが。どうやら夏休みのようなので(という言い訳)。
 アンケートに関しても似たようなものでしょうか。線引きが難しいってのもあるかな。

 『スクービー・ドゥー』って『弱虫クルッパー』のことだったのね。なんかどっかで見たことあると思ったよ。私はテレビ東京の再放送で、まさしく今の時期、夏休みとかに見てたと思う。『ドボチョン一家』とか『スーパースリー』とか。細かいことは全然憶えてないんだけど、とにかく面白かったことだけは憶えている。見れるものならもう一度見たいなあ。DVDとかビデオとか出てないんかな。映画は、当時の面白かったという記憶が塗り替えられてしまっては困るので見ない予定。あれはやはりカートゥーンならではの面白さだと思うな。

涅槃の読書模様

 神保町もお盆休み期間ということで棚の動きが止まってます。

 『理由』宮部みゆき【→bk1へ】読み中。まだまだ序盤だが、ルポルタージュ調の文体というのに読みなれていないせいか思ったよりも読み進まない。つまらないということではないです、宮部だし。この物語がどんな終焉を迎えるのか、とにかく楽しみです。

 気になった本。両者とも文庫落ちの講談社文庫。色々検索してみる。

Aug.15,2002 (Thu)

daylife

 ふと『STAR WARS Episode2』を観に行こうと思い付いて家を出る。いつも行くみなとみらいのワーナーマイカルだとギリギリに到着することになるので、久し振りに横浜のムービルで観ることにした。普通の映画館で映画を観るなんて何年振りだろう。
 結論からいって、失敗。もはやワーナーマイカル以外で映画を観れない体になったやもしれん。よくもまあ昔はこんだけ観にくい座席、貧弱な音響で満足してたなあ。ムービルの座席なんて殆ど段差ねえじゃん。これを痛い教訓にして、これからはワーナーマイカルで観れる映画はそっちで観ることにしよう。ま、映画は面白かったですけど。時間と金があればワーナーマイカルでもう一度観てもいいかな。感想は明日。
 『春の日は過ぎゆく』が明日までだったので観に行こうかとも思ったんですが、時間が合わなかった。ビデオかDVDで出ることを切に祈る。

 その後、劇団連中とミーティング。主に舞台関連。これだけ台本の上がりが遅れているので内心居たたまれない気持ちでいっぱいだった。でも誰からも責められず、安心というかより一層「書かねば」という思いに駆られる。今回は皆に救われてるなあ、と思いました。
 で、帰宅したのが夜中の1時過ぎなんで、今日はこれまで。

 『弱虫クルッパー』に誰も反応がなくて寂しい思いをしてたらMAQさんが反応してくれた。嬉しい。そうそう、熊倉一雄でしたよね。検索して調べてみたら、あの頃のカートゥーンアニメは粒の揃った声優さんを使ってますね。映画『スクービ・ドゥー』は吹き替え版があるなら熊倉一雄で。って無理か。

 満たしようのない飢えた思いで胸が苦しい。

Aug.16,2002 (Fri)

daylife

 なんだか書いてて見当違いの『Episode2』レビューになってしまった。ま、いっか。

 最近聞いてる曲でお気に入りはZONE『一雫』。彼女たちの真っ直ぐな歌声はオジサンの心には響くねえ。結構マジでウルウルきます。
 つじあやのの歌声を聴いていると熊谷幸子を思い出してしまうのは私だけでしょうか。

 おもむろに会社の鍵を渡される。気がつけば私以外、誰も残っていない。くそー契約社員なのにー。疲れた。寝よ。

 自爆。

『STAR WARS Episode2』[movie]

 まあ、今更何を言うことがあるのか、という『STAR WARS』シリーズの最新作。もはやオープニングで、あの壮大な音楽と共に「STAR WARS」の文字が現れただけでアドレナリンが放出されてしまう身であるので何をか況や。
 ズバリ、面白かったです。多くの人がシリーズ最高と崇めるのもわかる気がします。それを踏まえた上で。以下のレビューはネタバレだらけです。知ったとしても大勢に影響はないと思いますが、なるべく知識を入れたくないという人は読まないほうが賢明。

 本作は前作『Episode1』から10年後という設定。機械ヲタクのガキだったアナキンは、師匠オビワンの元でジェダイの修行中。ナブーの女王だったアミダラは現在では元老院の議員となっており、軍事問題における共和国内部の内輪もめに巻き込まれ命を狙われていた。オビワンとアナキンは、アミダラを護衛するためヨーダ達ジェダイ評議会に呼び出される。
 早速、暗殺されそうになるアミダラ。オビワンとアナキンは暗殺者を追うが、黒幕を吐かせようとしたその時、暗殺者は何者かに殺される。その後、オビワンは暗殺の黒幕探しへ。アナキンはナブーに戻り身を隠すアミダラの警護に当たる。
 だが、アミダラ暗殺の背後には銀河系全体を揺るがす陰謀が。そして、母の危険を察知したアナキンは評議会の忠告を破り、アミダラと共にタトゥィーンに向かう。

 みたいな。本作の核となるのはなんといってもジェダイのパダワンであるアナキンが、如何にしてダークサイドに取り込まれ、将来的にダースベイダーになるかの伏線である。でまあ、その要因としてアミダラとの恋(ジェダイは執着してはいけない)、母の復讐なんかがエピソードとして描かれる。
 なんだけど、要はアナキンはマザコン(大体アミダラといくつ違うんだよ)で、そこから抜け出れなかった、ってことです。ただの札付きのワルとあまり変わりません(いきなり女性の生肌に触るか?普通)。すぐにプッツンキレる最近の若者といった方がいいかも。とても10年間ジェダイの修行をしてきた青年とは思えません(何を学んできたのだ)。おまけに自分のフォースに自信があるだけ(実際に才能もあるし)始末が悪い。ダークサイドに落ちて当たり前というか、正直ダースベイダーがこんな奴だったとは肩透かしです。つーかオビワンの師としての技量にも疑念が湧いてきます。10年間何を教えてきたんじゃい、みたいな。旧三部作でアレック・ギネス演じるオビワンの大ファンである私としては、少々寂しいですが、アナキンという失敗があったからこそ彼はジェダイを引退してたんだな、と納得してしまう部分もありました。

 上記のオビワンとアナキンのことも含めて、今回で一番驚いたのはジェダイが思っていたよりも遥かに人数が多かったこと(養成学校まであるなんて)。で、やっぱりその分だけ希少価値度は薄れているかのように弱いジェダイもいたりする。ジャンゴ・フェットに一発でやられちまうジェダイがいるのはある意味ショックでした。アナキンがダークサイドに落ちていく、ということをわかりやすくするせいか、これまで描かれていたジェダイ像が一気にレベルダウンした気がします。ジェダイも人間なんだよ、というのを強調しすぎたというか。個人的にジェダイという存在をもっと絶対視していたので、それが残念だったかなあ。

 よかったな、と思うのはテンポがよくないところはあるものの、展開がとにかく速いこと。

「こうしましょう」
「OK。じゃ行くぜ」

とか、

「次の任務はこれだ」
「了解。マスター」

 という感じで全てがスピーディー。星から星へと物語りは目まぐるしく展開。少々目は疲れますが、飽きないことは確か。二箇所から三箇所でイベントが並行して描かれるので、それも展開の良さに一役買ってましたね。この辺りが、皆さんの評価が高い理由なんじゃないでしょうか。ごちゃごちゃ会話したりはしない。即行動。それだけに細かい人間像を描けなかったという弱点にもなってるんですけどね。その辺で一番気になってるのはアミダラはアナキンのどこに惚れたの?ってことかな。アミダラはブラコンだったのでしょうか。それとも自分に言い寄る不良に憧れる女子中学生と同じレベルだったってことでしょうか。つまるところ母性愛、ってことなのかな、とは思いますが。

 その他に思ったこと。噂どおりヨーダはメチャ強かった。杖突く必要性はどこに。ライトセーバーの色ってあんまり意味はないのね。ずっとあると思ってたよ。それだけにメイス・ウィンドゥのパープルのライトセーバーは「他の奴とは違うぜ」というこだわりを感じました。
 確かに旧三部作、それも二作目以降に繋がる伏線は張られまくりでした。でも見落としてる部分もたくさんありそうだから、もう一回観ようかな、とも思ってます。それと、解決されてない(と思われる)部分も結構あったな。結局クローンは誰が何のために製造依頼したのか。戦いを避けていたヨーダ達評議会がクローンをあっさり利用したのはなんでか。ジャンゴ・フェットはクローン側だったのに、どうしてデューク側に着いたのか。などなど。次回作で知らされることも多くあるのかもしれませんが。
 次回作に求めるのは、もう少しアナキンが成長して、ダースベイダーとなるに相応しい男になって欲しい。オビワンにもしっかりして欲しい。ユアン・マクレガーがどうにも頼りになる男に見えないのが原因かもしれないけど。

それにしてもアンソニー・ダニエルズとか、ケニー・ベイカーは今でもホントにC-3POやR2-D2の中に入ってるのか?。

Aug.17,2002 (Sat)

daylife

 今夜は徹夜で台本執筆の予定なので簡単に。<寝るなよ。

 巷(私の巷は狭い)で噂の政宗九さんのサイト企画政宗への100くらい77の質問での発見(という程のものではない)。質問者はアンケートの回答として「好きなモーニング娘。のメンバーは?」に答えるのだが、質問者の解答を見るとなっちがいない!。いやー、驚きましたね。これでなっち派はアンケートに答えない法則というのが証明されたのでしょうか(ないない)。当然、私はなっち派です。

涅槃の読書模様

 『理由』宮部みゆき【→bk1へ】読了。ある意味で直木賞は納得至極。自分的には宮部ベスト5には入りません。ベスト10でもギリギリかな。つまらないってことではないけど、自分が宮部みゆきに求めているものとは違う。読み終わって思うところは色々ありますが、それはまた後日。

Aug.19,2002 (Mon)

daylife

 叙述トリック(誤用)が看破されてしまった。政宗九さんスマンです。

 えびすさんの日記を読んで思ったこと。現代の子供達の懐事情はともかく、今も昔も子供にとって映画料金は高すぎると思う。私が映画館で映画を観ていた最盛期というのは実は中学生の頃だったのだが、物凄く苦労した。それこそ電車賃だけでも泣きたくなったほどだ。今はレンタルビデオも普及してるし、ビデオデッキだってあるからテレビで放映された映画を撮って観ることができる。しかし当時はそんなものないから映画は映画館でしか観れなかった。だから、二番館で二本立ての映画を観たりもしたけど。ああいう経験は今の子供はしてないよね、きっと。というか二番館なんか殆ど存在しないけど。
 論点がズレてますな。もっとズレますけど。昔から思ってたことだけど日本という国は文化というものを簡単に入れにくい仕組みになっている国だよなあ、と。特に子供にとっては映画だって本だって容易く手に入れられる料金じゃない。親に理解があって、そういうものに触れる機会を作ってあげたりでもしなければ現実的に手が届かないと思う。個人的にはマンガという文化が日本で隆盛を誇っているのは、質的なものもあるけどお金の問題が大きいんじゃないかな、と思います。ホラ、話がズレっぱなしだ。
 川淵日本サッカー協会会長の台詞じゃないけど、草の根サッカーみたいに映画という分野ももっと文化として根付かせるようなことを考えないと、いつまでたっても日本映画はダメとか言われ続けてしまう気がする。個人的には死に体の中でも頑張ってる人達はいると思うけど、文化としては斜陽だよね。
 というわけでズレたまま修復することなく終わります。激烈に眠い時にはろくなことが書けない。普段も似たようなものだが。
 追伸:幼い頃、田舎(尾張一宮)に帰るのが楽しみだった理由の一つは名古屋だとロードショーも二本立てで観れるからだった。

 ついで(?)にも一つ反応。私もA・J・クイネル『サン・カルロの対決』は読んでません。それと代表作といってもよい『メッカを撃て』も読んでいないのだった。最後の楽しみみたいにとってある二冊である。
 そういえば2年くらい前に覆面作家(*1)だったクイネル『EQ』誌で身元をバラしたインタビュー記事が載ったと誰かに聞いた。読んでみたいような読みたくないような。身元を明かしたってことは新作はどうなるんだろう…。

 さっさと寝ろ <自分。

涅槃の読書模様

 『飛龍伝』つかこうへい読み中。小説だ。当たり前だが舞台とは違う。小説だ。


*1: 取材時の身の安全を確保するため、という理由から

Aug.20,2002 (Tue)

daylife

 アルバイト(*1)がアルバイトの面接をするという不思議。
 今日は一日中面接で、精神的にめっさ疲れました。不況のせいかアルバイトに応募してくる人の年齢が予想以上に高くて、それもまた疲れた。自分よりも年上で経験も豊富であろう、下手するとスキルも上であろう人に偉そうに業務説明するなんてなあ。面接受けてる人よりもよっぽど私の方が緊張していた。もう面接官は懲り懲りである。

 FromAに募集広告を載せたのだが、最近のFromAはWebからでも応募が出来る。しかし、本気で採用されたかったら絶対に電話にするべき。Webからの応募は気分的にも楽なのか、大量の応募があった。やや時給は高かったとはいえ、名も知られていない会社のアルバイトに100人近くがWebから応募してくるのだ。これではいちいち吟味する気になんかとてもじゃないがなれない。結局、電話で応募してきた人がこちらも対応が楽で、自ずからそちらが優先される。
 Webからの応募でも、FromAのサイトにある応募フォーマットで応募するよりも、会社のアドレスが掲載されている場合は直接そちらにメールする方が絶対にいい。いやでも見ざるをえないからだ。今日面接した人はそういう人達ばかり、というか、だけ。

 選考はまあ、それなりにすんなり行ったのだが、不採用の通知を出すのがまた億劫極まりない。誰が出すのかたらい回しにした結果、なんとか逃げましたけど。採用の電話するのだけでも気疲れするのよ。

 しかしまあ、アルバイトの人には週5で常駐して下さい、と言いつつ、言ってる本人が週3勤務っていうのもなあ。下に人が着くっていうのは私にとっては結構苦痛。来週から疲れる日々が始まりそうです。

文化の土壌

 やっぱりスポーツにしろ芸(術)にしろ、文化というものはどれだけ根付いているかで、その土壌から生まれてくるものの質が決まってくるのではないだろうか。質が上がれば、自然とその文化は活況を呈すると思うけど、それまでは根付かせる努力というものがやっぱり必要だよなあ。
 昨日の日記を受けて友人が送ってきたメールでも「映画やコンサートは高すぎる」という意見でした。ま、ブルーノート聴きに行く小学生とかいたらそれはそれでちょっとイヤだけど。クラシックとかとてもじゃないけど子供が聞きに行ける値段じゃないしなあ(*2)。情操教育もなにもあったもんじゃない。
 以前にも引用したジーコの言葉。

 スーケルやロナウドのような選手が日本にいないことを嘆いても仕方がない。彼らのような選手は突然現れるものでもなければ、作り出すものでもない。その国にどれだけサッカーが文化として根づいているのか、その土壌が彼らのような選手を生み出すのだ。

 深い。だからこそ彼には代表監督して大いなる希望を抱いてしまう。

涅槃の読書模様

 『飛龍伝』つかこうへい読み中。胸が締め付けられるように苦しい。やはりこの人は凄い人だ。


*1: 名前だけは契約社員だが
*2: 地方のフィルの公民館公演くらいだったら行けるんだろうが

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